液体微粒化部会

お知らせ
News
2024 年度をもって日本液体微粒化学会を解散しました.2025年度より日本液体微粒化学会の諸活動を一般社団法人日本エネルギー学会液体微粒化部会に承継いたしました.
「ILASS-ASIA 2025」Tainan, Taiwan, Oct. 26-30, 2025 のお知らせ
2025年10月26日-30日に Tainan, 台湾で開催されます
ILASS-ASIA2025, 23rd Annual Conference on Liquid Atomization and Spray Systems-Asia のご案内です.
学会URLもご参照ください.
<Deadline for paper submission, Early-bird registration>
– 2025/06/01 : Abstract submission deadline
– 2025/06/20 : Paper acceptance notification
– 2025/08/15 : Early-bird registration deadline
– 2025/06/20 : Paper acceptance notification
– 2025/08/15 : Early-bird registration deadline
微粒化シンポ開催のお知らせ
本年度の第34回微粒化シンポジウムは,日本液体微粒化学会が日本エネルギー学会と統合して初めて開催するシンポジウムとなります.
下記の日程での開催を予定しております.是非ご参加をご予定くださいますようよろしくお願い申し上げます.
第34回微粒化シンポジウム
開催日:2025/12/9(火)-12/10(水)
開催場所:芝浦工業大学 豊洲キャンパス内
目的
微粒化に関連した技術や研究を行っている会員の皆様の相互交流を図るとともに,会員の皆様に有益な微粒化関連情報の収集と発信を行い,もってエネルギー技術の発展に寄与する。
活動方針
1. 微粒化に関連する情報の収集と発信を行うとともに,見学会等を企画し,会員の皆様の研究・開発のサポートを行う.
2.「微粒化セミナー」(毎年開催)を企画する.
3. 「微粒化シンポジウム」を主催する.
4. 微粒化に関する新技術を発掘し,研究開発のサポートを行うと同時に,国の委託研究 申請のアドバイス等を行う.
2.「微粒化セミナー」(毎年開催)を企画する.
3. 「微粒化シンポジウム」を主催する.
4. 微粒化に関する新技術を発掘し,研究開発のサポートを行うと同時に,国の委託研究 申請のアドバイス等を行う.
部会長挨拶
神戸大学の宋明良です。2025年度日本エネルギー学会液体微粒化部会の部会長を拝命しました。宜しくお願いします。
さて、かねてより協議を進めて参りました日本液体微粒化学会の事業引継が完了し、4月1日までに142名の方が新しく部会員になられました。新部会員の皆様を歓迎します。
会員急増と事業引継を受けて、組織を体系化し、執行部や幹事会などを新設し、従来の微粒化セミナーと微粒化シンポジウムに加えて、研究助成、勉強会、国際連携、Tanasawa賞、Hiroyasu賞、各種表彰、情報発信などの日本液体微粒化学会事業を発展させて取り組む計画です。
学会枠組の環境変化および科学技術を取り巻く世界的環境の激動の中で、上記事業の円滑な再始動および新しいヒトとモノの活躍環境構築が今年度の目標です。数十年間主に自動車産業に牽引されてきた液体微粒化技術ですが、レーザー、高速度カメラ、オープンソースソフトウェア、AIなどの進化と普及などの追い風を受けて、産業横断型技術である強みが発揮できると信じています。
なお、液体微粒化部会は国際的にはILASS-Japanを引き継ぎ、飛躍的発展拡張を続けるILASS-Asiaの中核を担い、ILASS-EuropeおよびILASS-Americasと3本柱でILASS-Internationalを牽引します。小職は昨年から3年間ILASS-Internationalの副会長を拝命しており、皆様の世界でのご活躍を支援させて頂きます。近い将来、若手の皆様に世界を牽引するバトンが回ってきます。
さあ、今を共に駆けましょう。
第6代液体微粒化部会長 宋 明良(神戸大学)
2025年4月
部会委員
当委員会では燃料のみならず一般の液体全般についての微粒化を対象としております。また,メンバーは基礎研究,微粒化応用研究,計測技術,評価技術,ノズル設計等さまざまな立場で微粒化に関わっております。さらに,本学会が母体となって設立された微粒化学会との連携もあり,国内外の微粒化研究者とのネットワークもございます。従いまして,微粒化に関連するさまざまな技術相談,情報提供の希望がございましたら,下記に問合せ先にご相談下さい.
お問い合わせ先
atmize @ jie.or.jp
atmize @ jie.or.jp
氏名 | 所属 |
---|---|
天谷 賢児 | 群馬大学大学院 理工学府 |
荒木 幹也 | 群馬大学大学院 理工学府 |
壹岐 典彦 | 産業技術総合研究所 |
伊藤 光紀 | (株)IHIエアロスペース |
井上 智博 | 九州大学 |
大嶋 元啓 | 富山県立大学 工学部 |
尾形 陽一 | 広島大学大学院 先進理工系科学研究科 |
河原 伸幸 | 岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域 |
窪山 達也 | 千葉大学大学院 工学研究院 |
小橋 好充 | 岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域 |
駒田 佳介 | 福岡工業大学 工学部 |
斎藤 寛泰 | 芝浦工業大学大学院 工学研究科 |
斉藤 学 | (株)アイアールエス |
佐々木 裕康 | (株)ナックイメージテクノロジー |
佐藤 圭峰 | マツダ(株) |
座間 淑夫 | 群馬大学大学院 理工学府 |
瀬尾 健彦 | 近畿大学 理工学部 |
宋 明良 | 神戸大学大学院 海事科学研究科 |
田中 康恵 | 日本カノマックス(株) |
辻本 博雄 | (株)デンソー |
野村 浩司 | 日本大学 |
林 潤 | 京都大学 大学院 エネルギー科学研究科 |
冬頭 孝之 | 豊田中央研究所 |
堀 司 | 大阪大学大学院 工学研究科 |
松村 恵理子 | 同志社大学 理工学部 |
山下 勇人 | (株)SOKEN |
技術相談
微粒化部会では微粒化および噴霧利用に関連した新技術の開発研究をサポートいたします.技術情報の提供,研究者の紹介,研究開発のアドバイス,委託研究などさまざまなレベルでの協力を行います.また,エネルギー学会は経済産業省の管轄する学会として,これまで,同省が推進する種々の先端的研究に協力してまいりました.このような学会の特質を活かして,経済産業省やなどの研究開発プロジェクト等への予算申請等も可能です.ぜひとも微粒化に関連する新技術のご提案をお待ちいたしております.
協力項目
1.技術情報の提供関連する国内外の種々の研究成果や技術情報を可能な限りご提供いたします.
2.研究者の紹介
開発研究に関連する研究者をご紹介いたします.
3.研究開発へのアドバイス
研究開発でお困りのことがある場合,技術的な相談に可能な限りお答えいたします.
4.委託研究の受け入れと斡旋
研究を委託して行いたいとき,適切な研究者や研究組織をご紹介いたします.
5.研究助成の支援
NEDO等への申請のお手伝いを致します.プロジェクト研究に微粒化部会をご利用ください.
6.その他
微粒化や噴霧に関することでしたら,どのようなことでもご相談ください.
お問い合わせ先
atmize @ jie.or.jp
活動実績(微粒化セミナー)
- 第18回微粒化セミナー(令和6年 月 日:東京都立産業技術研究センター東京イノベーションハブ)- 日本液体微粒化学会と共同主催・・・・【実施報告】
- 第15回微粒化セミナー(令和元年11月15日:東京都立産業技術研究センター東京イノベーションハブ)- 日本液体微粒化学会と共同主催
- 第14回微粒化セミナー(平成30年11月1日:東京都立産業技術研究センター東京イノベーションハブ)- 日本液体微粒化学会と共同主催
- 第13回微粒化セミナー(平成29年12月1日:全国家電会館(東京都文京区))- 日本液体微粒化学会と共同主催
- 第12回微粒化セミナー(平成28年11月18日:全国家電会館(東京都文京区))- 日本液体微粒化学会と共同主催 ・・・・・ 【実施報告】
- 第11回微粒化セミナー(平成27年11月27日:宇宙航空研究開発機構(JAXA)調布航空宇宙センター)- 日本液体微粒化学会と共同主催
- 見学会-宇宙航空研究開発機構(JAXA)・調布航空宇宙センター(平成27年10月26日)
- 第10回微粒化セミナー(平成26年11月18日:全国家電会館(東京都文京区))- 日本液体微粒化学会と共同主催
- 第9回微粒化セミナー(平成25年9月17日:全国家電会館(東京都文京区))- 日本液体微粒化学会と共同主催
- 第8回微粒化セミナー(平成24年9月21日:全国家電会館(東京都文京区))- 日本液体微粒化学会と共同主催
- 第7回微粒化セミナー ―手軽にできる微粒化計測―(平成23年12月 2日:全国家電会館(東京都文京区))- 日本液体微粒化学会と共同主催
- 第6回微粒化セミナー(平成22年9月15日:国士舘大学世田谷キャンパス)- 日本液体微粒化学会と共同主催
- 第5回微粒化セミナー(平成21年9月2日:芝浦工業大学豊洲キャンパス)- 日本液体微粒化学会と共同主催
- 第4回微粒化セミナー(平成20年9月2-3日:日本大学理工学部駿河台キャンパス)- 日本液体微粒化学会と共同主催
- 第3回微粒化セミナー(平成19年9月5-6日:日本大学理工学部駿河台キャンパス)- 日本液体微粒化学会と共同主催
- 見学会-JAXAを訪問(平成18年10月30日:(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)・航空宇宙技術研究センター)
- 第2回微粒化セミナー(平成18年9月12-13日:東京工業大学大岡山キャンパス)- 日本液体微粒化学会と共同主催
- 微粒化研究会-液浸法をマスターしよう!(平成18年3月17日:慶応大学矢上キャンパス)- 日本液体微粒化学会と共同主催 ・・・・・ 【実施報告】
- 第1回微粒化セミナー[第17回液体微粒化講習会・第13回微粒化フォーラム](平成17年7月28-29日:慶応大学矢上キャンパス)- 日本液体微粒化学会と共同主催
活動実績(微粒化シンポジウム(第1回~第20回))
- 第1回微粒化シンポジウム (広がる微粒化の世界)開催年月:1992年12月
開催場所:慶應義塾大学(神奈川)
発表講演数:38
実行委員長:徳岡直靜(慶応義塾大学)
- 第2回微粒化シンポジウム (21世紀への挑戦)開催年月:1993年12月
開催場所:慶應義塾大学(神奈川)
発表講演数:39
実行委員長:橋本弘之(東北大学)
- 第3回微粒化シンポジウム (微粒化のマクロとミクロ)開催年月:1994年12月
開催場所:慶應義塾大学(神奈川)
発表講演数:45
実行委員長:藤本 元(同志社大学)
- 第4回微粒化シンポジウム (ウィングを拡げる微粒化の世界)開催年月:1995年12月
開催場所:同志社大学(京都)
発表講演数:51
実行委員長:藤本 元(同志社大学)
- 第5回微粒化シンポジウム (未来を拓く微粒化技術)開催年月:1996年12月
開催場所:慶應義塾大学(神奈川)
発表講演数:65
実行委員長:中島 健(神戸大学)
- 第6回微粒化シンポジウム (微粒化ネットワークの構築を目指して)開催年月:1997年12月
開催場所:神戸大学(兵庫)
発表講演数:50
実行委員長:中島 健(神戸大学)
- 第7回微粒化シンポジウム 第3回微粒化アジア会議 (微粒化科学への展開)開催年月:1998年12月
開催場所:群馬大学(群馬)
発表講演数:46(微粒化シンポ)
16(微粒化アジア会議)
実行委員長:新井 雅隆(群馬大学)
- 第8回微粒化シンポジウム (微粒化の付加価値)開催年月:1999年12月
開催場所:大阪大学(大阪)
発表講演数:28
実行委員長:山口 學(姫路工業大学)
- 第9回微粒化シンポジウム 第5回微粒化アジア会議 (微粒化基盤技術の確立)開催年月:2000年12月
開催場所:工業技術院(茨城)
発表講演数:26(微粒化シンポ)、25(微粒化アジア会議)
実行委員長:後藤 新一(機械技術研究所)
- 第10回微粒化シンポジウム (広がりゆく微粒化の世界)開催年月:2001年12月
開催場所:大阪市立大学(大阪)
発表講演数:37
実行委員長:東 恒雄(大阪市立大学)
- 第11回微粒化シンポジウム (微粒化の原点を探る)開催年月:2002年12月
開催場所:慶應義塾大学(神奈川)
発表講演数:48
実行委員長:徳岡 直靜(慶應義塾大学)
- 第12回微粒化シンポジウム 第8回微粒化アジア会議 (微粒会の進展と展開)開催年月:2003年12月
開催場所:東京工業大学(東京)
発表講演数:27(微粒化シンポ) 24(微粒化アジア会議)
実行委員長:畔津昭彦(東海大学)
- 第13回微粒化シンポジウム (微粒化技術の新しい展開)開催年月:2004年12月
開催場所:日本大学(東京)
発表講演数:40
実行委員長:林 茂(JAXA)
- 第14回微粒化シンポジウム (微粒化の可能性への挑戦)開催年月:2005年11月
開催場所:八戸グランドホテル(青森)
発表講演数:46
実行委員長:大黒 正敏(八戸工業大学)
- 10th International Conference on liquid Atomization and Spray Systems開催年月:2006年8月
開催場所:京都テルサ(京都)
発表講演数:245
実行委員長:藤本 元(同志社大学)
- 第15回微粒化シンポジウム 開催年月:2006年12月
開催場所:慶應義塾大学(神奈川)
発表講演数:42
実行委員長:稲村 隆夫(弘前大学)
- 第16回微粒化シンポジウム (広領域に広がる微粒化技術)開催年月:2007年12月
開催場所:大阪大学(大阪)
発表講演数:63
実行委員長:千田 二郎(同志社大学)
- 第17回微粒化シンポジウム 第12回微粒化アジア会議 (文化を創造する微粒化技術) 開催年月:2008年12月
開催場所:慶應義塾大学(神奈川)
発表講演数:34(微粒化シンポ)、28(微粒化アジア会議)
実行委員長:徳岡 直靜(慶應義塾大学)
- 第18回微粒化シンポジウム開催年月:2009年12月
開催場所:九州大学(福岡)
発表講演数:51
実行委員長:西田 恵哉(広島大学)
- 第19回微粒化シンポジウム(新分野を拡く微粒化技術)開催年月:2010年12月
開催場所:日本大学(東京)
発表講演数:39
実行委員長:志賀 聖一(群馬大学)
- 第20回微粒化シンポジウム開催年月:2011年12月
開催場所:広島大学(広島)
発表講演数:43
実行委員長:西田 恵哉(広島大学)
活動実績(微粒化シンポジウム(第21回~))
- 第21回微粒化シンポジウム開催年月:2012年12月
開催場所:東京工業大学(東京)
発表講演数:38
実行委員長:森吉泰生(千葉大学)
- 第22回微粒化シンポジウム 第16回微粒化アジア会議開催年月:2013年12月
開催場所:長崎大学(長崎)
発表講演数:34(微粒化シンポ)、52(微粒化アジア会議)
実行委員長:植木 弘信(長崎大学)
- 第23回微粒化シンポジウム開催年月:2014年12月
開催場所:弘前大学(青森)
発表講演数:40
実行委員長:稲村 隆夫(弘前大学)
- 第24回微粒化シンポジウム開催年月:2015年12月
開催場所:神戸大学(兵庫)
発表講演数:40
実行委員長:宋 明良(神戸大学)
- 第25回微粒化シンポジウム開催年月:2016年12月
開催場所:富山国際会議場(富山)
発表講演数:51
実行委員長:千田 二郎(同志社大学)
- 第26回微粒化シンポジウム開催年月:2017年12月
開催場所:産業技術総合研究所(東京)
発表講演数:33
実行委員長:壹岐 典彦(産業技術総合研究所)
- 第27回微粒化シンポジウム開催年月:2018年12月
開催場所:岡山大学(岡山)
発表講演数:32
実行委員長:河原 伸幸(岡山大学)
- 第20回微粒化アジア会議 第28回微粒化シンポジウム開催年月:2019年12月
開催場所:山口大学(山口)
発表講演数:37
実行委員長:三上 真人(山口大学)
- 第29回微粒化シンポジウム開催年月:2020年12月
開催場所:群馬大学(群馬:オンライン)
発表講演数:30
実行委員長:天谷 賢児(群馬大学)
- 第30回微粒化シンポジウム開催年月:2021年12月
開催場所:九州大学(九州:オンライン)
発表講演数:38
実行委員長:森上 修(九州大学)
開催年月:2022年12月
開催場所:日本大学(千葉)
発表講演数:38
実行委員長:野村 浩司(日本大学)
開催年月:2023年11月
開催場所:同志社大学(京都)
発表講演数:36
実行委員長:松村 恵理子(同志社大学)
開催年月:2024年12月
開催場所:広島国際会議場(広島)
発表講演数:37
実行委員長:尾形 陽一(広島大学)
微粒化シンポジウム優秀講演賞受賞者
第3回微粒化アジア会議および第7回微粒化シンポジウム(1998年)
- 賞状No.1Masato MIKAMI(山口大学)
The Role of Bubble Nucleation in Secondary Atomization of Liquid Mixtures by Microexplosion - 賞状No.2天谷 賢児(群馬大学)
液体噴流分裂現象の周波数解析(位相スペクトルによる非軸対称波の解析) - 賞状No.3Tsuneaki ISHlMA(群馬大学)
Time Dividing Analysis on Intermittent Fuel Spray - 賞状No.4酒井 寛朗(八戸工業大学)
自己制御機能を持った噴射弁の特性 - 賞状No.5川口 文悟(同志社大学)
減圧沸騰噴霧モデルによる液化CO2溶解燃料噴霧の蒸発過程解析
第8回微粒化シンポジウム(1999年)
- 賞状No.6赤松 史光(大阪大学)
非定常数値シミュレーションによる噴霧火炎の微細構造の解明 - 賞状No.7開田 英正(群馬大学)
同心二重円筒ノズルから噴出する液体噴流の挙動 -噴流表面波の実験観察と数値解析- - 賞状No.8脇坂 佳史(東京大学)
燃料噴射率形状と噴射圧力が非定常噴霧に及ぼす影響 - 賞状No.9倉地 克昌(ダイハツ工業)
ドップラ信号を用いたディーゼル噴霧分裂距離計測法の検討
第5回微粒化アジア会議および第9回微粒化シンポジウム(2000年)
- 賞状No.10Kyoungdong Min(Seoul University)
Measurement of Droplet Size Distribution of Gasoline Spray by Planar Image Technique - 賞状No.11Jungkuk Yeom(同志社大学)
Analysis of Diesel Spray Structure by Using a Hybrid Model of TAB Breakup Model and Vortex Method - 賞状No.12Dan Igra(東北大学)
An Experimental Study of Shock Wave Interaction with Tandem Oil Droplets - 賞状No.13上野 典彦(群馬大学)
微粒化のモデリングと保存方程式の導出 - 賞状No.14四竈 真人(東京大学)
燃料噴射率の周期的変動が燃料噴霧に及ぼす影響
第10回微粒化シンポジウム(2001年)
- 賞状No.15古谷 正裕(電力中央研究所)
革新的な超急冷・液体微粒化手法CANOPUSの開発と高粘性流体の微粒化 - 賞状No.16高木 大介(広島大学)
ガソリン噴霧内混合気濃度分布計測のための二波長レーザ吸収散乱(LAS)法 - 賞状No.17本司 大典(九州大学)
リターンノズルにおける旋回室内部の流動に関する研究 - 賞状No.18森吉 泰生(千葉大学)
液滴分裂モデルがスワールインジェクタの噴霧形成シミュレーションに与える影響
日本液体微粒化学会創立10周年記念論文賞
- 中村 誠,加島 秀雄,紀國 崇
加熱気化式二流体噴霧装置の開発 -構造と基本特性-
微粒化,Vol.3-1,No.5 - 田中 大輔,檜垣 智大,千田 二郎,藤本 元
混合燃料における減圧沸騰噴霧の数値解析
微粒化,Vol.8,No.21 - 大黒 正敏,酒井 寛朗,古館 仁,加賀 拓也,稲村 隆夫,丹野 庄二
自己制御機能を持つ二流体噴射弁の特性
微粒化,Vol.8,No.24
学会誌「微粒化」No.1(1992年8月発行)からNo.26(2000年12月発行)に掲載された論文(速報含む)50編の中から選定され、第10回微粒化シンポジウム(2001年12月開催)にて授賞された。
第11回微粒化シンポジウム(2002年)
- 賞状No.19松村 恵理子(トヨタ自動車)
直噴ガソリンエンジン用スリットノズル内の流れ解析 -10倍ノズルによる可視化解析(1)- - 賞状No.20舟川 知也(姫路工業大学)
ノズルから噴出する液柱からの滴生成に関する分子動力学シミュレーション - 賞状No.21増田 糧(豊田中央研究所)
円管の絞りに発生するキャビテーション流れの数値解析 - 賞状No.22野村 真輔(広島大学)
直噴ディーゼル機関用の群噴孔ノズルからの噴霧特性
第12回微粒化シンポジウム(2003年)
- 賞状No.23木村 真(東京工業大学)
LESによる非定常噴霧の乱流混合過程に関する数値解析 -非定常円形固気混相流の計算結果と実測値の比較- - 賞状No.24青木 文明(日本自動車部品総合研究所)
ポート噴射用インジェクタの噴霧分裂過程の解析 - 賞状No.25堀越 順(群馬大学)
衝突微粒化型ジェットエンジン用燃料噴射弁における壁面形状の効果
第13回微粒化シンポジウム(2004年)
- 賞状No.26宋 明良(神戸大学)
ノズル内キャビテーション流れの可視化とLDV計測 - 賞状No.27中島 光広(東海大学)
燃料噴射率の周期的変動が噴霧内部構造に及ぼす影響 - 賞状No.28松野 伸介(石川島播磨重工業)
Unlike型衝突噴流式ノズルの噴霧特性計測
第14回微粒化シンポジウム(2005年)
- 賞状No.29玉木 伸茂(近畿大学)
高分散・高貫徹力型ディーゼル噴射ノズルの実用化研究(第2報:雰囲気圧が高分散型微粒化促進ノズルの噴霧の微粒化に及ぼす影響) - 賞状No.30渡部 弘達(東北大学)
噴霧燃焼解析手法の検討 -噴霧流解析モデルおよび噴霧流初期条件の検討- - 賞状No.31沢村 利洋(八戸工業高等専門学校)
扇状高速水噴流状態におけるフラクタル次元
第15回微粒化シンポジウム(2006年)
- 賞状No.32関口 直樹(群馬大学)
液体CO2噴流に関する基礎的研究 - 賞状No.33Siti Nor Ain Musa(群馬大学)
高温気流中における尿素水の噴霧挙動 - 賞状No.34古川 諒一(同志社大学)
紡錘状炭酸カルシウムの形成に関する一次粒子凝集機構の検討
第16回微粒化シンポジウム(2007年)
- 賞状No.35鈴木 真人(日本大学)
バイオマス燃料液滴の蒸発・燃焼と微小重力実験装置の開発 - 賞状No.36高木 正英(海上技術安全研究所)
液滴数密度を考慮した噴霧モデルの改良 - 賞状No.37吉本 篤史(日本大学)
静電噴霧を用いた固体酸化物型燃料電池の薄膜電解質製作 - 賞状No.38三田 拓朗(東海大学)
レイリー散乱法によるディーゼル噴霧における燃料濃度分布計測 - 賞状No.39赤間 和樹(大阪大学)
バイオ液体燃料の噴霧火炎中におけるすす生成特性に関する研究(燃料種のすす生成特性への影響)
第17回微粒化シンポジウム(2008年)
- 賞状No.40棚橋 晃一(同志社大学)
定在波型ソノケミカル反応場における重質油の軽質化 - 賞状No.41及川 尚樹(日本大学)
対向流バーナを用いた液滴混在予混合気の燃焼速度に及ぼす伸長の影響に関する研究 - 賞状No.42中越 真一(岡山大学)
実用ガソリンインジェクタにおける微粒化過程の可視化(液糸分裂,液滴の衝突・合体挙動) - 賞状No.43小澤 佑輔(静岡大学)
フェムト秒レーザー加工光ファイバープローブによる微小気泡・微小液滴の計測
第18回微粒化シンポジウム(2009年)
- 賞状No.44後藤 俊介(千葉大学)
ブローダウン過給と燃料筒内直接噴射によるHCCI ガソリン機関の運転領域拡大 - 賞状No.45榊原 大和(大阪大学)
減圧沸騰微粒化を利用したナノ粒子合成 - 賞状No.46國分 冬樹(群馬大学)
フォトクロミック色素マーキング法による液膜微粒化現象の解析 - 賞状No.47茂木 宣昭(群馬大学)
壁面衝突型ジェットエンジン用燃料噴射弁の微粒化特性と燃焼特性に及ぼすノズル形状の影響 - 賞状No.48新城 淳史(宇宙航空研究開発機構)
液体燃料一次微粒化の詳細数値解析
第19回微粒化シンポジウム(2010年)
- 賞状No.49中村 紳哉(岡山大学)
非定常噴霧におけるレーザー誘起プラズマによる着火特性 - 賞状No.50横井 研介(Cardiff University)
水滴衝突(スプラッシュ)の数値的研究 - 賞状No.51井上 尊道(群馬大学)
サブマイクロメートル領域における多波長の直線偏光レーザを用いた粒径計測 - 賞状No.52羽鳥 総一(同志社大学)
LES解析を用いたディーゼル噴霧における分裂モデルの最適化
第20回微粒化シンポジウム(2011年)
- 賞状No.53大嶋 元啓(福井工業大学)
減圧沸騰噴霧の適用によるCVD新気化供給法の提案(新気化供給用噴射弁の作成) - 賞状No.54水嶋 祐基(静岡大学)
単一光ファイバープローブを用いた微小気泡・液滴計測時のプレシグナル検知による接触位置判定法 - 賞状No.55座間 淑夫(群馬大学)
高雰囲気圧力下におけるディーゼル噴霧の構造に関する研究 - 賞状No.56林 朋博(日本自動車部品総合研究所)
等倍モデルによるディーゼルノズル内流れと噴霧の可視化解析
日本液体微粒化学会創立20周年記念論文賞
- 今井 康雄,森吉 泰生(千葉大学),豊田 一樹(日産自動車株式会社)
2波長レーザビームスキャン法による燃料噴霧の気液濃度2次元定量計測
微粒化,Vol.13,No.44,pp. 141-150,2004 - 布目 佳央,田村 洋,小野寺 卓郎,坂本 博,熊川 彰長(宇宙航空研究開発機構),稲村 隆夫(弘前大学)
リセス付き矩形同軸型噴射器内の流動不安定現象
微粒化,Vol.18,No.61,pp. 25-35,2009 - 河原 伸幸,冨田 栄二,中村 紳哉(岡山大学)
非定常噴霧におけるレーザ誘起プラズマによる着火特性
微粒化,Vol.20,No.70,pp. 61-67,2011
学会誌「微粒化」No.27(2000年12月発行)からNo.70(2011年7月発行)に掲載された研究論文47編の中から選定され,第20回微粒化シンポジウム(2011年12月開催)にて授賞された。
第21回微粒化シンポジウム(2012年)
- 賞状No.57川口 達也(東京工業大学)
ダイナミック干渉画像法の測定精度に関する検討 - 賞状No.58井上 智博(東京大学)
微量気体噴射による衝突微粒化促進時の気流挙動 - 賞状No.59増田 糧(豊田中央研究所)
壁面衝突噴霧の燃料付着率推定法の検討 - 賞状No.60田渡 貴史(山口大学)
対向流拡散火炎に対する水噴霧の消火メカニズムの解明
第22回微粒化シンポジウム(2013年)
- 賞状No.61伊藤 光紀(株式会社IHI)
気流噴射弁内の液膜形成に空気流が及ぼす影響 - 賞状No.62米田 安那(同志社大学大学院)
減圧沸騰噴霧を用いたナノ粒子燃焼合成に関する研究 - 賞状No.63金子 堅太郎(日本大学)
高温・高圧力環境におけるパームメチルエステル液滴の蒸発温度履歴 - 賞状No.64加藤 昂大(東北大学)
高圧環境における気流噴射弁の噴霧粒径および噴霧形成過程に関する研究 - 賞状No.65青木 貴志(日本大学)
気孔率を増大させた固体酸化物形燃料電池燃料極上への電解質材料の静電噴霧堆積およびその性能試験結果
第23回微粒化シンポジウム(2014年)
- 賞状No.66松尾 建(広島大学)
トレーサLAS法によるディーゼル噴霧中の蒸気濃度分布の計測 - 賞状No.67佐々木 工典(東海大学)
ノズル噴口径と燃料噴射期間が噴霧燃焼に及ぼす影響 - 賞状No.68井上 将徳(岡山大学)
DISI機関におけるピストン頂面への燃料衝突およびプール燃焼の可視化 - 賞状No.69朴 啓太(広島大学)
平板に衝突する噴霧の燃料付着の計測
第24回微粒化シンポジウム(2015年)
- 賞状No.70大島 逸平(神戸大学)
平面液膜式気流微粒化過程の可視化実験 - 賞状No.71佐藤 大介(大阪大学)
二液式スラスタ内の衝突微粒化現象に対する光学計測 - 賞状No.72小橋 好充(金沢工業大学)
ディーゼル噴霧の乱流混合過程に関する実験的解析 - 賞状No.73窪山 達也(千葉大学)
直噴ガソリン機関の燃料噴霧衝突壁面における熱流束の測定
第25回微粒化シンポジウム(2016年)
- 賞状No.74蟹由 惇(同志社大学)
後処理用低圧スワールインジェクタ噴霧の挙動解析 - 賞状No.75川畑 諒太(神戸大学)
並行気流による平面液膜の分裂過程 - 賞状No.76加藤 千晶(日本大学)
FAME燃料液滴の二次微粒化過程に対するアルコール添加の影響 - 賞状No.77藤本 修平(海上・湾港・航空技術研究所)
Shear-tinning性が液滴の壁面衝突後の形状に及ぼす影響 - 賞状No.78松友 健一(株式会社 日本自動車部品総合研究所)
ディーゼル噴霧の運動量計測による壁面衝突噴霧の挙動解析
第26回微粒化シンポジウム(2017年)
- 賞状No.79大嶋 康太郎(同志社大学)
液滴内反応晶析による窒素ドープ酸化チタン中空粒子の作製と評価 - 賞状No.80藤田 彰利((株)豊田中央研究所)
高圧場におけるキャビテーション流れの気液圧縮性を考慮した数値計算 - 賞状No.81内富 真太郎(広島大学)
高温高圧下におけるガソリン噴霧の壁面衝突挙動と液膜形成
第27回微粒化シンポジウム(2018年)
- 賞状No.82中西 顕大(京都大学)
オイラー・ラグランジュ法を用いたクロスフロー型液体燃料微粒化現象の数値シミュレーション - 賞状No.83林 朋博(株式会社SOKEN)
等倍モデルによるガソリンノズル内流れと噴霧の可視化解析 - 賞状No.84藤原 巧(神戸大学)
三次元衝突噴霧火炎の壁面熱伝達に関するCFD
第20回微粒化アジア会議および第28回微粒化シンポジウム(2019年)
- Sanguk Lee (KAIST, Korea)
Influence of the ambient condition on the hollow cone spray in a constant volume combustion chamber - Yumi Uruno (Korea University, Korea)
Analysis of droplet evaporation by simulation of three-dimensional attemperator system - Jorge Duarte Benther (RMIT University, Australia)
Experimental Evaluation of Multi-Droplet Impingement over Superhydrophobic Surface - 賞状No.85豊田 健吾(室蘭工業大学)
超音波定在波が落下する液滴の微粒化特性に与える影響 - 賞状No.86藤門 優介(九州大学)
宇宙機エンジン用多要素衝突型噴射器の噴霧特性 - 賞状No.87川口 幹祐(九州大学)
仕様の異なる90°曲がりノズルから噴出するオイルジェット挙動
第29回微粒化シンポジウム(2020年)
- 賞状No.88長谷川 浩司(工学院大学)
音響場を活用した浮遊液滴の微粒化挙動 - 賞状No.89神谷 朋宏(岐阜大学)
シャドウサイジング法を用いた高Weber数流れでの液滴微粒化における粒径と数密度の測定 - 賞状No.90木村 一至(神戸大学)
インジェクタ寸法と噴孔数がミニサックノズル内ストリングキャビテーションに及ぼす影響
第30回微粒化シンポジウム(2021年)
- 賞状No.91佐古 憲孝(京都大学)
液膜に生じる核沸騰起因の気泡破裂および微粒化 - 賞状No.92疋田 航(九州大学)
高圧水による液体金属微粒化の高速度可視化と粉末径予測 - 賞状No.93XING Wenjing(広島大学)
二流体アトマイザ内部における波状液膜の形成と噴流の挙動
第31回微粒化シンポジウム(2022年)
- 賞状No.94金月 翔哉(神戸大学)
並行気流による平面液膜のバッグ破断後における縦しわの形成と微粒化過程 - 賞状No.95坂東 太郎(神戸大学)
燃料インジェクタ内壁面でのデポジットの堆積抑制と除去促進 - 賞状No.96此尾 友花(大阪大学)
真空中への噴霧による細胞の長期常温保存技術の開発 -赤血球の噴霧真空凍結乾燥-
第32回微粒化シンポジウム(2023年)
- 賞状No.97 内田奈緒(九州大学)
超音速気流による溶融金属アトマイズの高速シュリーレン撮影 - 賞状No.98 松田 大(同志社大学)
新規の高速液体噴流分裂モデルによるディーゼル噴流のシミュレーション - 賞状No.99 小垣 陽(鳥取大学)
針弁昇降機能付き拡大多噴孔ディーゼルノズルの構造が,内部流れおよび噴霧に及ぼす影響
写真コンテスト最優秀作品
第1回写真コンテスト 第10回微粒化シンポジウム 2001年 特選
第2回写真コンテスト 第11回微粒化シンポジウム 2002年 特選
西田恵哉 先生,李智根 氏(広島大学)
「スワールインジェクタからの液塊(Blobs)の分裂」
第3回写真コンテスト 第12回微粒化シンポジウム 2003年 特選
第4回写真コンテスト 第13回微粒化シンポジウム 2004年 特選
清水大輔 先生(工学院大学大学院)、壹岐典彦 先生(独立行政法人産業技術総合研究所)、江原拓未 先生(独立行政法人産業技術総合研究所)
「小型ターボジェットエンジンJ850(㈱ソフィアプレシジョン製作)に装着されている燃料噴射弁から液体燃料を室温静止大気中に噴射したときの噴霧」
小型ジェットエンジンJ-850((株)ソフィアプレシジョン製)の燃料噴射弁(10噴孔)の1噴孔から室温静止大気中に噴射した液体燃料の噴霧。噴孔内部のスパイラル状の溝により燃料に旋回が与えられる。噴射圧Piの高低に関わらずソリッドコーン状の噴霧となる。Pi=0.05MPaの条件では噴孔出口から10mm付近で微粒化がはじまり、下流に粗滴が観察される。
第5回写真コンテスト 第14回微粒化シンポジウム 2005年 特選
中川仁希 氏(同志社大学)、根来司 氏(同志社大学)、堀司 氏(同志社大学)、奥村宜宗 氏(同志社大学)、千田二郎 先生(同志社大学)、藤本元 先生(同志社大学)
「ディーゼル噴霧の噴射終了後の渦構造」
噴射終了後における非定常噴霧断面を撮影した。燃料に軽油を用い80MPaまで加圧し、大気圧場に噴射した。光源にNd:YAGレーザ、撮影系には拡大投影機と大判フィルムにより構成される自作カメラを用いている。大判フィルムを用いることで、液滴レベルの分解能を保ちながら広視野(ノズルから60mm)を確保することが可能である。本写真では、周囲気体に誘引される渦構造により、燃料液滴が分級される状態が捉えられている。
第6回写真コンテスト 第15回微粒化シンポジウム 2006年 特選
第7回写真コンテスト 第16回微粒化シンポジウム 2007年 特選
第8回写真コンテスト 第17回微粒化シンポジウム 2008年 特選
堀司 氏(同志社大学)、田中博 氏(同志社大学)、入江恭介 氏(同志社大学)、千田二郎 先生(同志社大学)、藤本元 先生(同志社大学)
「Large Eddy Simulation によるディーゼル噴霧内の三次元乱流渦構造の可視化」
本画像は、Large Eddy Simulation より定容容器内に形成される非蒸発ディーゼル噴霧を計算し、計算結果より噴霧液滴(黒点)、速度勾配テンソルの第二不変量による三次元乱流渦(白)、噴霧上流域からの流線を可視化したものである。噴霧内には噴流と同様の三次元乱流渦構造が存在し、この渦構造によって噴霧液滴が分級される結果、ディーゼル噴霧の不均一構造が形成される。さらに、噴孔近傍から衝撃波が生じ、噴霧下流域方向へ放射状に広がる様子が計算されている。
(噴射開始からの時間:1.4 ms、噴射圧力:77MPa、ノズル直径:0.20 mm、雰囲気温度:300 K、雰囲気圧力:17.3 kg/m3
(噴射開始からの時間:1.4 ms、噴射圧力:77MPa、ノズル直径:0.20 mm、雰囲気温度:300 K、雰囲気圧力:17.3 kg/m3
第9回写真コンテスト 第18回微粒化シンポジウム 2009年 特選
坂東幸輔 氏(大阪産業大学)、高城敏美 先生(大阪産業大学)、服部廣司 先生(大阪産業大学)、成宮喜久男 先生(大阪産業大学)
「液体噴射初期の発達過程」
右図は単円孔ノズルから雰囲気圧力0.1MPaの窒素中へ軽油をノズル開弁圧32MPaで噴射した場合の実験写真である。噴射先端から細い液柱が伸びている様子が観察される。このような実験を公式に発表された例を筆者は知らない。では、どのようにしてそのような液柱が発せられるのだろうか、数値解析で調べてみた。
左図は同様の条件で数値解析を行った結果である。ノズル入口(内径0.3mm)は写真の上流2mmの位置で、液の初期条件として平坦な速度分布を与えた。ノズルを出る頃には先端外周部から液が伸び、さらに、中心部と外周部に分かれ、中心部へ伸びた液が衝突することによって、下流方向に細い液柱が伸びるとともに、上流側にも細い液柱が伸びることが解った。また、外周部へと向かう液が液滴となっている。
計算で予測するには、特に工夫をしていない。ただし、空間刻みが軸方向、半径方向ともに2μm、時間刻みが1.0e-9secであり、比較的小さいと考えられる。
第10回写真コンテスト 第19回微粒化シンポジウム 2010年 特選
第11回写真コンテスト 第20回微粒化シンポジウム 2011年 特選
鈴木孝司 先生、荒井翼 氏(豊橋技術科学大学)
「液膜のモンロースカート」
スワールアトマイザーから噴出した高粘性液体の中空円錐状液膜の挙動の瞬間写真(パルスレーザーの透過光による)。液体は不凍液ナイブライン(60wt%プロピレングリコール水溶液、動粘度8.96mm2/s、表面張力53.5mN/m)、ノズルはDelavan社の灯油バーナー用60°A-0.85、雰囲気は静止した大気。
高粘性液体の液膜も、通常の液体と同様にK-H不安定によりはためくように変動して分裂に至る。しかし、高粘性液体の液膜は通常液体よりも分裂しづらいため、液膜が長く大きく広がり、時折、風でスカートが捲れ上がるような挙動を示す。
高粘性液体の液膜も、通常の液体と同様にK-H不安定によりはためくように変動して分裂に至る。しかし、高粘性液体の液膜は通常液体よりも分裂しづらいため、液膜が長く大きく広がり、時折、風でスカートが捲れ上がるような挙動を示す。
第12回写真コンテスト 第21回微粒化シンポジウム 2012年 特選
神田智行 氏(山口大学)、瀬尾健彦 先生(山口大学大学院)、三上真人 先生(山口大学大学院)
「スカート内の液滴達のたわむれ」
渦巻噴射弁 (Delavan,60°A-0.2)を用いてシリコーンオイル(KF-56A)を噴射圧Pinj=0.2 MPaで大気圧下に噴霧させた場合の噴射口近傍での画像である。液膜が中空となり下流で閉じ、その内部に無数の軌跡が見て取れる。
これは、下流部の液膜端部で生成された無数の液滴が中空液膜内部において不規則に動き回ることによって描き出されたものである。このような現象は、噴射圧Pinj=0.2 MPaで大気圧下に噴霧させた場合のみ観察された。この様はまるで紡錘形状をしたスカート内を液滴達が自由にたわむれているようである。
これは、下流部の液膜端部で生成された無数の液滴が中空液膜内部において不規則に動き回ることによって描き出されたものである。このような現象は、噴射圧Pinj=0.2 MPaで大気圧下に噴霧させた場合のみ観察された。この様はまるで紡錘形状をしたスカート内を液滴達が自由にたわむれているようである。
第13回写真コンテスト 第22回微粒化シンポジウム 2013年 特選
第14回写真コンテスト 第23回微粒化シンポジウム 2014年 特選
第15回写真コンテスト 第24回微粒化シンポジウム 2015年 特選
渡邉大貴 氏(明星大学)、藤本修平 先生(海上技術安全研究所)、緒方正幸 先生(明星大学)、熊谷 一郎 先生(明星大学)
「エアレス塗装機における非Newton流体の液膜分裂挙動」
船舶塗装等で使用されるエアレス実機における液膜分裂挙動の可視化結果である。試験液体として実際の船舶用塗料に近いshear-thinning特性を有するKelzan ST水溶液を使用した。低濃度の0.1 wt%では液膜がすみやかに分裂し良好な微粒化状態となるが、高濃度の2.0 wt%では液膜は糸を曳くような分裂挙動を示し微粒化が阻害される。塗料特有の非Newton性が液膜分裂形態、ひいては液滴が衝突して形成される塗装面の品質(平滑度)に大きな影響を与えていることを示す興味深い結果である。
第16回写真コンテスト 第25回微粒化シンポジウム 2016年 特選
酒谷昇吾 氏(同志社大学)、丹羽晶大 氏(同志社大学)、蟹由 惇 氏(同志社大学)、松村 恵理子 先生(同志社大学)、 千田 二郎 先生(同志社大学)
「スワール噴霧の液膜分裂過程および内部構造」
スワール噴霧の分裂過程および内部構造を撮影した。スワール噴霧は旋回力を与えられた状態で噴射されるため、液膜は遠心力により広がりホロコーン形状になる(t/tinj=1.0)。液膜が広がる際にホロコーン内部は負圧になるため、噴射終了後に微小液滴が噴霧内部に取り込まれる現象が捉えられている(t/tinj=3.0)。また、光源にNd:YAGレーザ、撮影系に拡大投影機および大判フィルムを用いた自作カメラを用いて噴霧根元の拡大撮影を行った。液膜中に不規則に孔が発生し、液糸および液滴へと分裂する現象が捉えられている。
第17回写真コンテスト 第26回微粒化シンポジウム 2017年 特選
土田崇史 氏(広島大学)、大槻洸介 氏(広島大学)、尾形陽一 先生(広島大学)、西田恵哉 先生(広島大学)、山本 亮 氏(マツダ)、中村 和博 氏(マツダ)、丸井 堅太郎 氏(マツダ)、横畑 英明 氏(マツダ)
「液膜から発生したBag-Breakup」
100mm×100mmの正方矩形管内気液二相流における液膜挙動をシャドウグラフ法で撮影した。液相に水、気相に空気を使用し、光源はストロボライトを用いた。写真下部の黒く映った膜が液膜であり、空気が30m/sで図内右から左に流れている。気液界面不安定性によって波が成長し、波頭が気相から受ける慣性力によって風船の様に膨らみ、本実験条件下では単一液滴と同様にBag-Breakupが生じることが確認された。
第18回写真コンテスト 第27回微粒化シンポジウム 2018年 特選
第19回写真コンテスト 第28回微粒化シンポジウム 2019年 特選
川口 幹祐氏(広島大学)、新田 吾一氏(広島大学)、 三村 渓太氏(広島大学)、西田 恵哉先生(広島大学)、中島 聖氏(マツダ)、山本 亮氏(マツダ)、幸徳 正信氏(マツダ)、尾形 陽一先生(広島大学)
「Shining stars in capillary instability」
Capillary instability is a quick phenomenon so that we can observe it to use high-speed camera. This liquid jet is issued by a 90-degree curved nozzle. Rhodamine fluorescent particles are dropped in the liquid. The jet is illuminated by an LED diffusion light from the back and an Nd-YAG LASER sheet from the side. We could take this picture at the best timing, bright and the best wave shape.
第20回写真コンテスト 第29回微粒化シンポジウム 2020年 特選
邢 文静氏(広島大学)、西田 恵哉先生(広島大学)、尾形 陽一先生(広島大学)、佐藤 一教氏(三菱パワー)、橋口 和明氏(三菱重工業)
「液バルーンの生成と分裂」
二流体噴射弁では、特定の条件で表面にたくさん皺(しわ)のバルーンが連続的に次々と生じ、破裂する特異な現象が見られます。夢や希望が膨らみ、乱され、しぼみ、そして割れる… 思うにまかせぬ人の世の変幻と儚さの一瞬を捉えたようにも思えます。
<撮影・実験条件>水流量 5g/s,微粒化用空気流量 0.09g/s. 背景散乱光(NAC製LED光源 70W), 撮影速度6130fps(NAC製カメラ), シャッター20μs, レンズ105mm, f/2.8
<撮影・実験条件>水流量 5g/s,微粒化用空気流量 0.09g/s. 背景散乱光(NAC製LED光源 70W), 撮影速度6130fps(NAC製カメラ), シャッター20μs, レンズ105mm, f/2.8
第21回写真コンテスト 第30回微粒化シンポジウム 2021年 特選
第23回写真コンテスト 第32回微粒化シンポジウム 2023年 特選
鎌田 祥彰氏(九州大学)、王 振英氏(九州大学)、井上 智博先生(九州大学)
「静と動」
静)透明なアクリル円管の内壁に,厚さ0.1mmの水液膜を均一に流下させると,重力と粘性力が釣り合って,平滑な液膜が形成される.やがて液膜が円管の下端に到達すると,表面張力によって円管中心に集合して,1本のリガメントから周期的に液滴が分裂する.
動)突如,円管中央に80m/sの発達した乱流気流を流す.すると,液膜は激しく波立ち,うろこ状の三次元波を形成する.円管の下端に到達した液膜は,気流剪断によって加速され,周方向に等間隔にリガメントを形成したのち分裂し,広範囲に液滴が飛散する.
カメラ:Photron AX100,円管内直径:20mm
動)突如,円管中央に80m/sの発達した乱流気流を流す.すると,液膜は激しく波立ち,うろこ状の三次元波を形成する.円管の下端に到達した液膜は,気流剪断によって加速され,周方向に等間隔にリガメントを形成したのち分裂し,広範囲に液滴が飛散する.
カメラ:Photron AX100,円管内直径:20mm
第24回写真コンテスト 第33回微粒化シンポジウム 2024年 特選
加藤 英人氏(弘前大) 三上 京介氏(弘前大) 宮川 泰明先生(弘前大) 三木 舜太氏(アネスト岩田) 城田 農先生(弘前大)
「空気をまとう銃 〜循環と直進の妙技〜」
エアスプレーガンでは、カップ外周のスリットから供給される高速気流が、カップ内部に剥離泡を形成する。中央から供給された塗料は、気流の循環流によってカップ表面を濡れ流れ、先端から放出される。そして、剥離泡の表面の高剪断流れに乗って伸長し、液糸へと分裂する。このような微粒化メカニズムが、高速度撮影と気流シミュレーションの融合により、この写真では可視化されている。塗料をターゲットに正確に吹き付けるための直進性と、剥離流を活かした微粒化技術の調和が、エアスプレーガンの美しい仕上がりと塗着効率の高さを実現している。
ATOMIZATION TECHNOLOGY ご案内
日本液体微粒化学会設立10周年記念事業として「アトマイゼーション・テクノロジー」を発刊いたしました。 熱工学・化学・環境・塗装・食品・薬品・金属・農業など微粒化を専門としない技術者にも最適の入門書です。微粒化の基礎を体系的に集めた「解説の部」と難解な専門用語をやさしく解説した「用語の部」の2部構成になっています。
購入方法
森北出版(株)のホームページ又は電話でご注文ください。
電話:03-3265-8342 (営業宣伝マネージメント部)
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