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燃焼部会

目的

燃焼部会と燃焼研究の重要性
最近,老舗学会と言われるほとんどは会員数の減少に悩んでおり,唯一自動車技術会が増加し続けていることを知った.学会の役員や委員会の上層部を構成する方々は,かつての停年付近かそれを越えた年齢で,したがって新しいものを吸収する意欲はもちろん人にもよるが,決して旺盛とは言えないであろう.そういう人たちのための学会は,ともずれば若い会員にとって魅力的ではないのかも知れない.自動車技術会のフットワークの高さはさすがメーカー主導を謳うだけあると感心させられる.すなわち,学会のニーズをいかに正しく汲み取り,それを活動に反映させられるかが重要ではないだろうか.さて,わが燃焼部会はどうか.燃焼学会との連携もなく,分野の近い微粒化部会との連携も目下実現していない.日本エネルギー学会のなかでの存在意義が問われている.それに私たちは真摯に答えなければならない.
いっとき,ガソリンエンジンは電気動力にとってかわられるとの風潮があった.製造業にあっては,モーターに切削加工はいらない.プレスだけでいいから,切削や研削加工,すなわち高度な工作は不要になるとまでささやかれた.しかし,ハイブリッドを入れた電気動力の導入は2030年においておおむね50%との予測が最近の自動車技術会で行われたフォーラムでだされている.心なしか燃焼関連を専攻する学生の就職も元に戻りつつあるように思える.かつて,MITのジョン・ヘイウッドは,内燃機関の歴史は古く,したがって多くのAlternativesが出現したと言った.ガスタービン,燃料電池,そしておそらく彼の目には今日のEVもその一つに写っているであろう.エネルギーの蓄積は人類の夢であると昔教わった.夢を追求する研究は重要であるが,現実を改善する努力を怠ってはいけない.

部会活動

平成29年度第一回

平成29年8月2日 12:00-13:00 第26回全国大会期間中ウインクあいちにおいて開催 
神原信志部会長,山崎博司幹事,ほか3名出席.見学会,燃焼の基礎に関する講習会開催を群馬県
太田市で調整することになった.また,HPに関する講習会への出席者を後日選出することになった.

メンバー

役職 氏名 所属
部会長 神原 信志 岐阜大学 工学部
幹事 山崎 博司 日本大学 生産工学部
幹事 桑原 隆 東京電力(株)技術開発研究所 機械システム技術グループ
委員 荒木 幹也 群馬大学理工学府
安達 隆夫 新日本石油(株) 中央技術研究所 燃料油グループ
景山 正人 新日本製鐵(株) 技術開発本部 先端技術研究所 エネルギー・環境基盤研究所
小熊 光晴 (独)産業技術総合研究所 新燃料自動車技術研究センター 新燃料燃焼チーム
徳岡 直静 慶應義塾大学理工学部 機械工学科
二宮 徹 (財)電力中央研究所 横須賀研究所 プラント熱工学部
持田 晋 日本ファーネス(株) 技術開発部
山岸 哲 東京ガス(株) 技術研究所
山崎 博司 日本大学 生産工学部 機械工学科
吉澤 善男 東京工業大学 原子炉工学研究所
顧問 河野 通方 元(独)大学評価・学位授与機構
小島 紀徳 成蹊大学 工学部応用化学科
  志賀 聖一 群馬大学 理工学府

お知らせ

『見学会』

2017年12月4日(月) 新潟原動機㈱ https://www.niigata-power.com/indexj.html,13:30 太田駅南口集合(東武線) 16:30同駅解散,終了後,懇親会(群馬大学理工学部太田キャンパス,にこにこ食堂).

『燃焼の基礎に関する講習会』2017年12月5日(火)群馬大学理工学部太田キャンパス(テクノプラザ太田,http://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0080-005sankei-kougyo/t-plaza-ota/)で実施.前日の見学会と共同開催.10:00-16:00, 修了証発行予定.

連絡先

燃焼部会HPに関するお尋ね等は,担当の志賀 聖一,shiga@gunma-u.ac.jpまでお寄せください.

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