本文へ移動
一般社団法人 日本エネルギー学会
〒101-0021
東京都千代田区外神田6-16-9 
外神田千代田ビル4階
TEL.03-3834-6456
FAX.03-3834-6458
URL.https:www.jie.or.jp

会長メッセージ

会長メッセージ

会長:齋藤 公児(さいとう こうじ)
日鉄総研株式会社 シニアフェロー

  「100 年の歴史を振り返り,次の 100 年を考えよう」
 Let’s Look Back on 100 Years of History and Think about the Next 100 Years
 この度,2021年2月 26 日の定時総会および臨時理事会を経まして,第 28 代会長に選任されました。本学会の会長職の責任の重さを強く感じています。
 2022 年には創立 100 周年を迎えるという長く輝かしい歴史を有する日本エネルギー学会は,まさに100年にわたり,我が国のエネルギーに関わる技術の発展,さらには人材育成について大きく貢献してまいりました。微力ではありますが,迫った100 周年記念事業に遂行に向けて,また次の100 年に向けての新たな一歩を,皆様とともに,伝統ある本学会の発展に精一杯努力して参りたいと存じます。
 10 年前の東日本大震災以降,一般社会においてもエネルギーに関して多くの議論が交わされ続けているようになっています。また昨今の世界的なコロナ禍の影響を受けつつも,真に持続可能な社会構築に向けて,地球温暖化防止等の環境保全,エネルギー資源の多様化,エネルギー自給率とコスト,安全性などの観点から,より一層の省エネルギーや資源循環を進めながら,化石エネルギー,再生可能エネルギー,原子力などのエネルギーミックスや対応技術を最適化することは,日本のエネルギー・環境政策に課せられた大きな課題です。特に,2020 年 10 月の菅首相の所信表明演説で 2050 年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指すと発表され,エネルギー基本計画の更なる見直しの中で電力の非化石化のみならず,運輸・産業界等でもより一層の化石資源使用の低減によって 2050年カーボンニュートラルを実現するロードマップを提示することが喫緊の課題となっております。
 このような情勢の中,エネルギーに関連する各分野において,専門的かつ幅広い情報,人脈を有する当学会は,「環境の時代における化石資源と再生可能エネルギーのそれぞれの役割とそれを支える技術」に関する情報発信が大切です。また財務・運営タスクフォースの提言に沿って財務を強化しつつ,諸活動を進めたいと思います。今後は更に,学と官と産,それぞれの強みを活かした産官学連携の強化を進めるとともに,他分野の学協会も含め,連携を一層強めた幅広い活動を展開してまいります。すべての学界構成員の皆さまと,日本エネルギー学会からの情報発信力を更に高めてまいりたいと思います。分野別に設置されている部会,地区別に設置されている支部からも益々活発に企画・運営していただき,更なる情報発信を期待いたします。
 次世代のエネルギー関連の研究者・技術者の育成も本会が果たすべき重要な使命の一つです。このような時代の変化に即応した課題の抽出・設定ができる人材がさらに強く求められています。長期的な視点に立ち,かつ,学生から企業の若手・中堅に至るまで連続した本会の人材育成施策がその重要性を益々増していきます。正会員や学生会員の皆様だけでなく,維持会員,賛助会員の企業の皆様に向けて,求められる人材育成に貢献できるように,エネルギー関連業界を取り巻く環境変化や社会からのニーズを敏感にキャッチし,より課題を明確することで,解決に向けて活躍できるような力を身に着けられるよう講演会,シンポジウム,講習会等の充実を図ってまいります。
 以上のように,激動する社会変化に対応すべく日本エネルギー学会の活動を推進してまいりたいと存じます。そのために会長としての責務を果たすには会員皆様のご協力が不可欠です。新たな 100 年に向けて,時代の流れに合致した有益な学会として今後も継続するための施策を打ち出してまいりたいと思います。皆様方におかれましても,当学会への絶大なご支援,ご尽力を賜れますよう,心よりお願い申し上げます。
TOPへ戻る