部会長挨拶
神戸大学の宋明良です。2025年度日本エネルギー学会液体微粒化部会の部会長を拝命しました。宜しくお願いします。
さて、かねてより協議を進めて参りました日本液体微粒化学会の事業引継が完了し、4月1日までに142名の方が新しく部会員になられました。新部会員の皆様を歓迎します。
会員急増と事業引継を受けて、組織を体系化し、執行部や幹事会などを新設し、従来の微粒化セミナーと微粒化シンポジウムに加えて、研究助成、勉強会、国際連携、Tanasawa賞、Hiroyasu賞、各種表彰、情報発信などの日本液体微粒化学会事業を発展させて取り組む計画です。
学会枠組の環境変化および科学技術を取り巻く世界的環境の激動の中で、上記事業の円滑な再始動および新しいヒトとモノの活躍環境構築が今年度の目標です。数十年間主に自動車産業に牽引されてきた液体微粒化技術ですが、レーザー、高速度カメラ、オープンソースソフトウェア、AIなどの進化と普及などの追い風を受けて、産業横断型技術である強みが発揮できると信じています。
なお、液体微粒化部会は国際的にはILASS-Japanを引き継ぎ、飛躍的発展拡張を続けるILASS-Asiaの中核を担い、ILASS-EuropeおよびILASS-Americasと3本柱でILASS-Internationalを牽引します。小職は昨年から3年間ILASS-Internationalの副会長を拝命しており、皆様の世界でのご活躍を支援させて頂きます。近い将来、若手の皆様に世界を牽引するバトンが回ってきます。
さあ、今を共に駆けましょう。
第6代液体微粒化部会長 宋 明良(神戸大学)
2025年4月