バイオマス関連行事報告
第51回化学工学会秋季大会
2020-09-24
第51回化学工学会秋季大会が2020.9.24-26にオンラインで開催されました。松村の聞くことのできた発表について紹介します。
ST-26[部会横断型シンポジウム] バイオマスの熱化学・生物化学的変換の最新技術
座長 中島田 豊（広島大）
V306 (弘前大院理工) ○(学)Aisikaer Anniwaer・ (学)Zhang Mengjuan・ 于 涛・(青森県工総研) 葛西 裕・ (弘前大地域戦略研) (正)吉田 曉弘・ (正)官 国清・(弘前大院理工) (正)阿布 里提
地域特性に応じた廃棄物系バイオマス利用に関する研究
地域のリンゴ廃棄物をメタン発酵し、食品廃棄物を水蒸気ガス化してエネルギー利用する検討。
V307 (群大理工) ○(正)野田 玲治・ Prima Zuldian
粘土および硅砂を流動媒体とするEFB流動層ガス化における凝集挙動
EFBを流動層ガス化するときに凝集が起きると流動化が止まってしまうことを懸念して、流動層にアルカリ金属を含む灰を添加する検討。
V308 (広大院先理) ○(正)松村 幸彦・ (広大院工) 藤原 芳樹
カルシウムを用いた水熱条件下における有機リンの分解沈殿特性
ATP水溶液をカルシウムを含む水溶液と水熱処理し、リンを沈殿として回収する実験的検討。
V309 (広大院工) ○(学)チャンスワン パッタラポン・ (広大院先理) 井上 修平・(正)松村 幸彦
超臨界水中におけるグアヤコールの変換に及ぼす異なる濃度の酢酸の添加効果
グアヤコールを酢酸と水熱処理する検討。
座長 松村 幸彦（広島大）
V314 (室蘭工大) ○(学)栗原 彬徳・ (正)安居 光國
白色腐朽菌Phanerochaete Chrysosporium由来Versatile Peroxidase生産条件の検討
バイオマスの有効利用のためにリグニンを分解するため、白色腐朽菌からリグニン分解酵素を得る検討。
V315 (広大院統生) 嘉手苅 昌矢・ 加藤 節・ 青井 議輝・ ○(正)中島田 豊
油脂嫌気消化菌叢の解析
油脂によるメタン発酵阻害の課題を解決するため、油を分解する微生物菌叢と、分解しない物を比較。
V316 (広大院統生) ○(学)小林 駿介・ 加藤 淳也・ (産総研) 和田 圭介・(広大院統生) 竹村 海生・ 加藤 節・ 青井 議輝・ (産総研) 松鹿 昭則・ 村上 克治・ (広大院統生) (正)中島田 豊
好熱性ホモ酢酸菌<i>Moorella thermoacetica</i>のエタノール生産株におけるH<sub>2</sub>による増殖阻害の機構解明
エタノールを生産するモレラ菌では還元力が不足するので水素を供給する検討。
座長 野田 玲治（群馬大）
V319 (東北大) ○(学·技基)廣崎 勇多・ (正)郭 海心・ (正)Smith Richard
アミノ基修飾スルホ化炭素材料によるレブリン酸エチルの合成
レブリン酸エチルを燃料や添加剤として利用するため、レブリン酸をエタノールと反応させる触媒に炭素系触媒を用いる検討。
V320 (Nagoya U.) ○(学)Thuppati Upender Rao・ (正)Choi Cheolyong・ (正)Machida Hiroshi・ (正)Norinaga Koyo
Production of butyl levulinate through butanolysis of furfuryl alcohol over acidic catalysts
フルフラールやフルフリルアルコールを加ブタノール分解して液体燃料になるレブリン酸ブチルを得る検討。
V321 (Nagoya U.) ○(学)Zhang Lijuan・ (正)Choi Cheolyong・ (正)Machida Hiroshi・ (正)Norinaga Koyo
Sequential hydrogenation and rapid pyrolysis of organosolv lignin to produce light hydrocarbons
オルガノソフブリグニンを水素化し、続けて熱分解して形質炭化水素を得る検討。
V322 (岡山大院環生) ○(学)大濱 万葉・ (正)Uddin Md Azhar・ (正)加藤 嘉英
廃木材のガス化で生じるタール分解用触媒の開発
木質バイオマスのガス化に用いるタール分解用触媒のためにニッケル系やドロマイト系ではない、酸化鉄-酸化セリウム系触媒を開発。
以上です。今回は、初めての国内でのオンライン会議でした。最初の１件については、質疑応答の最中に接続がうまくいかず、信号が止まりましたが、それ以外は大きな問題なく進行をすることができました。
ST-26[部会横断型シンポジウム] バイオマスの熱化学・生物化学的変換の最新技術
座長 中島田 豊（広島大）
V306 (弘前大院理工) ○(学)Aisikaer Anniwaer・ (学)Zhang Mengjuan・ 于 涛・(青森県工総研) 葛西 裕・ (弘前大地域戦略研) (正)吉田 曉弘・ (正)官 国清・(弘前大院理工) (正)阿布 里提
地域特性に応じた廃棄物系バイオマス利用に関する研究
地域のリンゴ廃棄物をメタン発酵し、食品廃棄物を水蒸気ガス化してエネルギー利用する検討。
V307 (群大理工) ○(正)野田 玲治・ Prima Zuldian
粘土および硅砂を流動媒体とするEFB流動層ガス化における凝集挙動
EFBを流動層ガス化するときに凝集が起きると流動化が止まってしまうことを懸念して、流動層にアルカリ金属を含む灰を添加する検討。
V308 (広大院先理) ○(正)松村 幸彦・ (広大院工) 藤原 芳樹
カルシウムを用いた水熱条件下における有機リンの分解沈殿特性
ATP水溶液をカルシウムを含む水溶液と水熱処理し、リンを沈殿として回収する実験的検討。
V309 (広大院工) ○(学)チャンスワン パッタラポン・ (広大院先理) 井上 修平・(正)松村 幸彦
超臨界水中におけるグアヤコールの変換に及ぼす異なる濃度の酢酸の添加効果
グアヤコールを酢酸と水熱処理する検討。
座長 松村 幸彦（広島大）
V314 (室蘭工大) ○(学)栗原 彬徳・ (正)安居 光國
白色腐朽菌Phanerochaete Chrysosporium由来Versatile Peroxidase生産条件の検討
バイオマスの有効利用のためにリグニンを分解するため、白色腐朽菌からリグニン分解酵素を得る検討。
V315 (広大院統生) 嘉手苅 昌矢・ 加藤 節・ 青井 議輝・ ○(正)中島田 豊
油脂嫌気消化菌叢の解析
油脂によるメタン発酵阻害の課題を解決するため、油を分解する微生物菌叢と、分解しない物を比較。
V316 (広大院統生) ○(学)小林 駿介・ 加藤 淳也・ (産総研) 和田 圭介・(広大院統生) 竹村 海生・ 加藤 節・ 青井 議輝・ (産総研) 松鹿 昭則・ 村上 克治・ (広大院統生) (正)中島田 豊
好熱性ホモ酢酸菌<i>Moorella thermoacetica</i>のエタノール生産株におけるH<sub>2</sub>による増殖阻害の機構解明
エタノールを生産するモレラ菌では還元力が不足するので水素を供給する検討。
座長 野田 玲治（群馬大）
V319 (東北大) ○(学·技基)廣崎 勇多・ (正)郭 海心・ (正)Smith Richard
アミノ基修飾スルホ化炭素材料によるレブリン酸エチルの合成
レブリン酸エチルを燃料や添加剤として利用するため、レブリン酸をエタノールと反応させる触媒に炭素系触媒を用いる検討。
V320 (Nagoya U.) ○(学)Thuppati Upender Rao・ (正)Choi Cheolyong・ (正)Machida Hiroshi・ (正)Norinaga Koyo
Production of butyl levulinate through butanolysis of furfuryl alcohol over acidic catalysts
フルフラールやフルフリルアルコールを加ブタノール分解して液体燃料になるレブリン酸ブチルを得る検討。
V321 (Nagoya U.) ○(学)Zhang Lijuan・ (正)Choi Cheolyong・ (正)Machida Hiroshi・ (正)Norinaga Koyo
Sequential hydrogenation and rapid pyrolysis of organosolv lignin to produce light hydrocarbons
オルガノソフブリグニンを水素化し、続けて熱分解して形質炭化水素を得る検討。
V322 (岡山大院環生) ○(学)大濱 万葉・ (正)Uddin Md Azhar・ (正)加藤 嘉英
廃木材のガス化で生じるタール分解用触媒の開発
木質バイオマスのガス化に用いるタール分解用触媒のためにニッケル系やドロマイト系ではない、酸化鉄-酸化セリウム系触媒を開発。
以上です。今回は、初めての国内でのオンライン会議でした。最初の１件については、質疑応答の最中に接続がうまくいかず、信号が止まりましたが、それ以外は大きな問題なく進行をすることができました。
