本文へ移動

バイオマス関連行事報告

農業食料工学会年次大会/生物資源部会キックオフミーティング:バイオベース社会の構築に向けた農業食料工学分野の生物資源の役割

2019-09-05
農業食料工学会年次大会 OS-1 生物資源部会キックオフミーティング:バイオベース社会の構築に向けた農業食料工学分野の生物資源の役割が2019.9.5に札幌にある北海道大学で開催されました。松村の聞くことのできた発表について紹介します。


座長 野口良造(筑波大学)

  田中章浩
(特別講演) 家畜排せつ物の複合処理による資源循環
家畜排泄物の堆肥化について紹介。

  芋生憲司
(特別講演) 日本におけるバイオマスエネルギー利用の課題
今後のバイオマスに関する重要なテーマを紹介。



座長 井原一高(神戸大学)

  古橋賢一・田中章浩・黒田和孝・福重直輝
堆肥化・メタン発酵複合処理を活用した堆肥化臭気発生量の低減
フリーバーン式が増えていることを踏まえ、糞尿の有効利用を議論

  石川志保・原亮一・Raphael Lechner・Nicholas O Connell・北裕幸・Markus Brautsch・岩渕和則
電力系統におけるバイオガスエンジン・コージェネレーションシステム
バイオガスエンジンの出力調整のために、立ち上げ停止特性を確認

  長谷川文生・海津裕・芋生憲司
メタン発酵消化液を窒素源とする微細藻Botryococcus brauniiの培養
微細藻生産とメタン発酵を組み合わせる検討。



座長 前田武己(岩手大学)

  辰馬千佳子・東城清秀・帖佐直・及川洋征・Haytham Elsharkawi・Beelal Alli
砂質土壌と混合したモミガラ低温炭化物の水分保持特性
籾殻炭化物の通気性、水分保持特性を確認。

  中久保亮・石田三佳・小島陽一郎・竹内和敏・吉田達宏・荒川友子
密閉縦型堆肥化装置の通気制御手法の開発
密閉縦型堆肥化装置の通気制御を議論。

  宮脇望充・滝沢憲治・福島崇志
木質バイオマスの自己発熱における初期挙動に関する研究
バイオマスの自然発火を制御、炭化に利用する提案。



座長 岩渕和則(北海道大学)

  松村幸彦
(記念講演) 生物資源(バイオマス)研究の最前線
バイオマスに関する概論を紹介。


以上です。この4月に、農業食料工学会に新しく、生物資源部会が立ち上がりました。部会長は北海道大学の岩淵和則様、副部会長はバイオマス部会員でもある筑波大学の野口良造様です。今回開催されたのは、この部会のキックオフミーティングで、同学会の年次大会の一セッションとして開催されました。松村は記念講演をさせていただきました。この部会の活動で、特に資源の関連でより一層のバイオマスの知見が得られるものと思います。学術的なコメントについては学会会員専用メニュー( https://www.jie.or.jp/publics/index/376/ )を参照ください。
 
TOPへ戻る