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バイオマス関連行事報告

熱工学コンファレンス2025

2025-10-04
熱工学コンファレンス2025が2025.10.4-5に山形にある山形テルサ・やまぎん県民ホールで開催されました。松村の聞くことのできたバイオマスに関する発表について紹介します。


D3 OS-2 火災・爆発 (1)
座長 今村 友彦 (諏訪東京理科大学)

D31 伊東 弘行, 安藤 瑛崇(神奈川大)
超吸水性ポリマーにメチルセルロースを添加した消火剤の冷却効果に関する研究
水、これに吸湿材を添加したもの、さらにメチルセルロースを加えたものの3種類の液体で木材の放射加熱を抑制する試み。

D32 城野 雅斗(山形大), 古川 琢磨(芝浦工大), 川井 喜与人, 邢 文静(山形大), 守谷 修一, 岡島 淳之介(東北大流体研), 江目 宏樹(山形大)
火災熱ふく射遮蔽ミストのスペクトル性能評価
ウォーターミストで火災のスペクトルを制御して森林火災などの放射延焼を抑制する試み。

D34 斎藤 寛泰(芝浦工大), 鳥飼 宏之(弘前大), 廣田 光智(室蘭工大), 北島 暁雄(産総研), 福田 真紀子, 松山 賢(東理大)
高粘度流体塗布による木質バイオマスの熱分解抑制効果の検証
高粘性流体を消火薬剤として用いることを想定し、これを木材上において熱分解の抑制を確認。


少し雨が降りましたが、総じて良い天気の中で学会を開催できました。

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熱工学コンファレンス2025が2025.10.4-5に山形にある山形テルサ・やまぎん県民ホールで開催されました。松村の聞くことのできたバイオマスに関する発表について紹介します。この報告は 2 日目のものです。


D5 OS-8 バイオマス利用における熱工学的アプローチ (1)
座長 奥村 幸彦 (香川大学)

D51 ○三美 和也(山口大院), 関口 理紀(山口大), 小中原 亨(タクマ(株)), 横田 守久(山口大URA), 田之上 健一郎(山口大院)
バイオマスフライアッシュの急冷管への付着機構
灰付着を模擬するために灰を空気搬送し、加熱した後、急冷部にステンレス鋼を置いて付着させる実験。

D52 ○張 孟莉, 藤田 寛翔, 松本 春輝(広島大), 秀野 晃大(愛媛大・紙産業イノベ), 松村 幸彦(広島大)
真空濾過法によるCNT ペーパーの特性評価
新奇なセンサー材料として重要となるカーボンナノチューブ紙の生成特性を確認。

D53 ○ロバニ ムハマド ハキユディン, 松村 幸彦(広島大)
デンプンの水熱炭化-反応挙動に及ぼす原料濃度の影響
食品廃棄物を想定し、デンプンの水熱炭化特性を実験的に確認。

D54 ○李 子奇(近畿大院), 水野 論, 澤井 徹(近畿大)
スギを用いた水熱半炭化バイオ燃料の自己発熱特性に及ぼす圧密成形条件の影響
杉を水熱半炭化し、圧縮成形した燃料の貯蔵安定性について議論。

D55 ○木村 航平, 楠浴 直人(近畿大院), 澤井 徹(近畿大)
木質バイオマスを用いた水熱半炭化固体バイオ燃料の固体質量収率および発熱量の汎用的推定法の構築
原料木質バイオマス種によらない水熱半炭化バイオ燃料の生成物の特性を、原料中のセルロース、ヘミセルロース、リグニンの分率から決定する試み。


D6 OS-8 バイオマス利用における熱工学的アプローチ (2)
座長 松村 幸彦 (広島大学)

D61 ○本田 俊之, 藤井 睦月, 高木 康成(香川大), 神原 信志(岐阜大), 奥村 幸彦(香川大)
新燃料燃焼下における水冷管周りの伝熱特性-エコノマイザ特性に及ぼす排ガス速度の影響-
再エネ燃料は発熱量が小さく、排ガス中の水蒸気分率が高いとし、水蒸気の潜熱回収を考える。

D62 ○金 大永(科学大), 古川 森也(阪大), 野崎 智洋(科学大)
非平衡プラズマによるCO2 メタネーションの促進
非平衡プラズマと触媒を組み合わせることで二酸化炭素の水素化によるメタン化を促進する検討。

D63 ○深崎 皓, 神名 麻智(山理大)
堆肥過程におけるエクセルギー解析
堆肥化で発生する熱の有効利用を目的としてエクセルギー解析を行う。

D64 ○秋山 友哉, 田村 元志朗, 伊藤 和彦, 貴島 孝雄, 森本 智明, 神名 麻智(山理大)
低温熱源を用いたスターリングエンジンの開発
堆肥の発熱を利用するためにスターリングエンジンを利用。

D65 ○杉山 朋輝, 鳥山 孝司, 小川 裕翔, 石黒 健斗(山梨大)
光源の波長の違いによる微細藻類の培養量への影響
フォトバイオリアクタで微細藻類の培養をする時、照射する波長の影響を議論。


来年は10/26-27に名古屋で開催とのことです。例年週末でしたが、平日の月火に開催になるようです。

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