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バイオマス関連行事報告

第17回広島大学バイオマスプロジェクト研究センターシンポジウム

2017-10-04
2017年10月4日に広島のサテライトキャンパスひろしまで第17回広島大学バイオマスプロジェクト研究センターシンポジウム(第3回広大ACEシンポジウム/第12回中国地域バイオマス利用研究会講演会)が開催されました。以下に内容を紹介します。/matsumura
 
司会 広島大学大学院工学研究科 教授 松村幸彦
 
「製材事業者としてのバイオマス発電」
 中国木材株式会社 電力・設備事業本部 本部長 中谷中應
中国木材ではバークや端材などを利用して発電を始め、現在は5カ所の主要発電所で合計62 MW の発電設備を有する。FITを利用しているが、もともとは自分たちの廃棄物有効利用をしたいという気持ちに基づくもの。

「真庭市のバイオマス利活用の取り組み~バイオマス産業杜市を目指して~」
 岡山県真庭市役所 産業観光部 林業・バイオマス産業課主事 田村奨太
木材生産が盛んな真庭でのバイオマス産業「杜」市を実現するアプローチ。集積基地を作り、発電も熱利用も行う。4つのプロジェクトとして推進。

「ペレットストーブについて」
ヤマノイ株式会社 代表取締役社長 山野井重典
ペレットストーブを販売するに至った経緯。2006年に中国で話を聞いて、日本で調査、販売を開始。数社のペレットストーブを扱う。様々な応用、工夫が進んでいる。

「東広島市のふるさと里山再生プロジェクト」
 東広島市役所産業部農林水産 農林保全係長 吉田倫幸
東広島で進めている里山再生プロジェクトの紹介。目的に生活環境の向上、持続した里山管理、森林の健全化、循環型社会の形成をおく。6月から賀茂バイオマスセンターが本格稼働。
 
「木質バイオマスを用いた地域再生の可能性」
 広島大学大学院工学研究科 教授 松村幸彦
経済的な観点から事業採算性を確認、本当に地産地消が良いかという問題提起を行う。経済的な観点以外からは様々な可能性があることも同時に指摘。
 
以上です。
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