バイオマスは再生可能なエネルギー資源です.新エネルギーとしての将来性や石油化学後の役割を担うこと,また,炭素循環型という点を考えても,今後さらに重要性を増していくと見られています.しかし,その技術や社会システムの普及は,バイオマス技術・利用の先進国と比べ,まだ非常に小規模というのが現状です。
 そこで本書では、バイオエネルギー技術活用の活性化を目指し,バイオエネルギーの基礎・応用技術,利用システムやその評価法について体系的に解説します。
 ガス化,熱分解,発酵,直接燃焼など多岐にわたるエネルギー変換方法やバイオマスの収集,輸送,貯蔵および評価まで,総合的なシステムについて具体的に詳しく解説し,実務技術者に役立つハンドブックとして発刊します。

 [目次]第1部 バイオマスの組成と資源量/第2部 バイオマス変換技術、熱化学的変換/第3部 バイオマス利用システム、生物学的変換/第4部 バイオマス利用システム/第5部 バイオエネルギーのシステム評価
 バイオマスハンドブック編集委員会
編集委員長 横山伸也
 (独立行政法人 産業技術総合研究所)
編集幹事 松村幸彦
 (広島大学)
編集委員 大谷 繁
 (株式会社 荏原製作所)
編集委員 大場龍夫
 (株式会社 森のエネルギー研究所)
編集委員 小木知子
 (独立行政法人 産業技術総合研究所)
編集委員 山地憲治
 (東京大学)
執筆者(50音順)
天野正博 石川龍一 石崎文彬 稲葉 敦 芋生 誠
梅澤美明 大井洋 大谷繁 大場龍夫 小木知子
長田隆 角張嘉孝 加藤守孝 上出光志 川島博之
河本桂一 小島紀徳 斉木 隆 坂井正康 迫田章義
佐野 寛 澤山茂樹 芝原幸夫 鈴木 勉 鈴木基之
関口静雄 世利桂一 高橋正征 高森英史 田中嘉郎
田原聖隆 外崎真理雄 冨重圭一 中川 仁 中島浩一郎
中俣恵一 中村正和 西上泰子 野村稔郎 羽田謙一郎
藤井重雄 藤江幸一 藤並晶作 藤野純一 松藤敏彦
松村幸彦 三浦正勝 水落元之 美濃輪智朗 三宅 淳
八木久義 柳下立夫 八木田浩史 山地憲治 山本和貴
山本 晋 山本博巳 四栗政広 若山 樹 渡辺隆司
 主要目次
第1部 バイオマスの組成と資源量
  1.バイオマスの定義と分類
  2.資源量の推算
  3.バイオマスの組成
  4.バイオマスの含有エネルギー量
  5.物質循環からみた生産量
  6.木質系バイオマス
  7.草本系バイオマス
  8.デンプン・糖生産型植物
  9.油生産型植物(アブラヤシ,ナタネなど)
  10.水生バイオマス
  11.廃棄物,農業残さ,バガス
  12.廃棄物,木質廃棄物
  13.廃棄物,畜産廃棄物
  14.廃棄物,汚泥(下水し尿,産業廃棄物汚泥)
  15.都市ごみ
  16.廃棄物,黒液利用

第2部 バイオマス変換技術,熱化学的変換
  1.燃 焼
  2.ガス化,常圧ガス化
  3.ガス化,加圧ガス化
  4.ガス化,間接ガス化
  5.急速熱分解
  6.炭 化
  7.水熱ガス化
  8.水熱液化
  9.エステル化によるバイオディーゼル油合成
  10.固形燃料化
第3部 バイオマス利用システム,生物学的変換
  1.メタン発酵
  2.エタノール発酵
  3.アセトン・ブタノール発酵
  4.白色腐朽菌によるリグニン分解
  5.嫌気性発酵による水素生産

第4部 バイオマス利用システム
  1.バイオマスを利用する既存システム
  2.未利用バイオマスの可能性
  3.循環型社会へ向けたバイオマス複合利用システ
      ム
  4.バイオマスプランテーション
  5.将来的なエネルギーシステムの可能性
  6.食料生産と融合

5部 バイオエネルギーのシステム評価
  1.システム評価のフレームワーク
  2.ライフサイクルアセスメントによるバイオマスの
       エネルギー効率・CO2排出量の評価   
    3.エネルギー資源としてのバイオマス評価の視点
  4.バイオエネルギーの環境安全性評価
  5.バイオエネルギーの経済性評価
  6.バイオエネルギー供給可能量のモデル解析



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