「太陽光発電工学」 ISBN4-8222-8148-5 (2002.10).\3800
山田興一,小宮山宏 254p 日経BP社
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本会の山田会員の新著をご紹介します./書評:sano.
太陽エネルギーを起点として、光発電熱発電、風力、バイオマス・・・などと拡がる自然エネルギー全体の比較論が展開されます.
本書は、光発電を中心にその現状と未来を解説していますが、自然エネルギーの中でバイオマスの位置付けが、今どのような段階にあると見られているか、定量的な展望を得られます.
お勧めのバイオ関連ページは、p.8〜,p.209〜,p.245〜.
1.37kW/m2の地球への入射光(=180兆kW)が、どのように減衰して太陽光発電に到達するか、が解説されます.それと並行して、バイオマスに到達するまでの減衰も示されます.
地球入射光 180兆kW
地表入射光 90兆kW
cf. 日本の平均入射光 1200kWh/m2・年 (亜熱帯: 日本の2倍、亜寒帯森林: 日本の半分)しかし本格的な減衰はバイオマス光合成率が、太陽電池の変換率(10〜15%)よりも遙かに低位(その2桁下)にあることによる. それでも、バイオマス一次生産量としては61〜70Gtoeで、現在エネルギー需要量の7倍相当はある.
太陽電池に相当するバイオ生産は、エネルギー作物になるが、実際は、むしろ残渣バイオマスの方が多い.
歴年 残渣(EJ) エネ作物(EJ)
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1990 83 ほとんどゼロ
2050 173 110
2100 264 21(衰退)
[残渣]+[エネ作物]合計値は、2050年以降、ほぼ一定になり全エネ需要の2割ていどで推移が見込めるのに注目.
さらに、[太陽電池→電力]は必然だが、[バイオマス]は→[燃料]、→[電力]、など変換が続き、その減衰(変換率)が避けられない点に注意.(電力化での競争は不利?)こうした問題にも関わらず、太陽電池コストよりもバイオマスコストは低廉であることが多いのも現実です.
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