「日本バイオ産業人会議2001.8」 のまとめ.
森田様・小島先生、ご紹介および、一部論評、ありがとうございました/sano.
http://www.jba.or.jp/jabex/questionnaire/detail-eco.pdf
◆提案700件ほどを表にして記載. 目を通すと、約1/3ほどがバイオ・エネルギー関連です.前後重複もあるため、実際は約500件. 膨大なので、[資源/dryバイオマス/wetバイオマス/その他/]と分類・仕分けして、紹介しました. 追加・訂正意見を歓迎します.◎は長所、△は疑問点、★は問題点、*は希望
or 目標.
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−−−[一般資源]−−−
◆遊休農地・シルバー人材活用によるエネルギー穀物生産.企業的な穀物生産を通し、*発酵原料の低価格化、
◎シルバー人材を活用し、*農機具の共用、 →「生産性の高い非食用穀物」を遊休地で栽培、発酵原料化
コメント:遊休農地・シルバー人材が★ともに安価に利用できる前提 が果たして成立するであろうか?
◆遺伝子組換えへの希望: 光合成能の向上・super RuBisCO の創製・グリーンエネルギー生産
コメント: 期待感の表明に伴う新提案が欲しい.
◆ 高含水バイオマスのガ ス化資源: 問題点指摘(低エネ含量、含水、残滓多い)だけで打開提案は乏しい.
◆バイオエネルギーエネルギー生産の効率化:シリコン太陽用電池エネルギー効率(<20
%)より高い植物の光合成効率を利用.
コメント:事実誤認.★植物生産効率は太陽電池の1/10以下.
−−−[海洋バイオ資源]
国土狭い→ 海洋は広い→ ◎広大な海洋面積(地表の2/3)の利用. *海藻類をエネルギー源として育成/*栄養塩の高い深層水の利用、 *プランテーション、海洋農場(例:海藻類を中心としたバイオマス生産植物の育種・開発)、工業的に活用可能な海洋作物(例・でんぷんや油脂蓄積藻類)
[手段] : (1)*海洋資源の有効活用スクリーニング、ゲノム情報の活用により高成長・
生産性の高い植物の育種,、(2)大規模な藻類・海洋植物・ 珊瑚礁の育成 (3)多糖などを利用した紙・繊維などの生産応用
[期待効果] : ◎バイオマスエネルギーの生産利用、*石油代替エネルギーに、
*コモディティー・ケミカルの生産、*CO2 の削減に、*海洋の浄化作用
[問題点] :★大規模展開が必要 ★経済性、収率の向上が課題」
−−−[dryバイオマス]−−−
◆木質廃棄物[割り箸]のパルプ化を.
★集荷(人件費、貯蔵費)、★輸送コスト、作業費、原料供給の安定性
*廃棄物回収システムの確立
◆高効率樹木を. *ゲノム情報、遺伝子組換え→[ライフサイクルが短く、高バイオエネルギー効率]→作付け面積当たりのエネ収率を高める.
コメント: 期待感の表明に伴う新提案が欲しい.
◆遺伝子組み替えによる高セルロース・低リグニン化木材の開発を. コメント:同上.
◆○廃棄物:[柑橘皮]利用→燃料化を.柑橘中に含まれるリモネンを回収、香料・抽出溶媒・ガソリンオクタン価向上剤に用いる.
コメント:★高コストで燃料に勿体ない、量的に不十分.
−−−[wetバイオマス]−−−
◆ メ タン発酵・バイオガス発電
◎エネルギー獲得と廃液・廃棄物処理とが一挙に可、地域の活性化→リサイクル化循環型社会実現・石油代替
[ニーズ]:★装置が大きい=発酵速度(低温で特に)が遅い
★発酵残渣の用途が問題.→農業利用を.地域で循環型システムに. ★コスト高.
[研究開発事項]:
産業廃水・汚泥の高率メタン回収利用.
*中温(35-40 ℃)バイオ発酵の高速化(現行30 日→7 日へ短縮) 排水リン回収.△回収リン販売.
コメント:ガス回収=50%前後が限界、★残渣が50%なので、両課題の比重は半々.
−−−◆植物バイオマスの燃料化−−−
◎廃水処理(汚水(処理)水耕栽培でN
、Pを植物に吸収させる)、
◎生成した水生植物(高含水)→メタン発酵.
→バイオマス燃料として利用(乾燥→含水率<40%,にして直接燃料化)
コメント: 乾燥エネルギー消費と燃料エネルギー獲得のtrade off関係.
−−−◆農畜産副生物(鶏・豚・牛糞尿)の処理と資源化−−−
農畜産副生物(糞尿)は小型の醗酵槽と発電器(コジェネレーター)を設置し、◎電力・排熱を利用できる.
[問題点]: ★分散して存在しているため、資源の入手が煩雑、 ★窒素,リン酸による土壌河川汚染・富栄養化.★放置→地下水汚染、メタン放出. ★単純な堆肥化=エネルギー放棄、窒素過多肥料. ★特に寒冷地での低温期の処理困難.
[打開策]: ◎既にわさび残屑処理・澱粉粕処理を低温処理微生物を得ている.
◎パイロット規模での研究成果あり.△かなりの大きさの牧場(200 頭程度)が必要.△サイロを改良.
コメント: メタン発酵で畜産廃棄物利用は最短距離にある.ただし廃棄物無害化が常に優先課題としてつきまとう.
◆バイオガス中の★H2S のバイオによるS 固定::コメント:硫黄分が常に多いわけではない.回収硫黄の用途は?
−−−◆エタノール発酵燃料を−−−
発酵原料として★稲わらなど効率悪い、セルロース、ヘミセルロースを利用する.手段は、エタノール生産する新プロセスの開発、
遺伝子組換菌に期待.
−−−[その他]−−−
◆石炭灰を植物の肥料に:石炭灰を栄養源に短期成長型の樹木を育て、乾留炭化させ地下備蓄.
コメント:前提の「石炭灰の肥効成分」は★乏しい.
◆バイオマス燃料の利用先開拓:→利用機械、利用自動車の開発.補助金・支援・他分野技術交流するシステムの構築.★成功の見通し乏しいと支援も得にくい.
◆土壌微生物学・微生物生態学の促進: *微生物の複合環境で生育可能な菌を見出し、利用する.
☆活性汚泥・土壌などの複合系微生物の研究・探索.
◆極限環境微生物の利用: 環境ゲノム工学の強化・新機能微生物・遺伝子の探索・未知の有用遺伝子資源
*温泉・南極・深海・熱水噴出口・地殻内などの特殊環境探索.
−−−[政策]−−−
◆バイオマスエネルギー=地域産業としての定着化を:地方公共団体、地場産業へのイニシチブの移管→◎地方の雇用創出
◆プロセスバイオマス資源の呼称:バイオマス資源は分類上「廃棄物」=有効利用への★障碍(食品、健康食品、化粧品、医薬品)、◎適切な呼称の検討が必要:<バイオ資源>、<バイオ未利用資源>、その他各業界から用語を提案募集.
−−−◆○環境浄化−−−
未利用産業廃棄物〔副生物)の海外での肥料化(例硫黄)硫黄はN,P,Kに次ぐ第4の肥料成分である.
コメント:★硫黄の肥料ニーズは、ほとんどない.→世界中に広がるアルカリ土壌地域には中和ニーズあるのでは?
◆○バイオマス利用関連分野の研究者・人材育成: 大学等の教育機関にバイオ・環境関連の講座・教育プログラムを.
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