ただ今工事中/ 書評一般公募(2004.6)

がんばっている日本世界はまだ知らない」
         枝広淳子(2004.5)198p、¥1200 海象社
**********************目次******************
ドイツやスエ-デンを見習え!」ほんとにそうか? NGOの枝広チームが、日本の世界に誇る取組みを探し集めて、世界へ向けて発信する試み、です。「月に30本、日本の環境情報を集めて海外へ英語で発信する」ということを実践してきたのが枝広チームです。その意気やよし。されど一方、日本の有為の人材が、英語国民のためにここまで奉仕してしまっていいのかという疑問が、やっぱりどうしてもぬぐいきれない。・・・今回はその成果を、日本人向けにもまとめて発表する本です。

バイオマス関連取組み事例は発展途上なためか、まだ啓蒙的な物が多く、実用例は多くない/sano.
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[バイオマス資源量]
p.160
 バイオマス資源調査所「日本のバイオマス資源の現存量は約15億tでその94%が林地である。国内森林成長量は幹材のみでも9000万m3、その1/3をバイオマス火力発電すると、約300億KW、日本の発電量の3%に相当する。

p.162 日本は緑と山の国で、2500万haの森林があり、国土面積2/3を占める。(世界の森林面積率は、29%)。だが、一人当たりの森林面積は、0.2ha。である。

林業調査会データによれば、人工林1000万ha)が40%、天然林が60%である。人工林のほとんどは杉・檜・カラ松など針葉樹であり、天然林は72%広葉樹である。

里山 身近にあり、生活と結びついた山・森林、のこと。を採るなど生活の干渉をうけつつできあがった2次林が里山である。1950年代後半、薪炭から石油へ、生活燃料が転換された。薪炭として使われなくなった葉樹を廃棄して木材目当ての葉樹に換える「拡大造林」政策が採られ、杉を中心とする人工林が4割まで急増した。
・・・ところが、30年後、木材業の低迷で間伐や主伐ができず、荒廃化している。理由:
 1)日本には急傾斜林が多い。→●手入れ・伐採・運搬に困難。
 2)外材が安価。∵外国は◎平坦林多い、◎人件費安い。
結果;木材自給率は、1950年に98%、1970年に45%、2000年に20%と急低下した。
    林業従事者数:44万人→6.7万人、老年(>65歳)率→30%を越した。
消費: 約1億m3/年。建築用と紙用と拮抗している。 ●丸太輸入量、製紙用チップ輸入量ともに世界一。
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総取材件数=542件(2002年8月〜2003年末)。バイオ関係の記事見出しを抽出してみました:

*屋久島、脱化石燃料社会へ
*岩手県、チップボイラ導入
*木質バイオによる発電試験を開始
*下水汚泥火力発電
*使用済み天ぷら油をバイオディーゼル燃料に
*新庄市、エタノール混合燃料による公用車走行
*エタノール混合ガソリン解禁と業界の反応
*ヒマワリ油をバイオディーゼルに
*神戸、生ゴミバイオガス化燃料電池施設
*食品ごみ発電始まる
*太平洋セメント、都市ゴミのセメント化事業開始
*横須賀市、生ごみ→自動車用燃料に
*経産省、カーボンファンド設立へ支援
*全国雑穀サミット開催
*小学校、雨水タンクで環境教育
*間伐材による封筒を開発、販売
*竹繊維から綿に
*新燃焼方式の薪ストーブ、ペレットストーブ開発
*糠、藁からメタノール
*林野庁、森林ボランティア支援質を開設
*林野庁、地域材の大規模流通・加工システム確立へ
*山村と都市を結ぶモリモリネットワーク