17回日本エネルギー学会大会 008-0808
[時、所] 2007.8/4-5/工学院大学、新宿

研究発表バイオ関連77余件を抽出しています。まだコメント付いていない項目もありますので、投稿追加も募集しています。・・・掲載率96%越えました
現在までの紹介者:
松村、高津、花岡、中村、熊谷、藤本、吉田、佐野。

ーーーーーーーーーーーー目次ーーーーーーーーー
ガス化・合成 25件
超臨界ガス化 5件
炭化、利用 6件
バイオエタノール・前処理・糖化12件
BDF11件
+1
メタン発酵、水草
 
評価 1件
基調講演(1件)

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基調講演セルロ-スバイオマスからの燃料用エタノ-ル生産に向けて取り組むべき課題」/鮫島正浩(東大)
 
バイオ燃料技術革新協議会の検討内容について、特に原料変換の部分に重点をおいて紹介。ビジネスとして成立し、地域住民が恩恵を受け、環境適合性のある利用が必要、と。/matumura.
 話題は第2世代エタノールに絞る。原料候補は稲ワラ、杉等の残材、古紙。廃棄物のみでなく目的生産として、収穫量が大きく・粗放栽培が可能・短周期植物が必要になる。開発の目標価格は、40円/Lと設定(第1世代向けは100円/L)。/sano.

 ガス化
3-1 東南アジアバイオマス残渣ガス化噴流床ガス化炉によるEFB(パーム残渣)とバガスのガス化 /小木知子、中西正和、福田芳雄(産総研)
 TG小型噴流床型ガス化装置を用いてパーム残渣バガスのガス化特性を比較した。水蒸気のみのガス化を行ったところ、パーム残渣96%バガス90%のガス化率であった。ガス組成を比較するとパーム残渣ガス化ガスバガスのものに比べ[H2]/[CO]比が大きい。灰中に含まれるKシフト反応を加速したためと推測。/Fujimoto.

3-2 溶融炭酸塩を用いた建築廃材からの水素製造/加茂徹、安田肇(産総研)劉宇峰、赤石直也、足立真理子、中込秀樹(千葉大)
 各種溶融炭酸塩中における活性炭水蒸気ガス化反応速度解析をおこなった。Li2CO3K2CO3やNa2CO3を添加することで反応速度が増加する傾向が見られた。K2CO3の場合は添加割合と反応速度に相関が見られたが、Na2CO3の場合は添加割合0.7付近に極値が見られた。これは、Na2CO3/Li2CO3系混合炭酸塩の融点の影響と考えられる。/Fujimoto.

3-3 バイオマスガス化プロセスにおける還元除塵技術の開発/木ノ下誠二、傳田知広、松井聰(JFE技研) 
 キャンドル型セラミックフィルタ脱塵性能評価を行なった。700時間の連続部分酸化ガス化試験の結果、フィルターのベース差圧は徐々に上昇した。これは、逆洗処理によっても十分に剥離できないダストの影響と考えられる。燃焼再生処理をしたところ、初期のフィルターベース差圧まで回復させることができた。ベース差圧上昇は炭素系サブミクロン粒子の影響と考えられる/Fujimoto.

3-4 還元除塵技術によるボイラチューブ腐食低減効果/木ノ下誠二、傳田知広、松井聰(JFE技研)
 3-3と関連の発表。脱塵特性をボイラチューブの腐食の観点から評価した。キャンドル型セラミックフィルタを用いた場合の腐食試験テストピースは用いてないものと比較して腐食減肉速度は1/4以下となり、除塵による腐食低減効果が確認された。ボイラチューブの高温の排ガス暴露に起因する腐食はダスト中に含まれる溶融塩による腐食の可能性が高く、キャンドル型セラミックフィルタの適用によりボイラチューブの腐食抑制が見込まれる/Fujimoto..

3-5 木質バイオマス直接液化における液化生成物の形態制御に関する検討/釼持正行、大河俊、角田雄亮、菅野元行、平野勝巳、真下清(日本大)
 木質バイオマス直接液化時の反応制御に関する検討で、主として反応温度溶媒種の影響について検討した。250℃では、溶媒の種類にかかわらず熱分解反応のみを起こしていた。一方、350℃では溶媒種の違いにより液化機構が異なることがわかった。無極性溶媒下では脱水反応に伴う低分子化と分解物間の縮合が生じているが、極性溶媒の場合それらに加えて溶媒とも縮合反応が生ずる。/Fujimoto.

3-6 
木質系バイオマスCO2ガス化による合成ガス製造/花岡ら(産総研)、佐々木ら(愛媛大)
BTLプロセスのうち、投入エネルギーの割合が高い圧縮工程の負荷低減を目的としたCO2ガス化による合成ガス製造。ガス化剤としてのCO2に対し、水蒸気および酸素濃度の増加によりガス化率、合成ガス濃度が向上。それと共にH2Sへの分
配が高くなり、COSへの分配が減少。
/hanaoka .

3-7 
下向き噴流床バイオマスガス化炉の開発/赤坂ら(東工大)
下向き噴流床ガス化炉の総運転時間2600時間/年を達成。発電機および廃熱回収ボイラの稼働実績からシステムの総合効率は53.1%と評価された。/hanaoka

3-8 
炭化物によるCO2からCOへの変換-炭化物構造ガス変換に与える影響/小島ら(北海道大)
炭化物の
表面積反応率は相関性が認められるが、合板由来の炭化物のCO2ガス化率は、カラマツ由来のそれと比較し著しく高い。CO2ガス化特性は炭化物の表面積だけでなく、炭化物以外からのCO生成経路が存在すると指摘。/hanaoka

3-9 バイオマス
ガス化プロセスにおけるタール除去用吸着剤の比較評価/金子ら(東工大)、原(新興プランテック)
活性炭、コージェライト、木屑による常温で固体タール成分(フェノール、ナフタレン、フェナントレン、アントラセン、ピレン)の除去性能比較。除去温度80-100℃。ガス滞留時間数10秒。低沸点タールの吸着除去には木屑が良いことがわかった。/hanaoka

3-10 
バイオマス2段階ガス化装置におけるチャーガス化挙動/谷口ら(中外炉工業)、安ら(大阪大)
キルン+固定床ガス化炉から成る2段階ガス化装置開発を目的とした固定床部分の検討。固定床ガス化炉中の充填層高さが150mmまではチャーガス化率および冷ガス効率も増加した。実機操業へ向けて、層高のコントロールが課題との指摘があった。/hanaoka

3-11 
循環流動層における木質系バイオマスチャーならびにタール水蒸気改質速度/松岡ら(産総研)
流動層で生成したタールアルミナ粒子に捕捉されたコーク、およびチャーの水蒸気ガス化特性の比較。チャー表面上で水性ガスシフト反応促進により高いCO2,H2発生量を得た。コークの改質速度はチャーのガス化速度より速く、循環流動層で得られるガス組成は、アルミナに捕捉されたコークの改質反応が大きく寄与している。/hanaoka

3-12 
動力学因子分布に基づくバイオマス熱分解
特性の評価/園山(出光興産)、林(北大)
TGによるバイオマス熱分解特性をFriedman法により解析し、活性化エネルギー、頻度因子を評価。セルロース熱分解では、揮発分チャーとの相互作用が大きく、バイオマスの熱分解では、比較的相互作用が小さい。セルロース含有率が低いバイオマス種ほど活性化エネルギーが高くなった。/hanaoka

3-13 
木質バイオマス迅速熱分解生成物in-situ気相部分酸化反応機構/則永ら(北大)
詳細化学反応機構を用いた熱分解反応のモデリング。700、800℃の部分酸化反応において計算値と実測値は良好に一致した。light tarの解析法が次への課題との指摘。/hanaoka

3-14 
木質バイオマスの不均一反応のモデル化/谷口ら(中外炉工業)、田之上ら(山口大)
200〜800℃での熱分解生成物分配を調べ、ガス、タール、チャーの反応機構を検討および提案。タールからチャーおよびガスへ転換するパスについて検討が必要との指摘。/hanaoka

3−15 木質系バイオマスのガス化で生じるタール分解触媒の開発/及一ら(岡山大ほか)
 
タール分解Fe系触媒のFe含有量の影響およびCu担持の影響について,模擬タールとしてナフタレンを用いて検討。鉄の担体としてAl2O3とZrO2が優れており,Fe-Al系触媒では,Fe含量の多い触媒が活性を示すことを確認。また,Cu担持によりFe-Al系触媒のうちAl含量の多い触媒(活性の低い触媒)では,活性の向上が確認された。/nakamura

3−16
 廃棄物熱分解タール改質用鉄触媒の低温挙動/井出ら(北九州市立大)
 1 wt%
Ni添加触媒の低温(800〜900℃)でのタール分解挙動を,模擬タール(トルエン)と実タール試験を行い評価。1 wt%Ni添加触媒は,模擬タール,実タールいずれに対しても高転化率を示すことを確認(66〜70%)。/nakamura

3−17 ニッケル系触媒を用いるグリセリン関連物質の連続式水熱ガス化 (1)連続式反応装置とオートクレーブの場合のガス化の比較/中田ら(産総研)
 
オートクレーブでの高圧条件でのガス化と,連続式反応装置での大気圧でのガス化の比較を行った。前者に比べ,後者では高い水素収率が得られることが確認された。/nakamura

3−18 Ru触媒を用いた廃プラスチック模擬物質の水蒸気改質に関する研究/坂本ら(東工大)
 実験室規模の
連続式接触二段水蒸気改質装置を用いて,触媒として0.5%Ru/Al2O3を用い,ポリプロピレン(廃プラスチックの模擬)のガス化特性を評価。WHSVの違いがガス状生成物への転換率に及ぼす影響は小さかったが、ガス組成には顕著な差となって現れた。ガス組成の違いはC3からC5の炭化水素成分の改質による影響と考えられる。/nakamura

3−19 木材ニッケル触媒炭化による機能性炭素と流体燃料の同時生産−ニッケル触媒の機能と役割/鈴木ら(北見工大)
 
木材のNi触媒炭化における500℃以下液体生成域と700℃以上ガス発生+炭素の構造変化域でのNiの作用機構を考察。500度以下では,Niは木材中に高分散し触媒効果を発揮する一方で,高温域ではNiが凝集するためNiの触媒効果は低下する。/nakamura

5−8 アルコール添加エマルジョン液滴燃焼特性/林ら(日本大)
 
エタノールを添加したヘキサデカン/水乳化燃料の液滴燃焼過程では,エタノールの添加率の増加とともにミクロ爆発待ち時間は短くなり,燃焼速度定数に対する脱気処理の有無およびエタノールの添加率の影響は少ないこと等が報告された。/nakamura

ガス化・合成
3-22 木質系バイオマスのガス化メタノール合成に関する基礎実験(その3)ガス化の実験及び結果/野崎ら(清水建設)
シュレッダー紙ゴミガス化を経由するメタノール合成プロセスの開発。シュレッダー紙ゴミの水蒸気ガス化において、水蒸気量の増加、試料投入量の減少、ガス化温度の上昇と共にCO2およびH2濃度が増加した。/hanaoka

3-23 
木質系バイオマスのガス化メタノール合成に関する基礎実験(その4)メタノール合成の実験及び結果/村田ら(清水建設)
シュレッダー紙ゴミガス化で得られるガスの模擬ガスを用い、低圧多段方式反応器によるメタノール合成特性評価。メタノールへの転換率は200℃が最適。210℃、1.5MPa、1NL/minの条件において、メタノール転換率91.1%を得た。/hanaoka

3-24 
木質系バイオマスからの高効率メタノール合成技術/山崎ら(タクマ)、藤元(北九州市立大)
バイオマス
ガス化由来ガスを用いたメタノール合成装置の開発。反応器内を局所的に冷却し、メタノールを液体として系外へ除去することでCOのメタノールへの転換率を理論値の1.32倍まで向上させた。/hanaoka

炭化、利用
3-20 木炭を用いた鋳物用加炭材の開発/長谷川ら(高知工科大)、眞鍋(高知県工技センター)、土居(特殊製鋼所)
鋳物用
加炭材として木炭利用可能性を検討。木炭加炭材として用いた場合、コークスを用いた場合と同等の加炭効果が得られ、かつ硫黄含有率を低減することができた。/hanaoka

3-21 
古紙木質系資源を利用した炭の鉢の開発/嶋瀬ら(高知工科大)
古紙の利用率を上げることを目標とした古紙由来炭化物の鉢の開発。古紙へおがくずおよび樹皮50%まで混合させても炭化物の鉢としての強度は保たれた。炭化前の脱水工程で排出される排水処理がプロセス開発のポイントの一つであるとの指摘有り。/hanaoka

3-25 
薄層十字流燃焼によるバイオマス粉炭ストーブの開発/佐川ら(東京農工大)
 
円筒多孔質容器の内面に微粉炭を保持し、内側から流れる空気で燃焼させる新型ストーブの提案。150-250μmの炭を利用。/matumura.

3-68P 乾燥下水汚泥の循環流動層燃焼時のNOx

ガス化

3−26 
自動車用ガソリンエンジンを転用した小型バイオマスガスエンジンによる発電試験/山崎ら(東京大)
 自動車用ガソリンエンジンを用いてバイオマス
ガス化ガスで発電することに成功。ターボなど不要。スロットルが同じ大きさで空気、ガス1:1 で混ぜられること、大きいフライホイールを用いて回転を安定させることが鍵。LHV基準で発電効率40%/matumura.

3−27 
草本系バイオマスガス化発電によるエネルギー利用/秦ら(エックス都市研究所ほか)
 
阿蘇の草ベール化して保管、1年を通して発電、熱供給を行う。電力は十分使えるが、熱は余る傾向あり。平成19年度には152 ha から 784 t の草を得る。収集、運搬で、バイオマスの1割程度のエネルギー必要。/matumura.

3−28 
下水汚泥ガス化システムの開発/巽ら(タクマ、東京ガス)
 
下水汚泥循環流動層でガス化するプロセスの実証。3ヶ月連続運転し、3.6 MJ/m3-N のガスを得る。/matumura.

3−29 
下水汚泥バイオマスのエネルギー利用システムの性能評価/木室、中田(東北大)
 
下水汚泥を処理する5つの方法(焼却廃熱蒸気発電、汚泥炭化発電、部分燃焼ガス化発電、消化ガス化発電、焼却処理)をエネルギー、CO2 で比較。部分燃焼ガス化コスト焼却より少し高いものの、きわめて有利な結果を得る。/matumura.

超臨界ガス化
3−30 
触媒懸濁型超臨界水ガス化における反応工学的検討/原ら(広島大ほか)
 
オカラ水素発酵した残渣を超臨界水ガス化で処理。炭素ガス化率90%以上。興味深いことに活性炭触媒の添加効果が見られない。/matumura.

3−31 
超臨界水ガス化前処理としての鶏糞液状化における原料の流動特性/北川ら(広島大ほか)
 
鶏糞の粉砕物流動特性を測定し、これを用いたパイロットプラントの入口部分圧力損失を計算、実測値に近い値を得る。/matumura.

3−32 超臨界水中の反応の
反応熱測定と反応機構を考慮した考察/辻本と松村(広島大)
 
二管並列式断熱反応器を用いてメタノールの超臨界水中酸化反応熱を測定、540℃で理論値と一致する値を得る。500℃では中間体が生成、理論値からのずれを確認。/matumura.

3−33 
超臨界水ガス化プロセスの開発/中村ら(中国電力ほか)
 
1 t-wet/d のパイロットプラントを用いた活性炭懸濁鶏糞スラリーの超臨界水ガス化の結果の報告。完全ガス化を実現。ただし、この規模ではエネルギー消費型/matumura.

3−34 
鶏糞の超臨界水ガス化に関するLC-CO2評価 /美濃輪ら(産総研ほか)
 
鶏糞の超臨界水ガス化のシステム評価。出口流れを固液分離し、液相を10%硫安として回収、固相は酸で洗ってアルカリで析出してモネタイトを得る。/matumura.

評価
3−35 
木質バイオマスのエネルギー利用におけるCO2削減コスト分析/佐賀ら(産総研)
 4種類の
木質バイオマス利用(チップボイラー利用、直接燃焼発電ガス化発電エタノール製造)についてCO2削減量当たりのコストを計算して比較。ボイラー利用が最も安価。/matumura.

3−36 
稲わらからのエタノール生産の経済性評価/柳田ら(産総研)
 
稲わらからのエタノールを非硫酸前処理で生産するコストを計算。酵素使用量の減少とC5糖の発酵が有効。/matumura.
 
酵素添加量は基質に対して4%で、製造費の2/3を占める。酵素使用量を1/10に下げるための水熱・粉砕処理開発を検討。/sano

3−37 
非硫酸前処理によるバイオエタノール製造プロセスの高効率化と経済性の検討/藤本ら(産総研)
 
C5糖発酵酵母の利用がバイオエタノール生産の経済性に及ぼす影響を確認。反応速度の向上と収率の向上でコストが50円/L低減できる。/matumura.

3−38 
未利用農産物からのバイオ燃料製造に関する可能性評価/島崎ら(山梨大ほか)
 山梨県
中央市で、コーンの茎ソルガムからエタノールを生産するプロセスの設計。500 kL/年のプラントで384円/Lの製造単価。/matumura.
 搾汁後の残渣に農地還元が想定されているが、バガスの例に倣って、温水洗→再搾汁→水分<40%=燃料化容易;のシステムを採るのが望ましい/sano

3−39 
5年生スギ材粉砕エネルギー評価/藤本ら(森林総研ほか)
 
スギの小径材を粉砕する動力を1軸剪断型粉砕器とディスクチッパで比較。前者で 25 Wh/kg、後者で8 Wh/kg の粉砕消費電力量。/matumura.

3−40 
住民合意を考慮した施策決定手法の提案〜家畜排泄物問題への適用〜/磐田ら(東京大)
 住民ニーズの捉え方を、
施策で判断するか、効果で判断するかによって選択される施策が異なることを確認。/matumura.

3−41 
コンビニエンスストアおける食品廃棄物の有効利用システム構築と評価/磐田ら(東京大)
 
コンビニの食品廃棄物自社リサイクルする場合の効果をコストとCO2の観点で確認。焼却する場合であっても、動脈物流を利用した自社回収することによって有利に。/matumura.
 「飼料化が堆肥化に劣る」評価は、前提条件(wet試料を乾燥する)が悪いのでは
/sano

3−42 
林地残材の輸送およびチップ化作業の実測調査/小澤ら(山梨県森林総研ほか)
 
林地残材輸送してチップ化する作業について基礎データを取得。積み込みはグラップルトラックで1時間かかる。降ろすのは2分。残材と一緒に運ばれた土砂の処理も問題。/matumura.
 積み込み時に屈曲にあまりに手間を掛けるので、輸送前の粗砕剪断を考慮したい。/sano

3-66P バイオマス利活用支援システム

8-3 
バイオマスエネルギー分野における学融合/山本博巳(電中研)
 バイオマスエネルギー分野の
学融合には2種ある。@バイオエネ科学、Aバイオエネ学。@隣接分野の農学・林学知識を糾合したものとして、バイオマスハンドブックが好例である。A「バイオエネの食料競合」などは新規な課題の登場であり、学の創生が必要となった。地球環境→豊・凶作→[価格変動]←新需要←途上国食料需要拡大バイオ燃料の登場、によって新局面が生まれた:カロリー価格では永らく石油価格Aはトウモロコシ価格Bの半値であった。だが、2008年の石油急騰により、Aは追いつき、AとBは連動するようになり、「食料競合」が生まれた。
「食料競合」対策としては、(1)バイオ燃料の禁止、(2)非食料バイオ燃料の開発、という選択肢が出現する。(1)はA・B連動を解決するものでなく、臨床的対策にすぎないことを指摘
。/sano

8-4 
石油を中心とした子供向け次世代エネルギー環境教育/杉浦ら(新日石)
 「ENEOSわくわく教室」を
ICEE主催で行う。対象は小学校後期〜中学社員を講師に派遣。製油所見学、エネルギー教育資料、エネルギー教材などを提供している。/sano

8-6 
地域特性を考慮したエネルギー学習出前講義の検証/島崎洋一(山梨大)
 中学生
理科または総合学習ICEE活用で出前講義。理解度や内容評価をアンケートで調査した結果;50〜70人学級と150人学級とでは大差がある(評価低下)。/sano

8-15 
DMEと軽油の採掘から利用までのLCインベントリー分析/中島ら(中部大)
 
バイオマスDMEは、新潟港から100km圏内収集、チップ化→ガス化→メタノール合成→脱水で得る。天然ガス起源DME石炭起源DMEよりもCO2排出はずっと少ない。/sano

バイオエタノール・前処理・糖化
3−43 加圧熱水法、酵素法、メカノケミカル法による木質バイオマス糖化
(山形大)○小田雄介,大竹哲也,宍戸昌広
 
木質系バイオマスを加圧熱水法、酵素法、メカノケミカル法糖化し、グルコース収率を評価。それぞれの方法での最高収率は、加圧熱水処理では0.4%、酵素法では17%、メカノケミカル法では2.1%であった。酵素法において加圧熱水処理を前処理として用いると82%に向上した。/Fujimoto.

3-45 
押出し膨化米酵素糖化性とエタノール発酵/(佐賀大)○林 信行,吉田七美,大西真紗代,藤田修二,(純真短大)熊谷 聡
 
エクストルーダーを用いた白米部糖化、並行複発酵の検討。エクストルーダー処理により完全な糊化が確認された。また糖化速度、糖収率も高い。発酵初期における激しい発泡は消泡剤により抑制可能。発酵への影響もないことを確認。/Fujimoto.

3-46 
エタノール生産のための稲わら前処理方法と同時糖化発酵/(大成建設)○副島敬道,山本哲史,斎藤祐二
 
稲わら酵素糖化してエタノール生産を行う。アルカリ前処理を行うことで、リグニンが溶出し、酵素糖化性が大幅に向上(→84%)する。/Fujimoto.
コメント
アルカリ処理でとけるのはヘミセルで、リグニンではないのでは?/sano

3-47 酵素糖化法を促進する前処理技術の開発/山本ら4(大成建)、志知ら3(大阪府)
 アルカリ条件下で過酸化水素を用いて、酸化反応を行うことによるバイオマスの酵素糖化前処理法 (A/O処理)について検討。木材希硫酸処理し、ヘミセルロース糖化分離後の残渣を試料として、A/O処理を行ったところ、
希硫酸処理のみの時と比較し、酵素糖化率2倍に増加。更に発酵法により効率よくエタノールに変換可能。/kumagai
 
3-48 固体酸を用いたセルロース系バイオマスの糖化/有賀ら3(東農工大)
 固体酸触媒を用いたセルロース系バイオマスの水熱糖化法について検討。触媒を添加することにより糖化が促進。固体酸種による影響についてはSC触媒を用いたときが最も単糖収率が高く、更に繰り返し利用については、3回目までは初期活性を維持。/kumagai
 
3-49 加圧熱水処理によるブナ(Fagus crenata)の加水分解/呂欣ら3(京大)
  バイオマスより酢酸発酵・水素化分解法によりエタノールを生産するための糖化法として加圧熱水糖化法を検討。ブナ粉末を、パーコレータ型反応器を用いて230、270℃の二段階昇温加圧熱水処理を行うことにより、230℃ではキシロオリゴ糖を中心としたヘミセルロース由来加水分解物が、270℃ではセロオリゴ糖を中心としたセルロース由来加水分解物が各々溶出。/kumagai
 
3-50 バイオエタノール製造のための木質バイオマス粉砕の最適化/稲野ら5(名大)

  木質バイオマスを酵素糖化するための、微粉砕前処理法について検討。セルロースの結晶化度が30〜40%の場合、粒度が小さい方が酵素糖化後のグルコース収率い。一方、結晶化度が小さい場合、粒度よりもセルロースの結晶化度が小さい程グルコース収率は高い。/kumagai

3-64P 
古紙からのバイオエタノール製造/一宮維幸ら5名
 @
コピー紙、or A紙ゴミからのパルプを、セルラーゼと酵母で併行糖化発酵した。糖化率は@91%、A75%。エタノール当たりの酵素使用量12〜50%と大きな負担になる。/sano

3-67P 栄養源無添加
イナワラの酵素糖化前処理に有効な白色腐朽菌の選抜/山岸賢治ら5(農研、京大)
 
ワラセルラーゼ糖化率は、20%以下であるので、脱リグニンしたい。が強酸・強アルカリを用いると大量の廃液が発生する。ヒラタケで腐朽させたワラ30〜40%糖化可能であった。/sano

8-16 高バイオマス量サトウキビ原料による新規エタノール生産プロセスと従来プロセスのGHG排出比較/小原聡(アサヒビール)ら6
 伊江島プロジェクト。
従来法(搾粕3回抽出製糖、糖蜜発酵)から新生産法1回抽出製糖、後抽出液と1番糖蜜発酵)の比較。2倍生産性キビを使用の前提なので、製糖量は減産にならないし、バガス量増加で燃料自給確保。
/sano

BDF油脂
3-51「炭酸ジメチルを用いた無触媒超臨界法によるバイオディーゼル燃料の製造」Zulら(京大)
・バイオディーゼル燃料副生物の付加価値向上を目的に、炭酸ジメチル植物油の反応を超臨界状態で行った。副生物は、Glycerol carbonate,Citramalic acid,およびGlyoxalであった。反応速度もメタノール使用時とあまり変わらない。/kouzu. 
3-52「超臨界酢酸メチルによるバイオディーゼル燃料の新規無触媒製造法」/坂ら(京大)
酢酸メチルと植物油を反応させ、副生物であるトリアセチンもバイオディーゼル燃料に利用することを試みた。反応温度350℃で高FAME収率が得られた。生成FAMEと副生トリアセチンを混合したオイルの性状から、軽油代替燃料に利用可能であった。トリアセチン流動点の低下や酸化安定性の向上に効果があった。/kouzu.
 
3-53「超臨界カルボン酸エステルを用いたバイオディーゼル燃料の製造」松浦ら(京大)
・カルボン酸エステルによる副生物の有効活用を検討するため、その化学構造がバイオディーゼル生成反応に及ぼす影響を調べた。反応性アシル基の炭素数による影響が認められた。kouzu.
 
3-54「没食子酸プロピルによるバイオディーゼル燃料酸化安定性XINら(京大)
没食子酸プロピル添加によって、リノール酸メチルエステルを多く含むベニバナ油バイオディーゼル燃料の酸化安定性が明らかに向上した。この効果を反応動力学的に評価したところ、没食子酸プロピルは100ppm以上の添加で酸化安定性向上すると考えられる。/kouzu./yosida

3-55 破砕石灰石固体触媒に利用するバイオディーゼル燃料生産プロセスの開発/高津淑人(けいはんな)、小路嘉哉、篠原寛(城南電器工業所)、日高重助(同志社大)
 酸化カルシウムを固体塩基触媒とした食用菜種油のエステル交換反応。触媒の改良、メタノール混合比率を高めることで、FAME収率96.5%を達成。繰り返し実験でも10回目までは高い反応効率を維持。/yosida
 メタノール過剰量を増やすと、エマルジョンが透明化し反応効率が高まる。液相の拡散抵抗の減少の結果と見られる。/sano

3-56 活性化CaO触媒とするバイオディーゼル燃料製造プロセスの開発研究/川嶋文人(愛媛大)、山本英夫(愛媛県)、越川哲也(レボインターナショナル)
 酸化カルシウムメタノールで約3時間前処理して活性化させた後、半回分反応器でエステル交換反応。FAME収率が96%以上、反応を9回繰り返ししても高い収率を維持。/yosida

3-57 活性化CaO法と既存バイオディーゼル燃料製造プロセスの比較検討/阪井敦(KRI)、越川哲也(レボインターナショナル)、川嶋文人(愛媛大)
 既存法活性化CaO法とのコスト比較。活性化CaO法は設備投資額は高いが変動費が安いため生産量が大きくなった場合は既存法に比べてコストが安くなる。製造工程がシンプルであり連続化にも適している。/yosida
 新法は温水洗浄・脱水・廃水処理などが不要化するので、もっとコスト安になるはず。/sano

3-58 BDF選択肢直接植物油vs脂肪酸メチル/佐野寛(地球エネシス研)、本庄孝子(阪南大)、井田民男、淵端学(近畿大)
 植物油エンジン直接利用SVO)の可能性を、事例を交えながら提案。FAMEよりもSVOエネ収率的に5割ほど有利。ディーゼル車から電気自動車へ移行期用には、FAMEである必要性はもっとない/yosidasano
 
3-59 油脂類の接触分解/下内真、藤本薫(北九州市立大)
 廃FCC触媒を用いた食用油接触分解430℃の条件下で、軽油成分の液体炭化水素燃料を回収できることを示した。脂肪酸などの含酸素化合物に対して脱酸素の効果を確認。/yosida
 軽油(C数=14〜20)に近づけるためにはC18植物油の分解が有効。分解油はC17が多く、脱炭酸反応が優勢とみられる。脱炭酸・グリセリンと仮定した理論収率よりも低いのは、ガスと残渣副生による。/sano

3-63P ジャトロファ油からBDFの生成/平田ら3名(産総研,BPPT)
 FAME化率は50%と低い。理由は遊離脂肪酸が14%と多いため。前処理として酸触媒で遊離酸をFAME化すれば、FAME化率はパーム油なみに向上する。/sano

3-65P 脂肪酸エステル生産性酵母の選抜/高桑直也(農研機構)

1-1 アスファルトを燃料でなく環境原料として利用/小形ら(エバーグリーン研)
 
2%油脂添加により、アスファルトのミセルが開錠されて、流動化できる。/sano.

メタン発酵、水草
3-60 焼酎粕のアルカリ水素メタン発酵実証プラントの運転報告/(タクマ)〇和田克士,河野孝志
 
鹿児島県いちき串木野市に設置したアルカリ水素メタン発酵実証プラントの運転状況と導入効果の説明。バイオガス収量32m3N/t-芋焼酎粕60m3N/t-麦焼酎粕エネルギー回収率65%(芋焼酎粕)、70%(麦焼酎粕)。飼料化と比較すると100t処理で、1.1kLのA重油と30tのCO2削減が可能。/Fujimoto.

3-61 
緑藻Chlorococcum littoraleのエネルギー成分の生産に与える通気ガス組成および培地N源の影響/(東北大)○久保圭輔, 加藤義隆,大田昌樹,渡邉 賢,佐藤善之,猪股 宏
 環境適応性の強い
緑藻Chlorococcum littoraleの培養の定量的解明の検討。培地N源の欠乏には細胞増殖が盛んとなり、N源欠乏高O2濃度多糖低O2濃度油脂の蓄積が確認された。エネルギー成分の含有量は糖質35~70wt%、脂質35wt%であった。/Fujimoto.

3-62 
海上での水素大規模生産に向けたシアノバクテリアヒドロゲナーゼ、ニトロゲナーゼ関連遺伝子の改良/(神奈川大)○櫻井英博,増川 一,井上和仁
 
シアノバクテリア光合成系ニトロゲナーゼ反応を利用し、海上での大規模培養に適した改良株の作成を目指す。光エネルギーの水素への変換効率は可視光に対し3.7%。ただし、入射光強度が高い場合、変換効率は最高でも0.1%程度と減少するため、改良が必要。/Fujimoto.

5−7 バイオガス燃料組成が火花点火機関性能におよぼす影響/陳ら(群馬大)
 バイオガス(
H2,CO,CO2,CH4)をCO2によって希釈し,自動車用エンジンで使用する場合,希釈によって運転可能な当量比の上限が上がるために出力が増大し,その結果正味熱効率が増大することが報告された。/nakamura

-----------日エネ学会'08 fin.