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第5回 環境技術学会研究発表会◆
;HP→008-0510
特別session=土壌汚染のない国つくり
コメンテータ : 佐野寛 #抄録・コメント紹介,追加あれば受け付けます.
[時、所] 2005.9/16(金)/大阪大学吹田キャンパス
バイオマス関連発表12件
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@-4 「発生現場における炭化処理工法」
町田康輝、長田芳政、木下弘志、町田輝次(地域リサイクル推進機構)
伐採木、流木を破砕(径60mm→20mm)して、炭化し、のり面緑化に使用する。炭化炉はNLHD-190型。20分かけて部分燃焼し、約10%(重量)の炭化物を回収する。燃焼損失が大きく、焼却炉として扱われる恐れあり。
@-13 「木質廃材の里山民生への熱需要活用」
佐野寛(地球エネシス)、森田明宏(産業支援財団)、本庄孝子(産総研)
製材廃材を木材乾燥用熱に自給する以外の用途として近接里山へ民生熱(暖房、給湯、厨房、温室、発酵槽保温)に供給する検討。供給形はチップかペレットか? 両者の長短所を比較して、コストやプロセス負担を考慮するとチップが有利。ただしチップ形状は改良の余地あり。製材廃材資源量は乏しく、民生需要が本格化したら、間伐材資源を滑り台輸送で里山へ直接取り出し、燃料化する必要がある。
@-14 「日本での自然エネを普及させる課題」
本庄孝子(産総研)、本庄宏光(オアシス)
再生可能エネルギーに関する大学生アンケート結果。自国産バイオマスでエネルギー自給率を向上することについての関心はあるが、そのための負担(炭素税、優遇価格、等)については判らないヒトが圧倒的に多い。
A-2「ディスポーザに投入される厨芥の調査」
吉田綾子、山縣弘樹、吉田敏章(国総研)、森田弘明(下水道事業団)
北海道歌登町で、一般家庭とホテル厨房にdisposerを導入した。野菜屑、卵殻、魚骨などの分別を要求したが、家庭では守られず、厨芥投入率も半分弱。ホテル厨房は94%。
A-3 「廃油脂のオゾン処理によるBDFの製造」
大西一也、田熊保彦、加藤茂、小島紀徳(成蹊大)
牛脂を原料に、グリセリン分離を行わず、80℃・130℃におけるオゾン処理による油分子分断を施し、BDF化した。[オガ屑・白土・リン酸石灰]による触媒処理、UV照射(粘度はむしろ上昇)などの不明なプロセスを含む。
A-5 「模擬生ごみの嫌気性発酵水素に及ぼす固形物濃度とpH」
河野孝史、和田克士(タクマ)、野池達也(日大)、李玉友(東北大)
ドッグフードを模擬ゴミとして、2→5→10%の固形物濃度、およびpH変化の影響を見た。基質濃度が薄→濃になるにつれて、ガス収率の最適pH値は、4.5→5.5→7 と移動した。
A-6 「食品廃棄物の膜分離型メタン発酵技術」
佐藤朋広、渋谷敏生、川嶋淳、山下哲生、赤司昭(神鋼ソリューション)
膜分離で汚泥を選択返送する。固形物濃度は2→4%となった。COD負荷を4→6→8%と増大すると8%でガス化率が8割から6割へ低下していたのが、18%負荷まで増大させても支障なかった。アンモニア濃度は、2g/Lを越せば障害を起こすが、膜法では2.5g/Lまで発酵可能になった。
A-9「炭化物有効利用の現況」
高橋正昭(四日市大)、加藤進、円城寺秀雄、佐藤邦彦(三重県)
非木質系(a:下水汚泥、b:鶏糞、c:豚堆肥、d:メタン発酵残渣、e:おから、f:建設廃材、g:タイヤ)の炭化物を作った。灰分が多い。a〜dの灰分は各52、52、57、45%、e=23、f=6、g=10%。吸着性や断熱性能も低い。塩酸で抽出すると1/3脱灰することができた。かさ比重はほとんど変わらないが、メチレンブルー吸着能は10倍増した。
A-15 「畜産地帯における窒素汚染防止とバイオエネ利用」
森田明宏、長友太(宮崎県産業支援財団)、藤本英人(〃、木材利用技術センター)、佐野寛(地球エネシス)
宮崎県都城付近は畜産ベルト地帯である。畜糞尿汚染で硝酸Nは環境基準10mg/Lを越える恐れ。牛・豚糞は80千t乾物/年発生し、47千t乾物/年の堆肥が生成できる。一方、田畑は3,700ha(稲が2,030ha)あり、堆肥需要は18千t乾物/年である。(堆肥t当たりN,P,Kは4,2,4kg) 温帯畑の標準N要求は300kgN/ha年、三毛作でも600kgN/ha年である。対策として豚糞の一部燃焼(水分70%に13%の木チップを混合し水分60%として燃焼)する提案。尿N分が3/4なので、N供給削減率は1/4. メタン発酵して残渣から脱離液を除けば、Nの半分は処理できる。
B-1 「膜分離活性汚泥法における高効率脱窒法」
三馬滋人、西森一久、上坂太一、和泉清司(クボタ)
N除去槽は間欠暴気により酸化・還元変動させ、膜分離槽は常時好気性に保つ。原水Nは30〜50mg/Lで、処理水N<5ppm、を保てた。MLSS濃度は、N除去槽で10g/L、膜槽で15g/L、となった。酸化還元電位は、N除去槽で硝化時100〜200mV、脱N時-100mVである。
B-8 「造粒濾材を用いた高速土壌浸透システムの寿命」
藤川陽子(京大)、ほか10名
黒ボク土や赤球土などを600℃焼成すると、リンなどの吸着性は10倍以上になる。畜産排水の浄化に用いると、高い流速も可能(2m/秒、普通の10倍)。有機物モデルとしてフルボ酸をもちい、あるていどの推定が可能になった。
B-9 「土壌浸透用諸材料の検討」
米田大輔、藤川陽子、浜崎竜英、菅原正孝、今田俊介(産業大、京大、アタカ)
加熱土のpHによる表面電荷の変化を求めた。等電点pHは、加熱処理によって6→6.5とアルカリ側へ移動した。(リン酸など陰イオンに対する吸着が有利になると予想される)。放線菌によって、寿命のきた材料がやや復活する。
B-10 「既存の土壌浸透処理施設における有機物浄化性能」
原侑子(大阪産業大)ほか7名
吸着物をモデル化するために6分画した。腐植/非腐植、分子量1000の上下、生分解性/難分解性による、A〜Fまでの区分。結果:これらの区分が浸透処理能力に必ずしもうまく対応しているとは限らない。
パネル討論会「土壌汚染のない国つくりを目指して」
(バイオマス関連のみを記述)
事例報告3件:副島忠男(大阪市)、中島誠(国際航業)、山本忠(日本不動産)、
基調講演1件:平田健正(和歌山大)
討論:
「ダイオキシン汚染土壌を完全に浄化する困難を考えれば、完全除去よりも「そのまま土地の安全利用」を考えた方がよいのでは?」
「跡地の植林→森林化、どうか? ダイオキシンは植物に移動するか?」
「まだ不明。油溶解性なので、可能性は少ない。重金属汚染例では、移動する例が多い」
「もし、汚染物が植物に移動すれば、森林を後世に収穫した時に、それが有害廃棄物の指定を受ける可能性がある」
-------------環境技術'05
fin.