第85回日本化学会年会 2005.3/26-29/神奈川大

1H3-17 グリセリンのラネーNiによる水熱ガス化
(産総研)中田正夫・坂木剛・(佐賀大農)熊谷聡
グリセリン(BDF大量副産物)水溶液をNi触媒・300℃で、グルコースより速やかに水素に転化できた。
コメント:濃厚液ではどうなるか?/sano.

1H3-38 バイオマス由来のタールの水蒸気改質におけるNi触媒の担体効果
(筑大数物)木村豪夫・宮沢朋久・富重圭一・国森公夫
杉粉固定床ガス化。Ni触媒の担体として、各種酸化物(Al、Si、Ti、Ce、Mg、Zr)を試験。条件は水蒸気/C=0.5、823K。結果、タール最少=Al、コーク析出最少=Ce。

1H3-40 古紙製紙廃水を用いたバイオマス液化
(日大理工)高木裕和ら7名
古紙製紙廃水(pH9.5)は黒液と異なり、熱源化が困難。そこで、ユーカリ木の水熱液化溶媒として試験。300℃処理後、水抽出分WSと、アセトン抽出分WIASと、残渣WIAIに分別した。WIAS分が増収できた。

1H3-41 オイルパーム空房(FEB)の分子素材資源ポテンシャル
(三重大生)科野孝典・永松ゆきこ・舩岡正光
FEBは燃料利用が主。これを材料化するため、クレゾール・72%硫酸で処理し、油分を分液してアセトン抽出し、EFBリグノクレゾールを得た。柔らかなシリンギルリグニンが主成分なので、針葉樹材に比べて、反応は速やかである。

1H3-42 竹リグノセルロース高分子複合系の開放と素材の構造
(三重大生)任海・永松ゆきこ・舩岡正光
試料として真竹、米ツガ、ポプラクレゾール溶媒和後、30℃攪拌。分液して上層からリグノフェノールを得た(下層は炭水化物が集まる)。竹リグニンはシリンギル系であった。

1H3-42 繊維強化型リグノセルロース系プラスティック素材
(三重大生)金田哲也・永松ゆきこ・舩岡正光
ブナ脱脂粉末からリグノフェノール炭水化物複合体(LC体)を作り、160℃で成形した。均一マトリクスで流動性・耐水正がある。曲げ強度は、LC体よりも繊維50%複合体が2.2倍MORを示した。

2PA-130 木質バイオマスの分離:杉材の水蒸気処理により得られる化合物
(宮崎工第・宮崎木技セ)松井隆尚ら6名
150℃蒸煮液に抽出された物質はフェノール類>タンニン>フラバノル類。120℃水蒸
気で抽出される物は遙かに少なく、フェノール類のみが検出された。
-----------化学会'05 fin.