初回木質炭化学会'03.6/25;東京) バイオマス関連全件 →HP=008-0306C

年会費3000円、発足総会を兼ねる.

[時、所]2003.6/25東大農・弥生講堂

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木竹炭は将来の産業となれるか」特別講演(鹿大農・藤田晋輔)
バイオマス・ニッポンに炭化物が抜けた。木竹炭はバイオマスの優等生、新しい視点から注目を。S15年頃販売総額270万トン、現在のお金で計算して売り上げ1兆円産業になるべく、工業的感覚を取り込んだ産業に。製材残材510万トン-C/年、炭化150トン/年、輸入含めた炭:600トン/年/honjo.

コメント:燃料よりも吸着剤志向とみられる.需要量は小さいのでは?/sano.

○「KST型製炭炉による低価格の炭化コスト」(美炭産業)○小鷹敬一 
1999年設立の省力型構造の製炭炉ベンチャー企業(山梨)、かごの中に破砕木材を入れ、砂敷き基台の上に置き、上からかぶせ型炉体で炭化。炉体は基台のまわりの溝の水によって外気と遮断される。バイオマス:1t//36hr、投入:20t/40/日、炭化量:6t/40/日、炭化効率:容積比70%、重量比30、下部から着火後、自燃(炉体は鉄板耐熱構造)煙上昇後、反対側の下部より煙排出、乾留ガス焼却装置付き/honjo
コメント:低価格化のキー技術は何か?が不鮮明/sano.

大型電気加熱炭化炉によるスギチップの炭化
(高知森技セ)○今西隆男、(東洋電化工)甲斐登起雄
杉チップは燃料に適さない(いい炭にならない)が吸着性良250keep水分蒸発させた後昇温、400-1000℃、非表面積、累積細孔容積、炭化温度とpHの関係など。排ガス:灯油バーナーで燃やす。
:「いい炭」という意味は? →ウバメガシ炭などに比べて火持ちなど悪いの意/honjo

マイクロ波による木質材の炭化と木酢液

(産総研北セ)三浦正勝、加我晴生(大幸TEC梶j○榎本雄司ら 
中央部より炭化:従来の温度勾配と逆になる。
03kWh、反応容積:0.35m3、建築廃材20kg急速熱分解1-2hr)、揮発分は発生部より低温域を通過することにより高次分解が抑制される。熱分解液を減圧40で木酢液と木タールに分離。ニュー木酢液は低沸点成分多い(さわやかな臭い)。レボグルコサン高濃度で採取、カラマツ100mm直径の円柱試料は10数分で炭化/honjo
コメント:レボグルコサン(グルコース分子内エーテル)増収するには「急熱+急除去」が必須であろう.ここでいう木酢液は、タールを含めているらしいが/sano

木材の熱処理過程で生成する製品(1)」
(エコ・マテリサ・NW)野田良男 
乾留試験、3℃/minで昇温、設定温度で3hr保持、200-900℃、タール状液物質:43−56重量%。広島県林業部の平炉熱処理装置:賦活反応装置、揮発成分15-25、中間製品:素灰→土壌改良材(黒色燻炭)、素灰は粉末活性炭の原料(現在採算性乏しi
コメント:「素灰(すはい)」は灰ではなく黒色燻炭のことであった./honjo.

   
バイオマスのニッケル触媒炭化による電磁波シールド用結晶炭素の製造
(北見工大)○鈴木 勉 
Ni触媒下Na, Caの共存下(3%添加)9001hrの炭化によって木材、リグニン、熱分解タールから実用的な電磁波シールド(EMS)性能を有する結晶炭素(乱層構造)/honjo
コメント:高級高価少量製品を追求/sano

建築廃材木炭の性状について−CCA処理木材を中心に−」
(大幸TEC)○榎本雄司、小西淳一
スギ端材、
CCA処理木材建築廃材、炭化させた木炭のCCA含有実験。重金属類の抽出実験。CCA処理木材:すべて溶出、特にAs大。炭化後のCCA脱離法/honjo

木材の熱分解液の組成とその防腐・防蟻性能
(京大木研)○畑俊充ら、井上聡子、中井祐、今村祐嗣、Dietrich Meier
スギ・ウバメガシ・モウソウチクのチップ300-1000℃、1hr保持、昇温速度:2-8/min木酢液を用いて抗菌試験、木材防腐、妨蟻試験。ガスクロで25成分同定、抗菌効力を有するフェノール類(フェノール、グアイコール、クレゾールなど)昇温速度の違いによってフェノール類の差が生じる。樹種による差(モウソウ竹:フェノール類多い)、酸類、芳香類の濃度の差、→リグニンを構成する分子構造の違いによる。昇温速度による抗菌抗力への影響大。熱分解液0.4添加で、すべての菌類で生育抑制シロアリに対する試験:樹種による活性の差ほとんどなし。木酢液と木タールの境界にまたがっている/honjo

  
最近の木炭・木酢液をとりまく状況について」
特別講演(林野庁特用林産対策室松本芳樹室長): 
オガ炭、竹炭、粉炭、白炭、黒炭ヤシ殻炭減少、その他の木炭わずかに上昇、インドネシア
120haバイオマステストフィールド、外国産:国内炭より安い(約1/2).燃料用途は約50%、土壌改良:1/4、工業用:13%、活性炭:13%、練炭・豆炭:僅か。「地球温暖化森林吸収源10カ年対策を策定」、スローフード:スローライフ→量的な豊かさから質的な豊か差へ。精神安定剤としての薪(ペレット)燃焼=安らぎ.
Q:「木タール、木ガスを取り上げない理由は?」、A:「皆さんの声を待つ」/honjo

 
竹炭の物性とその吸着性能」(鹿児島県工業技術セ)○小幡 透
鹿児島の竹林16000ha(日本一)、炭化物成型ボード、炭化温度と各種竹炭の諸物性(200-2500℃)孟宗竹はカリウムが多い(K2O:2.58%)スギのK2O:0.12%竹炭製ボードはトルエン、ホルムアルデヒド吸着特性良、竹炭のホルムアルデヒド吸着480,600,700,800℃炭化温度上昇に伴い濃度低下が遅くなる。
コメント:灰分が多いので、燃料外の用途開発が主?honjo

   
竹炭の調理・加工への利用」(名古屋女子大学家政)○福田靖子 
竹炭の利用:フライ油の酸化防止効果5,10%添加800℃炭効果有り、1100℃炭硬化少。竹炭浸出液の調理水としての効果:微量成分基準値以下(問題ない)、調理の分解促進(アルカリ性)
Q:油脂の酸化防止は一回だけ? 繰り返し使える(2,3OK)/honjo

スギ樹皮の炭化による資源化(1)」
(鹿大農)○米満惠子、藤田晋輔、前原和幸、服部芳明
古紙、2mm以下に粉砕したスギ樹皮炭、皮革クズをマスコロイダー(石うす)で各粉砕、後に混合成型。成型ボードの強度試験。
樹皮炭の組成は、はっきりしなかった/honjo.

○「
水耕栽培植物残滓の炭化とリサイクル」(山久化学梶j○加藤久義ら
水耕栽培は第2次世界大戦後米軍の衛生問題(回虫)で義務づけられた。水耕トマト残滓炭籾殻くん炭、雑木チップ炭松チップ炭。植物残滓炭からの肥料成分の溶出テストでは従来の木質系炭化物と比較して多量の肥料成分を含む。
コメント:水草が多量の灰分を含有しているせいかも/
honjo

木酢液に含まれる抗酸化成分
(森林総研)○松井直之、大平辰朗
酸、フェノール、中性の各画文に分離、抗酸化性の評価。DPPH消費活性:フェノール系>酸系、中性=0、スギ材:200、〜250、〜300300600℃、高温になるに従いカテコール類ふえる。カテコール類は抗酸化性だが毒性強い。リグニンの構造に由来。広葉樹:シリンゴール類多い、針葉樹:グアイアコール類多い。
Q:主成分の酢酸、メタノールには抗参加作用ない.木タール微量成分の混入効果か/honjo.

○「
芳香植物の熱分解生成物
(東大院農・生命科学研)○逆瀬川三有生、谷田貝光克 
クスノキ、市販ラベンダー香料、インドネシアのカユプテ熱分解生成物。化合物の種類:落葉>前年葉>当年葉、抽出物:タンニン由来、残渣:リグニン由来。クスノキの落葉:リグニン由来の多数のフェノール類、前年葉・当年葉:葉表面のワックス由来の高級脂肪酸多い/
honjo

―――fin.