2010.
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基調講演「欧州の木質バイオマス利用の現状と今後の展望」/全欧バイオマス協会(AEBIOM) 会長 ハインツ・コペッツ
2部構成の講演で、前半は欧州全体の現状、後半はオーストリア、特にStyriaでの現状報告がなされた。EUでの取り組みは、北欧等の加盟により推進された。今後ともエネルギー需給におけるバイオマスの役割は大きくなる。主に、ペレットを利用した熱供給に関する話題が多いが、AEBIOMのターゲットは2005年に比べて2020年でバイオマスの利用を2.5倍、熱利用が3/4を占めるが、電気利用やバイオ燃料の比率がより多くなる。
「石炭混焼利用における技術的課題と方向」/(財)電力中央研究所エネルギー技術研究所 大高 円
国内石炭火力におけるバイオマス混焼状況や国内の各種木質バイオマスのポテンシャル状況、電中研での取り組み(貯蔵安全性評価、高効率利用(混焼率1〜3wt%→10%)等が報告された。
「中国電力(株)の木質バイオマスへの取り組みについて」/中国電力(株)電源事業本部 安本浩之
中国電力における木質バイオマス利用の取り組みに関する講演。新小野田発電所における混焼取り組みに加えて、三隅発電所においても取り組みを開始。H23以降、林地残材、建設廃材合わせて両方とも約3万t/yの規模
「地域熱供給事業における課題と可能性」/下川町地域振興課 高橋祐二
下川町におけるこれまでの循環型森林事業に関する取り組みの紹介。五味温泉への木質ボイラー導入による効果と役場周辺への地域熱供給システム設置事業の取り組み説明。小規模分散型地域熱供給システムをそれぞれ繋げて行く。
「木質燃料チップ供給の現状と可能性」/(株)遠野興産 中野 光
いわき市での木質ペレット製造・販売についての紹介。間伐未利用材の効率的な収集運搬システムに関する報告や現地破砕の実証試験について講演。高密度な作業道の設置や機械を使った木材の加工・運搬
「エネルギー業界から見た木質ペレット」/(三菱商事エネルギー事業グループ 水田 照
日本の石炭火力・バイオマス専焼発電の状況説明から国内外における再生可能エネルギー利用制度(RPS、全量買取制度の導入状況等、幅広い講演。ペレットのLCA計算から日本産とカナダ産の間では大きな差はない。カナダ産は海上輸送に伴うCO2の排出が大きい。
以上。