◆「第18回日本エネルギー学会大会」◆
2009.7/30ー31(木-金)/札幌コンベンションセンター
皆様のご報告をおまちしています/sano
本大会は、バイオマスセッションは73(昨年は68)件の発表と基調講演があり、最大3室でパラレルならびにポスターとなってい
ます。
−ーーご参考:バイオマス関連セッション紹介ーーー○は掲載済み
熱分解 3-1-1 熱浴,セルロース,急速熱分解 3-1-2気流,木質,急速熱分解 3-1-3 重油,木質,軽質化媒体3-1-4木質,溶媒循環液化 3-2-1○ 3-2-2○ 3-2-3○ 3-3-1○ 3-3-2○ 3-3-3○ 3-3-4○
水熱・超臨界 3-7-1家畜糞,超臨界ガス化 3-7-2スラリ,触媒懸濁 3-7-3グルコース,低温ガス化 3-7-4廃グリセリン,超臨界水ガス化 3-8-1○、3-8-2○、3-8-3○、3-8-4○
メタン発酵3-9-1食品廃棄物,ショッピングセンター 3-9-2発酵ガス,乳化燃料混焼 3-9-3食品廃棄物,水素
BTL、炭化 3-4-1○ 3-4-2○ 3-4-3○ 3-4-4○ 3-5-1○ 3-5-2○ 3-5-3○
評価 3-10-1○ 3-10-2○ 3-10-3○ 3-11-1農産廃棄物エタノール,アジア 3-11-2稲ワラ,収集・輸送・貯蔵 3-11-3パーム廃棄物,エネ回収,マレーシア ,3-11-4藻場再生,九州,腐植鉄錯体
ペレット等 3-6-1○、3-6-2○、3-6-3○、3-6-4○、3-6-5○
ガス化 3-12-1○
3-12-2○ 3-12-3○
エタノール3-13-1○ 3-13-2○ 3-13-3○3-13-4○
BDF3-14-1○ 3-14-2○ 3-14-3○ 3-14-4○ 3-15-1○ 3-15-2○ 3-15-3○
ポスター 3-90-1○ 3-90-2○3-90-3 ○ 3-90-5○ 3-90-6○ 3-90-7 ○3-90-8○ 3-90-9○ 3-90-10 ○,
3-90-11○ 3-90-12○, 3-90-13○、3-90-14○、3-90-15○、3-90-16○、3-90-17○、3-90-18○
エネルギー学のセッション○
基調講演○
----------美濃輪様、高津様、 松村先生、鈴木勉先生、山崎様, 森塚様、金沢様、市川様,ご報告有難うございました/sano --------------
松村は、バイオマスに関連したエネルギー学のセッションにも参加し、その内容 を以下に紹介します。
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セッション8 エネルギー評価・経済(エネルギー学含む) 8−1 学融合
座長:松村(広島大)
8−1-1 公共的プラットフォームPEGASUSへの新技術搭載機能の実相とその波及効果の検討 重藤、堀尾(科学技術振興機構)
地域と現場の実状に即したかっちでシナリオを構築するプラットフォームとしてのPEGASUSの有性についての検討。分散型の2つの資源利用ならびに技術テンプレートのサブシステムからなる新技術搭載テンプレートを主に説明。
8−1-2 SNSを用いたエネルギー学融合分野の創出 森本(産総研)
SNS(社会ネットワークシステム)を用いて学融合を行う方法の提案。学融合のための意見交換の効率を向上するためにWebのログを利用するもの。イノベーションオンラインで学融合を提案、また、JAMでスレッドベースの議論を行い、必要な学の洗い出 しを行った。
8−1-3 バイオエネルギー利用の簡易経済性シミュレーション 美濃輪、藤本(産総研)
産総研で開発したバイオエネルギー利用シミュレータならびにその事例の紹介。システムデータ目に物質、エネルギー収支を踏まえて経済性計算を行う。資源量からプロセス規模がきまり、コストが決まる。産業連関表による波及効果、バイオマス会計の検。
8−1-4 バイオマス利活用システムの構築に係る研究 井上(復建調査設計)ら
経済性、環境影響、事業化を成功させる仕組みや工夫の観点でバイオマス利活用を支援するシステムの紹介。経験からアドバイスを提示して事業性の向上を行うことが可能。今回、実際のメタン発酵事業の成功ポイントを整理してメタン発酵項目を追加。
8−1-5 学融合によるエネルギー学推進の具体的方法に関する提案 松村(広島大)
これまでのバイオマス部会と「エネルギー学」部会での活動を総括し、メーリングリスト、WG活動の利点と限界を学融合の観点から整理。これらの問題点を解決する新しい仕組みとして、電子システムを用いたWG活動を進めることを提案。
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基調講演 司会 堀尾(東京農工大)
グローバルな視点からのバイオマス利用システムのあり方 小島(成蹊大)
世界の視点からのバイオマス利用の方向性の概観。バイオマスは手段であることを確認した上で、バイオマスの位置づけを輸送用燃料として議論を展開。炭素固定としての植林と生産木材からの液体燃料生産の組み合わせを紹介。ハードパンを火薬で爆破し、バンクで水を溜める方法などを適用。
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3-2:熱分解2
3.2.1 ガス化温度でのスギおよびブナ木粉熱分解におけるチャ-の反応性
京大 Mohd
AsMADI, 河本晴雄, 坂 志朗
針葉樹スギと広葉樹ブナ絶乾物とそれらの酸脱灰物のN2中600℃、40-600sにおける一次および二次熱分解挙動を密閉アンプル反応器中で比較した。また、N2気流中の熱重量曲線測定や40sの熱分解で得られたチャ-と木材の共熱分解を行い、ブナチャ-のスギチャ-より高いガス化反応性を水の共存環境や低分子量生成物等と関連づけて議論した。
3.2.2 セルロースの低温熱分解における還元性末端の役割
京大 松岡聖二, 河本晴雄,
坂 志朗
セルロ-スの比較的低温(280℃以下)の熱分解における還元性末端の役割をグリセロ-ル化を通して調査し、この改質反応によって着色化と重量減少が低下することを明らかにした。また、セルロ-スの還元性末端はメチル-β-D-グルコピラノシドのトランスグリコシル化反応を活性化した。これらの現象は、木材の低温度域におけるセルロ-ス末端の反応が熱分解挙動を大きく支配することを示唆している。
3.2.3 動力学因子分布に基づくバイオマス粒子の迅速熱分解挙動の予測
出光興産 園山 希,
九大 林潤一郎
セルロ-ス、マツ、コーヒ-残渣粉末の迅速熱分解を熱重量法(TGA)とワイヤ-メッシュ反応器を用いて行い、活性化エネルギ-布モデルを適用して活性化エネルギ-と頻度因子を活性化エネルギ-を求めた。その結果、チャ-と揮発分の相互作用が強いセルロ-スとコーヒ-残さでは困難であったが、相互作用が弱いマツおが粉ではTGA実験からその分解挙動の予測が可能であった。
−−−ここまでsuzukiーーー
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セッション3 3−3 ガス化・熱分解3座長 藤本(産総研)
3−3-1 コーヒー粕を利用した高効率水素製造 塚本(新菱冷熱工業)ら
コーヒー粕を炭化し、さらにこれを水蒸気ガス化して水素を得るプロセスで、炭化温度を下げて、炭化後に残る量を増加、水素収率を上げる工夫。300℃でも可能で、これまで1 kg-dryから356 Lの収率だったものを1 m3に向上。
3−3-2 アルミナ二段式流動層を用いる各種バークのガス化 中田ら(産総研)
アルミナを流動媒体とした2段式のアルミナ流動層反応器でスギとケヤキのバークを空気ガス化した結果の報告。6 gのアルミナを用い、生成ガス量を測定、生成ガスを分析。スギ1 g から700-800℃で470-640 mLの換算水素量を得る。
3−3-3 粘土を用いたバイオマスの流動層ガス化 135 kW実証テストプラントによるアブラヤシ空房の未粉砕ガス化実験 井上(APEX)ら
粘土を流動媒体としてアブラヤシ空果房のガス化を行った報告。135 kWの内部循環型流動層ガス化炉でガス化剤として水蒸気を利用。再生塔で空気でチャーを燃やす。インドネシアで実証運転を行う。ガスとチャーの両方を生産することを提案。
3−3-4 木タールの接触熱分解によるガス燃料と機能性炭素の併産 石塚ら(北見工大)
一度500℃で金属触媒を添加して炭化した木材に、このときに生成する木タールを低温で吸着させ、これを900℃で再度炭化する二段炭化によってガス燃料と機能性炭素を得るプロセスの実験的検討。炭でタール粘度が低下し、炭に金属触媒を担持すると水素収率 が向上。
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セッション3 3−4 ガス化2、BTL 座長 野田(群馬大)
3−4-1 小型バイオマスガス化発電装置の開発 谷口ら(中外炉工業)
ロータリーキルンとダウンドラフト型ガス化炉を組み合わせた小型バイオマスガス化発電装置のパイロットプラントの運転結果の報告。50 kg-dry/hで50 kWの規模。70 m3-N/hのガス生成量で5.3 MJ/m3-Nの発電量をDSS運転で得る。ERの最適地はチャーベッドの レベル維持のため0.2。
3−4-2 京都バイオサイクルプロジェクト ガス化メタノール合成技術開発 −その1:ガス化運転状況報告− 林(タクマ)ら
木をガス化してメタノールを合成、これを廃食油からのBDF生産に用い、生ゴミメタン発酵で得られるガスと共にエネルギー利用する京都バイオサイクルプロジェクトのガス化メタノール合成部分についての実証試験結果。25 kg/hの循環流動層ガス化炉を用、700 hの連続運転で冷ガス効率0.65。
3−4-3 京都バイオサイクルプロジェクト ガス化メタノール合成技術開発 −その2:メタノール合成運転状況報告− 林(タクマ)ら
京都バイオサイクルプロジェクトのメタノール合成部分についての紹介。電力を併産するためオフガス循環をしない1パスで考え、オフガスは発電へ。このため、H2/COも2より小さい値で運転。4-6 MPa、190-230℃の低温低圧とし、内部凝縮構造によって平衡を移動させる。700 hの安定運転を確認。
3−4−4 合成ガスを経由するセルロース系バイオエタノール製造プロセスの設計・評価 佐賀ら(産総研)
リグノセルロースからガス化を介してエタノールを合成するプロセスの評価。変換にはメタノールまたはFT触媒で生成したエタノールを分離する方法と、ガス化ガスをアセチルCo-Aを介してエタノールと酢酸を得る方法を採用。ベースケースでは従来法がよいが、革新ケースで逆転すると。
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セッション3 3−5 ガス化3、炭化 座長 中村(中国電力)
3−5-1 バイオマス/廃棄物炭化ガス化技術の開発 化工残渣バイオマスの炭化ガス化特性 大高ら(電中研)
バイオマスを一度炭化して、これをガス化する炭化ガス化の検証。4つの炭化器とコンバスタとリアクタからなる5 t/dのガス化反応器を運転。炭化で生成したチャーを燃やし、ガスのタールを分解する。冷ガス効率50-60%、炭素ガス化率95%以上を得る。
3−5-2 鶏糞からの活性炭製造法の開発 宝田(群馬大)ら
鶏糞を急速加熱ならびに10 K/sの昇温速度で900℃で処理、急速昇温では1075 m2/gを得る。灰の存在下で炭化してHClで灰を除去 することで高い比表面積を得る。炭化中にCaOが生成し、これが除かれている。10 K/sでは1455 m2/gが得られる。CaCO3からのCO2が賦活剤、CaOが触媒となっていると。
3−5-3 木質バイオマスの炭化による新発電燃料の開発 高橋(信州大)ら
生産地で炭化を行って輸送コストを削減、混焼で高効率発電するプロセスを提案。そのための高密度炭化物燃料を検討する。500℃で炭化し、炭化時に発生したタールを吸着させてペレット化。エネルギー回収率は71%、炭素収率は73.8%。
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セッション3−6 固形燃料加工
ーーーーーー/moriduka--------- (「・」は質問)
3−6-1 木材の破砕エネルギーに及ぼす破砕条件の影響(森林総研/藤本)
・木は縦に入れるか、横に入れるか・・・横に入れる。長さ80cmが限界。
・データのばらつきは・・・10回の平均値。
・回転数の根拠は・・・何となく決めた。
・電力(kW=kJ/s)×時間/重さ(1.4kg)=消費エネルギー原単位と思うが、30mmの場合、5kW×20秒/1.4=71.5kJ/kgになるが、23kJ/kgでいいのか。・・・再検討する。
3−6-2 木質ペレット製造における消費エネルギー評価(森林総研/吉田)
・乾燥エネルギーを勘定に入れなくてよいのか・・・今回は入れなかった。
・何も無い実験室での試験が必要でないか・・・時間の都合で事務室で行った。
・今後ペレットの製造エネルギーを減らす方法は・・・ペレタイザの大容量化。
3−6-3 資源作物アサを利用した麻ペレット原料の粉体特性評価(日大/赤星)
・含水率、粒径分布を合わせたか・・・含水率は7〜10%、粒径分布は現状。
・圧縮性の違いは何に考慮するのか・・・ペレタイザの形状最適化に利用する。
3−6−4 古紙と木質資源から造った隅の鉢用の自動成型機開発(高知工科大/松本)
・炭化物の空隙率・空隙の大きさは測定したか・・・していない。
・幾らぐらいで売るのか・・・100〜200円/個、屋上用の長方形のものも検討中。
・盆栽は備長炭を栽培床を使うが、水分が多いと根腐れが起きるので要注意。
3−6-5 木質タールによるアスファルト混合物製造の評価(前田建設/守安)
・油と木質タールを混ぜて1流体にできないか・・・混ぜるとゴム状になり無理。
・最近のバイオマスガス化炉はタールが出ない。タールのたくさん出るフェルント炉の重質タールを利用しているのか・・・そのとおり、軽質タールは焼却処分。
・アスファルト加熱にタールを使うのは名案だが、100%に出来ないか。・・・失火等の防止のため、タール90%、重油10%で製品化した。
--------moriduka/--------
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セッション3 バイオマス等 3−8 水熱2 座長 吉田(広島大)
3−8-1 各種バイオマスの水熱前処理反応特性と処理条件のさ5て2化 中嶋(広島大)ら
ユーカリとホテイアオイをエタノール生産のために水熱前処理を行った結果の報告。96 mLのオートクレーブに70
gの10%資料懸濁水を入れ、水熱処理し、生成物をさらにセルラーゼ処理。最適条件の処理時間が長すぎるため、粒径、質量濃度を変化。小粒径、低濃度で収率向上。
3−8-2 広葉樹および針葉樹の半流通型2段階加圧熱水処理による化学変換比較 パイブーンスィルパら(京都大)
木質からの成分回収ならびに後段の発酵処理のためにブナと杉を230℃と280℃の2段で水熱処理、生成抽出物を経時的に分析。低温でヘミセルロース、高温でセルロースの絵師分を確認。
3−8-3 水熱反応を用いたモウソウチクからのキシロオリゴ糖生産と残渣の燃料化 熊谷(九州大)ら
モウソウチクを水熱処理して成分回収を行う検討。0.5 mm以下にフナ獅子、1.5 gを12 gの水と14 mLの回分式反応器で処理。キシロオリゴ糖を得ると同時に、残渣を炭化燃料として利用することを提案。両反応の時定数が大きく異なるので2段処理が必要か。
3−8-4 二段式亜臨界水中燃焼法によるバイオマス廃棄物からのエネルギー回収 佐古(静岡大)ら
0.3 t/dの二段式亜臨界水中燃焼用パイロットプラントでバイオマス廃棄物を処理した結果の報告。第1段で400-450℃、8-10 MPa、10-20 minで無触媒亜臨界水酸化、第2段で380-400℃、8-10 MPa、1 min以下でMnO2触媒を用いた亜臨界水酸化を行う。
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3−10 評価1
3−10-1 2050年に向けた1次エネルギ-の確保―バイオマスで化石エネルギーを代替する―(電中研)○森塚秀人
新規の石炭・LNG火力発電所を建設せず(既設発電所の寿命を考慮)、1人当たり電力消費率が1kW/人で飽和するシナリオで電力からのCO2排出量を予測。1990年比2020年は104%、2030年は96%、2040年は77%、2050年は45%となる。バイオマスを導入することで更なる削減が可能で、2050年で800万tBDF、600万t木質を混焼すればCO2排出量は25%まで削減できる。
3−10-2 日本における木質バイオマス供給可能量の推定(森林総研)○上村佳奈,久保山裕史,山本幸一
ヒアリングを含む統計データ、GISデータ等を基に、市町村毎に収集距離50km圏内での木質バイオマスの収集可能量を、九州と北海道で推定(北東北はバイオマス科学会議で報告済み)。ポテンシャルの高い市町村はいずれも2地域に集約される。収集距離の変化で集約状態が変わる可能性や道路以外に鉄道の利用の可能性が指摘された。
3−10-3 バイオ燃料としてのジャトロファ油のポテンシャル評価―インドネシア・ロンボク島でのケ-ススタディ―(電中研)○井内正直
既存の土地利用や気候条件を考慮し、新規プランテ-ション、既存プランテ-ションの転作、既存農地の一部(10%)を利用するシナリオでポテンシャルとコストを評価。粗ジャトロファ油の購入費用はヒアリング。BDF価格0.8$/Lであれば事業性が出てくる。農地の一部利用では農家からの買取り価格が高くなり事業性は厳しい。 新規プランテ-ション可能な面積は小さい(全島の数%)。また、収率向上のためには灌漑も必要とのこと。
3−10-4 バイオマスを利用した都市鉱山からの金分離回収技術の開発(原子力機構)○広田耕一,Parajuli Durga
これまでリグニンフェノ-ルを架橋・エチレンジアミン処理したもので金の分離回収が可能であることを報告。今回、杉の未処理細片でも同様に金の回収が可能であることが分かった。実験により水抽出物がその役割を担っていることを確認。またガンマ線を照射することで回収状況が変化する。 水抽出物のどの成分が重要なのか興味が持たれる。
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セッション3 バイオマス等 3−12 ガス化4 座長 林(九州大)
3−12-1 バイオマス由来オイルの水蒸気改質反応性の解明 銭ら(東京農工大)
バイオオイルの水蒸気改質による水素の生成を考え、反応特性を実験的に検討。バイオマス種によって生成オイル組成がばらつく ことから、各種モデル物質をNi-Ru系触媒を用いてL-H機構をふまえた反応速度定数を決定。プロパノールでは結果が10%程度で一致。
3−12-2 バイオマスチャー大粒子の水蒸気ガス化速度 梅木(東工大)ら
固定層反応器中のガス化で一番時間のかかるチャーのガス化速度について、粒子変化を反応モデルを用いて表すことを試みる。実験的に真の反応速度を決定した上で、オーバーラップグレインモデルを参考に2段階にわけるモデルを提案。
3−12-3 固体重点層の昇温過程における減容速度式の提案 田之上(山口大)ら
充填層ガス化のモデル化などで重要な層としての体積変化を加熱面温度を変えて実験的に観察し、これを1次反応速度式で整理。 あくまで見かけで、さらにこれを加熱面温度についてアレニウスプロットで整理。充填層は変化しないと。
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セッション3 バイオマス等 3−13 エタノール座長 矢野(産総研)
3−13-1 湿式粉砕実証プラントにおけるスギ材の糖化前処理研究 米田(京都大)ら
湿式ディスクミル粉砕の糖化前処理プロセスとしての有効性を確認。条件を変えて粉砕処理を行い、生成物をメイセラーゼで処理。粒径が小さいほど糖化率が向上。セルロースが露出されていくためと。
3−13-2 粉砕を用いた木質バイオマスの酵素糖化前処理プロセスの開発 稲野ら(名古屋大)
木質バイオマスを粉砕して得られる粒子特性の中で糖化に大きく影響する因子を検討。粒径が小さく、結晶化度が低いほど糖化率が向上すると。
3−13-3 リグノフェノールによるセルラーゼの吸着回収 野中ら(三重大)
セルラーゼを回収再利用するためにリグノフェノールを用いた吸着固定化を検討する。吸着は迅速に進行。固定化したセルラーゼでは性能が50%低下する。
3−13-4 パルプ製造技術を利用したバイオエタノール生産の可能性 長谷川(東京大)ら
パルプ技術をエタノール生産の糖化前処理に利用することを考え、蒸解後、酸素晒脱リグニン後、漂白後のパルプをそれぞれセルラーゼで糖化。さらにプロセス計算を行って、エネルギー収支を出し、酸素晒脱リグニン後のものが最も適していると。
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3−14 BDF-1
3−14-1 バイオディーゼル燃料生成反応に対する酸化カルシウムの触媒作用に関する検討(同志社大)○高津淑人,山中真也,日高重助(菱光石灰)角森道人
酸化カルシウムの溶解について、実験、分析を行い、カルシウムグリセロキシド(Ca(C3H7O3)2)が生成していることを確認。この反応の際、水が副生するため溶解の促進も起きている可能性もある。少量の水の副生がエステル化反応の促進に寄与している可能性もある。
3−14-2 硫酸―酸化カルシウム触媒を用いたバイオディーゼルの製造(フィ-ルドテクノロジ-研究室)○金木裕一(電中研)土屋陽子(北海道立工業試験場)山越幸康
ジャトロファ油などの高酸価油脂のエステル化で、排水が出ないプロセスとして、硫酸による遊離脂肪酸のエステル化→酸化カルシウムによる中和→トリグリセリドのエステル化の2段プロセスを提案。酸価30mgKOH/gを超える条件でもFAMEを得ることに成功。副生する硫酸カルシウムはエステル化反応に影響を与えない。
3−14-3 廃動物油脂由来バイオディ-ゼル燃料製造に対する固体触媒の適用(日本大)○伊藤拓哉,角田雄亮,菅野元行,平野勝巳
高酸価の動物油脂のエステル化でイオン交換樹脂を触媒で使うプロセスを提案。陽イオン交換樹脂による遊離脂肪酸のエステル化→陰イオン交換樹脂によるトリグリセリドのエステル化の2段プロセスとなる。陰イオン交換樹脂でOH型を用いると樹脂がカルボン酸塩となり失活の恐れがあるが、CH3O型であれば回避できる。
3−14-4 超臨界メタノ-ル法によるバイオディ-ゼル製造でのリグニン添加の効果(京都大)○辛 加余,坂 志朗
FAMEの酸化安定性の向上を目的に、超臨界メタノ-ル法によるバイオディ-ゼル製造でクラ-ソンリグニンを添加。ヨーロッパ基準(110℃で6時間以上安定)をクリアできる。添加剤と似た構造のフェノ-ル化合物が生成しているためと推定。
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3−15 BDF-2
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.^3-15-1「超臨界炭酸ジメチルを用いた新規な二段階無触媒バイオディーゼル製造法」(Zu、坂:京都大学)
ジャトロファ油を亜臨界水によって加水分解し、生成した脂肪酸を超臨界状態の炭酸ジメチルと反応させて、バイオディーゼルを得た。加水分解の工程は270℃/27MPaで高い反応効率を得た。その後、300℃/9MPaでエステル交換すると、合計で40分という短い時間でバイオディーゼルを得た。
.3-15-2「油脂類の接触分解」(谷、下内、藤元:北九州市立大学)
大気圧下、430℃程度で油脂類を接触分解し、燃料油を製造する検討を行った。実験には、パーム油、ジャトロファ油、廃食用油や動物脂を用い、いずれの原料を用いても70%程度の分解油収率を得た。残渣は10%強発生.
.3-15-3「廃食用油由来バイオディーゼル燃料を用いた大型ディーゼル車の排出ガス特性」(岩浅:東京農工大学、水嶋、川野、石井、後藤:交通安全環境研究所)
バイオディーゼル燃料、およびその軽油混合油(B5、B20)を用い.た5モード試験において、シャシダイナモメータで排出ガスを測定した。酸化触媒にDPFや尿素SCRを組み合わせた後処理設備を持つ新型車両は煤やNOxの排出は少ないが、酸化触媒のみで後処理する旧型車両は煤やNOxの多い排ガスであった。
ーーーー------kouzu/ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーポスター(3-90-1〜)/kanazawaーーーー---
3-90-1 バイオマス初期熱分解生成物化学組成の詳細分析と二次気相反応シミュレーション/(九州大)○櫻井靖紘、則 永行庸、林潤一郎、(北大)庄司哲也、(三井造船)宮地健、片桐学、神田伸靖
スギ粉末をチューブ型反応器に投入して発生するガスを回収してGC/MS分析。534の化学種と7304の素反応による数値シミュレーションを行った結果、O/C値との関係について実験データの良好な再現性が得られた。
3-90-2 バイオマスガス化ガスの溶融炭酸塩による高温ガス精製技術の開発/(電中研)○河瀬誠、大高円
スギチップを溶融炭酸塩(Na2CO3)中に吹き込んで、ガス精製(脱硫・脱ハロゲン・タール分解)を検討した。モデルガスではH2S濃度の上昇を炭素供給により抑制、バイオマスガスではタールが炭素源となりタール除去と同時に脱硫できることがわかった。
30-90-3 加圧ガス化及び乾式ガス精製による木質バイオマスからのDME製造/(山口産技センター)○小川友機、(産総研)坂西欣也、花岡寿明、松永興哲、宮澤朋久
加圧ガス化及び乾式ガス精製によるDME製造に適したガス化生成条件を検討。米松粉からの発生ガスはチャーの存在でのH2/CO比が0.57から0.87に上昇、含水率が高いと0.8〜0.9高まる。
3-90-4 塔内側面にガス吹込み口をもつ流動層の流動化状態/(群馬大)○野田玲治、増田有美、平野荘士、辻口拓也、中川紳好
下部側面にガス吹き込み口をもつ流動反応搭の均一な流動を目指し、2次元複素関数モデルによるシミュレーションとケイ砂層にガスを吹き込んだ実験結果から、流動化は開始時の剪断力τは層高ならびに層幅に依存すること等が示差された。
3-90-5 BTLプロセスの評価と効率化の検討/(産総研)○藤本真司、柳田高志、Bespyatko Lyudmyla、佐賀清崇、美濃輪智朗
DME製造BTLプロセスにおいて起こる2つのDME生成反応(1)3CO+3H2→DME+CO2、(2)2CO+4H2→DME+H2O、と、水蒸気量によって変わるH2/CO比との関係についてシミュレーションを行い、最適なH2/CO比、CO2の除去の効果を見出した。
3-90-6 水熱および粉砕によるスギの糖化前処理/(住友電工)○金澤進一、(産総研)井上誠一、遠藤貴士
スギの酵素糖化前処理として、未処理7%から水熱処理で31%に向上、ディスクミル処理で同42%、さらに両処理の組み合わせで56%に糖収率が向上した。
ーーーーーーポスタ(3-90-1〜)kanazawa/ーーーー
ーーーーーーポスター(3-90-7〜)/yamazakiーーーー
3-90-7 水熱/酵素糖化処理を利用したクマイザサからのエタノ-ル生産(産総研:井上、村上、坂木、ハクジュライフサイエンス:村松、八木、原)
クマイザサ抽出残渣(抽出方法不明)を5分間水熱処理。240℃以上では回収率が下がり、ガス化。220℃以下では糖の種類によりピーク温度が異なる。糖全体の収率と しては200℃が原料基準で最大。過分解物質の可能性もあるが、発酵阻害をほとんど受けずにエタノ-ルに変換。
3-90-8 リン酸水熱前処理による稲わらバイオエタノ-ル(産総研 柳田、藤本、yudmyla、井上、塚原、美濃輪)
稲わらの酵素法による糖化の前処理において、ヘミセルロースを糖化させるリン酸水熱処理の有効性のシミュレーションを行った結果、経済性評価で、膜分離によるリン酸を回収することでリン酸水熱160℃が、水熱処理180℃+ヘミセルラーゼより有利となった。
3-90-9 ヤナギの濃硫酸による糖化(加水分解)性−トドマツとの比較−(北林産試 山崎、檜山、重枝) ヤナギの成分分析と濃硫酸による糖化。NEDO1段法による濃硫酸糖化において、ヤナギはトドマツよりも少ない硫酸で可溶化する。トドマツよりキシロース主体のヘミセルロースが多く、後加水分解で過分解を引き起こしやすい。ヘミセルロースを生かすには前加水分解工程が必要。
3-90-10 エタノール生産を目的とした稲わらのアルカリ前処理効果の検証(大成建設副島、屋祢下、山本、斎藤)
セルロースに対するアルカリ処理の効果をボールミル粉砕と比較、分子量は粉砕では変わらないがアルカリ処理では低下、比表面積が増大。稲わらの常温・NaOH浸漬ではクマル酸、フェルラ酸、シリカの溶出が見られ、結果として酵素糖化率が向上すると考えられる。
3-90-11 酸素脱リグニンを導入したバイオエタノール生産のためのアルカリ前処理 発表中止
3-90-12 バイオ燃料の標準物質開発を目的とした分析手法の検討(産総研 沼田、松尾、北牧、朱、鎗田、加藤)
バイオディ-ゼルやバイオエタノ-ルの製造者が品質管理を行う際に必要となる測定方法と標準物質の開発。水分はカールフィッシャー水分計を検討。硫黄は紫外蛍光法でチオフェン、金属元素・リンはICP-MSを用いた。
ーーーーーーポスター(7-12)yamazaki/ーーーー
ーーーーーーポスター(3-90-14〜)/itikawaーーーー
3-90-13 食品廃棄物の可溶化メタン発酵におけるプラント各部の役割に関する検討/前田建設工業)○林 まゆ,遠藤正史,赤松佑介,斉藤芳人
マイカル明石にて実証試験中の可溶化メタン発酵システムの結果を報告。アルカリおよび魚腸骨の有無を条件に運転を実施したところ、酸生成槽の溶質分析の結果、同槽のpHを適正に保つことが酢酸の安定生成に効果があることが判明。
3-90-14 木質ペレット貯蔵時の自然発熱に関する基礎メカニズムの解明/(電中研)○木本政義,芦澤正美
発酵を起源とし生じる自然発火現象のメカニズム解明の第一ステップとして、発酵に重要な木質ペレットの吸湿性、水分活性値から判断される発酵の可能性、断熱試験による自然酸化発熱特性について検討した結果を報告。
3-90-15 3級アミン型架橋杉を利用したパラジウムの分離回収に関する研究/(原子力機構)○ Parajuli Durga,広田耕一
杉パウダーを基材として3級アミン型架橋吸着剤を作成し、都市鉱山から金属を抽出した溶液及び使用済み核燃料模擬溶液からパラジウムを回収することを検討。その結果、高い選択性を持って分離回収できることを確認
3-90-16 高生理活性を有する森林資源の開発/(九州大)○小名俊博,柴田純子
森林サイクル成立に向けて、森林資源の高付加価値化を提案。表面プラズモン現象を利用した分析装置を開発し、ミトコンドリアの分極状態の変化を検出。これにより森林資源の薬剤としての適性が効率的にスクリーニング可能となった。
3-90-17 日本と中国のバイオマス利用の比較/(日本工大)○林 華明,八木田浩史
日本と中国のバイオマス利用状況を比較し、中国ですすめるべきバイオマス利用方法を提案。中国には国から剰余された余剰耕地がたくさんあるため、これらを活用した作物生産を行い、もって地域の活性化を図るべき。
3-90-18 炭化ガス化プロセスにおけるバイオマスガス化基本特性/(電中研)○市川和芳,大高 円,芦澤正美,梶谷史朗
処理量5トン/日の炭化ガス化炉にて、杉、珈琲粕および麦粕のバイオマスガス化試験を実施。冷ガス効率60%以上をもってガスエンジン運転を可能とする1000kcal/Nm3以上の生成ガスを安定発生させるとともに運転に支障のないタールレベルを確認
ーーーーーーポスタ(3-90-14〜)itikawa/ーーーー
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---007-0907終.
