◆第45回 バイオマス利用研究会◆→007-0712d
2007.12/26(水)/京都高度技術研究所
バイオマス関連2件/佐野寛・抄録
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「環境調和型バイオディーゼル生産システム」/(同志社大工)日高重助、(科学技術振興機構・京都府)高津淑人
廃食油のメチルエステル化触媒に、酸化カルシウム(CaO)を使う。MgOではほとんど不活性;SrOでは高活性だが脂肪酸塩溶出が大きい。◎小規模装置に適合。◎グリセリン廃液純度高い(アルカリ漏れ少ない)。
★空気CO2で失活(→炭酸石灰)する:→N2ガス置換で繰り返し使用ok。★廃油に遊離脂肪酸があると失活(→脂肪酸石灰):→イオン交換樹脂触媒でメチル化前処理により遊離脂肪酸を低減(AV<0.3)ok。★微量の脂肪酸石灰(100ppm前後)が製品BDFに溶出:→吸着剤で0.1ppm以下にok。
「遊休農地を活用したバイオエネルギー利用」(兵庫県・農のゼロエミ)入江匡彦
県内の遊休農地率=7.8%。エタノール用に多収米(北陸103号,兵庫牛若丸、10t/ha)を、あるいはBDF用に菜種(七シキブ,近江ナタネ、170kg油/ha)を栽培、など企画。
★ドイツ休耕地の菜種油生産はこの約2倍の生産性;原因究明と開発の余地がある。
△休耕地は栽培コスト高が普通だが、成果は逆にコスト半減を要求される。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<感想>
BDF製造の小規模化・普及は、アルカリ触媒法がグリセリン廃液と洗浄廃液で行き詰まっている感じがある。生石灰触媒法でグリセリン廃液が有価物質になるほど純度が上がれば、成功。
休耕地利用で、普通農地の半分未満の運営コストを要求するとすれば、農業でなく牧畜転換が妥当ではないか。/sano
---以上。


---007-0712d終.
