第2回バイオマス科学会議
2007.1/16-17
広島大佐竹メモリアルホール報告者=松村、美濃輪、佐野、中島田、花岡藤田、藤本、吉田、小澤
1/18 サイトツアー/東広島・呉中国電力エネルギア総合研究所、産総研・中国センター、王子製紙、中国木材
詳細→ http://www.jie.or.jp/bio_conf070116.htm

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2006.1/16-17,広島大学サタケメモリアルホールにおいて第2回バイオマス科学会議が開催された。19件の口頭発表、48件のポスター発表があった。さらに、特別講演「森林バイオマスエネルギー"地産地消システム"構築への取組み〜地方の現場から」、パネル討論会「エネルギー学から見たバイオマス」が行われた。本会議では、全体で意見を共有するために口頭発表セッションを1カ所とし、全員が同じ発表を聞く形で進めた。ポスターセッションには時間の前半、発表者各2〜5分の巡回説明ツアーをいくつか並行して行った。

-----------------目次(時間順)-----------------------
*口頭発表セッション1〜4(技術−熱化学4、生物化学4、資源・導入4、基礎4、システム・政策4件
*特別講演 「森林バイオマスエネルギー"地産地消システム"構築、地方現場から」松永茂樹(山口県)
*ポスターセッション(5グループ巡回; 2回)
*パネル討論会エネルギー学から見たバイオマス」コーディネータ:山地憲治(前部会長)
*サイトツアー

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現在:掲示達成率は、講演80%、ポスター0%です。[既掲載口頭 Ses.1〜.2、Ses.4〜.5パネル討論会]
未掲載分は標題のみを掲示しています。皆さんのお好みの発表に、コメントをお寄せ下さい:→1発表に、複数のコメントが付くのは歓迎です。そのテーマ繁盛のしるしです。
 ----------------報告本文口頭発表1〜4-----------------
セッション1 技術−熱化学4件(O201-204)---座長:花岡寿明(産総研)
O201バイオマス小型2段階熱分解ガス化装置の開発/(中外炉工業)○笹内 謙一、谷口 美希、(大阪大)安 鐵朱、福井 淳一、赤松 史光
 ロータリーキルン式熱分解炉+固定床ダウンドラフト式ガス化炉から成る2段階ガス化装置の開発。前段では、熱分解温度600℃、固体の滞留時間15分が適当。ガス化から発電まで行うパイロットプラントを'07.4月に完成予定で、前段および後段の反応条件の最適化を行う予定。
 供給材は杉チップ(<50mm径,水分60%)、炭化炉温<500℃ではタール激増。下降式チャーガス化炉温>1200℃、空気吹込位→充填層内、でタール消失/sano.
 
O202木質バイオマスの空気吹き高温気流層型ガス化プロセスに関する研究/(名古屋大)○田中未来、小林信介、朴桂林、烏暁江、板谷義紀、羽田野重信、小林潤、森滋勝
 ダウンフロー型気流層ガス化装置の開発。木粉(径<0.5mm)供給速度約25kg/h。ガス化温度1449K。炭素基準のガス化率96.5%。助燃剤にメタンを用いているが、木供給速度80kg/h規模の助燃剤不要の試験プラントを建設中。
 サイクロン灰は灰・半々、Bagフィルタ灰は3/4が冷ガス効率は約60%を得た/sano.
 
O203廃棄物系バイオマスの効率的燃料化技術に関する開発/(宇部興産)○林 茂也、天野 宏、仁木 豊明、横田 守久、寺田 隆彦
 建設廃材の効率的燃料化の研究。炭化促進剤としてNaOHを含浸し、500℃で炭化させた場合、他の金属(K,Mg,Ca,Ba)を用いた場合と比較し、タールが少なく、炭化物収率が高い。また、廃材中の塩素はNaClの形で炭化物に固定化された。
 
O204ニッケル触媒炭化した木タール炭の性状と機能/(北見工大)松野孝典、鈴木京子、山田哲夫、○鈴木 勉
 ハンノキ木タールから電磁波シールド性能を備えた導電性の結晶炭素の合成。タールNi、Caを添加した後、900℃で炭化し、硝酸処理することで炭素材料(A-TC)を合成。これは市販の導電性カーボンDBと同等の導電特性を有した。タールの種類が変わると、炭素材料の導電特性は10%程度変わる。

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セッション2 技術−生物化学4件(O205-208)---座長:中島田豊(東農工大)
O205エタノール生産のための木質バイオマスの前処理・酵素糖化技術の開発(産総研)○矢野伸一、井上宏之、遠藤貴士、坂木剛、澤山茂樹
  木材チップ(粒径2mm)のセルラーゼ糖化前処理法を検討。ボールミルによる前処理法(→非晶質化)と加圧熱水前処理を比較し、グルコース回収率はボールミルによる前処理法が高いことを示した。
コメント:ボールミル粉砕はエネ消費が高い課題には、エネ投入量の低い粉砕プロセス(→0.05mm級)が開発されつつある/kobayasi(名大)

O206有機性廃水および生澱粉等のバイオマスを直接燃料とする微生物燃料電池の開発(広島大)○柿薗俊英、大野智子、三原 直、遠川弘樹、古川侑佳、西尾尚道
 余剰汚泥(モデルとしてグルコース+ペプトン)を微生物源、酢酸をエネルギー源として微生物燃料電池により電力を生産。メディエータメチレンブルー使用。
余剰汚泥の削減にも有効。生デンプン資化性酵母を用いた可溶性澱粉からの電気生産も示す。得られる電力は何が律速で決まるのかと質問あり。

O207連続式
セルロース水熱糖化プロセスの開発(広島大)○岡久大祐, 吉田拓也, 松村幸彦
 グルコース収率の向上を期待し、
急速な昇温(270℃)、冷却が可能なセルロース水熱糖化プロセスを製作。水熱処理後セルラーゼにより糖化し0.2程度のグルコース収率Adschiriらのモデルを参考にしたシミュレーション結果も同様。セルロース非晶質化が鍵か。

O208
 エタノール製造原料としての食品ゴミの可能性/(新日鉄エンジニアリング)木内崇文、○Suthasinee Praneetrattananon、(九州工大)馬克東、脇坂港、白井義人、(熊本大)森村茂、木田健次 
 生ゴミグルコアミラーゼ処理可溶性画分のエタノール生産性を検討。 耐酸性酵母を活用して高収率(97%以上、可溶化糖基準)でのエタノール生産が可能なことを示した。使用生ゴミ量当たりのエタノール収率に対する質問あり。

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セッション3 資源・導入4件(O101-102;301-302)---座長:藤田和彦(広島県立林業技術センター)
O101バイオマス粉炭原料の探索/(東京農工大)○シサネット チャンウンラー、浦上慶民、会田千津子、堀尾正靭
 廃棄物系バイオマスの性状分析を行った。食品系木質系と比べ灰分量や、窒素、硫黄、及び塩素含有量も多かったが(乾物の)発熱量は変わらなかった。また、燃焼時のNOとHCL排出は炭化物のほうが少なかった。
コメント: TGAで熱分解と燃焼を見ると、2回の吸熱と1回の発熱が観測された。セルロース急激に分解(350℃)するがリグニン200〜900℃で広い分解点を持つ/sano. 
 
O102宮古島における資源作物サトウキビヘンプの比較検討/(日本大 )○赤星栄志、木谷収、(宮古島麻プロジェクト)伊香賀正直
 サトウキビ代替作物としてヘンプ(麻)の生産性、利用用途、経済性を比較した。生産性においては、サトウキビ補助金の有無により、ヘンプが1/2、3倍と付加価値に差がついた。内をE3化するためにはヘンプの方が原料を多く必要とする。
コメント: ヘンプ粗放栽培可能、N分低減能力もある。補助金なしならばサトウキビと競争力がある/sano.

O301我が国の作物生産用温室へのバイオマスエネルギー適用の可能性(第2報)/(ネポン)○川村 淳浩,(東京農工大)秋澤 淳,柏木 孝夫,宮崎 隆彦
 木質バイオマスの直接燃焼利用について、適用形態と排ガスCO2及びの定量的評価を行った。ペレット燃焼機は厳格な温度管理が必要な作物、CO2施肥には適用が難しく、燃焼灰の処理、有効活用を必要とする。
コメント:ペレットストーブ温室用に。排気COが作業者許容濃度50ppmを大幅に上回る。チップはさらに多い/sano.

O302マレーシアパームオイル産業における温暖化防止とCDMの適用/(九州工大)○脇坂 港、 白井 義人、(マレーシアプトラ大学)Mohd Ali Hassan
  クリーン開発メカニズム(CDM)化に向けたパームオイル製造廃液(POME)処理とバイオガス回収パイロット試験を実施中である。ベースライン測定においてはPOME発生量とCOD値から計算したメタン発生量は、実測値と良く一致した。また、実証試験では、メタン発酵滞留時間が20→10日と半減し、COD除去率が95%に及んだ。
コメント: POME処理のラグーンは工場敷地の2倍以上。開放型メタン発酵装置でのバイオガス回収から、しだいに標準的な密閉消化糟へ進むとみられる/sano.

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セッション4 技術−基礎4件(209-212)---座長:美濃輪智朗(産総研)
 O209超臨界水中反応の反応熱測定装置の開発(広島大)○堀本太一, 松村幸彦, 菊地義弘
 超臨界水ガス化における反応熱の測定装置を試作。グルコ-スを用いて反応熱を測定。熱分解、ガス化などの反応過程とともに反応熱が変化し、その量を測定できた。
コメント:
反応熱が分かっている例えばギ酸のガス化などで装置の性能確認も必要。
 450℃まで吸熱反応(C−C切断)、500℃発熱再結合etc.)を示唆/sano.

O210種々の
リグノセルロース系バイオマスの水熱分解、糖化特性(産総研)○熊谷聡、山田則行、坂木剛、(佐賀大)林信行
 セルロ-スヘミセルロ-スリグニン水熱分解を用いて、分画して回収利用することを目標とする。バッチ式反応器、パ-コレ-ター式反応器を使用。反応条件により、ヘミセル可溶化し、セルロ-ス残渣として残す。
コメント:
セルロ-スの結晶性の変化などの基礎的な知見も欲しいところ。
 200℃熱水では、リグニン木本では残渣へ、草本では可溶化部へ移行が特徴/sano.

O211電気加熱式ドロップチューブ反応炉による
COおよび水蒸気を用いた木質バイオマスの基礎ガス化特性(豊橋技科大)○榛葉 貴紀、成瀬一郎
 1000℃以上で、熱分解、CO2ガス化、水蒸気ガス化、CO2+水蒸気ガス化を比較。CO2+水蒸気でCO生成にシナジー効果があった。なお、滞留時間は2秒。
コメント:
1000℃以下(実用で重要)での検討結果への質問あり。
 900℃以下ではH2Oガス化は進むが、CO2ガス化では不活性/sano.

O212バイオマスの
熱分解のモデリング揮発分収率・組成の予測(東工大)○岡田卓哉、岡崎健、(舞鶴高専)奥村幸彦
 石炭の熱分解モデルCPD (Chemical Percolation Devolatilization)をバイオマス熱分解<800℃)に応用。収率は ずれているものの、傾向は実験結果と一致。
コメント:長谷川ら(京大)の成果を組み込み、バイオマスの表現として
H/C揮発分のみを入力条件としており、簡便なシミュレータとして期待。
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セッション5 システム・政策4件(401-402;501-502)---座長:松村幸彦
O401
草本系バイオマスの収集運搬システム(九州バイオマスフォーラム)○中坊真、清島和衣、薬師堂謙一、佐藤祐幸、古閑茂雄、高橋佳孝
  野草は天然に生えるため更新作業も不要飼料としても、エネルギー入力/出力比からも良好である。再評価と適切な政策の導入が求められる。
 ススキ栽培(宿根性)は北欧エネ用として利用が進んでいる。傾斜地でも収穫性がいい(機器図示)/sano.

O402
ベトナムにおける稲作バイオマスタウンシステムの構築/(東大)〇佐藤伸明、望月和博、迫田章義、(ホーチミン市工科大)Phan Dinh Tuan
 
ベトナムでの人口分布と米作分布を確認し、籾殻、稲わらからのエタノール生産可能性を検討、ガソリン需要との比較を行う。また、E3テストなど共同研究の内容を紹介。
 南部地域は宝庫。
年3回収穫可能。現在、ワラ野焼きが多い。民生燃料化普及が課題ではないか/sano.

O501中止
O502
バイオ燃料促進政策の評価ドイツを事例として/(産総研)○朝野賢司、美濃輪智朗、藤本真司、柳田高志
 
ドイツにおけるバイオ燃料に対する税制優遇と環境税制について、需要関数から解析。政府の税収減、軽油の需要行動への悪影響、BDR価格改善の弱まりといった問題点を指摘しつつ議論。
 4年間で
ドイツBDF倍増した。国内ナタネ油を原料としている(国外パーム油との競合は不明)/sano

-----------*ポスターセッション(5グループ巡回; 2回)--------------------
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PS-1A(P103-107)4件.巡回座長=吉田貴紘(森林総研)
P103 バイオマス植物としての
スイートコーン栽培適性とバイオエタノール生産/(山梨県工業技術センター)○ 恩田匠、長沼孝多、小松正和、(山梨県総合農業技術センター)長坂克彦、市川和規、加藤知美
  
スイートコーン残渣をエタノール原料として活用すべく、まず、日中糖類濃度変動等などの栄養成分特性を明らかにした。続いて残渣搾汁液のエタノール変換特性を調べた。
コメント:トウモロコシ穂収穫後(1〜10日)に、茎搾汁糖分が9%から11〜15%へ上昇することは、残渣活用への重要な示唆である/sano.

P104 ラオスにおける木質バイオマスの利用可能性/(森林総研)○吉田貴紘、鈴木秀典、山本幸一、(ラオス林野局)北村徳喜、木原香奈子、(ラオスエネルギー鉱業省)Bouathep Malaykham
 ラオスにおける木質バイオマス資源量、利活用の現状を調査した。公式上の伐採量は30万m3程度で、木材製品は貴重な外貨獲得源。電化率拡大の一方法として木質残渣の活用も可能か。
コメント:潜在森林率(47%)が森林率より大きいから、新・植林余地は有望(10年rotation可能)。製材残材は、オガクズきのこ栽培端材自家燃料(一部木炭化→輸出)に用いられており、現状としては妥当/sano.

P105
フィリピン木質バイオマスとその利用/(森林総研)○山本幸一、陣川雅樹、(フィリピン林産局)Dwight A. Eusebio
 
フィリピンにおける木質バイオマス資源量、利活用の現状を調査した。木質バイオマスの総蓄積量は2156百万トン(FAO統計)。植林山火事や病害虫被害などで思うように進んでいない。製材残材は地域住民に利用されるが不足気味とのこと。
コメント:
森林率が'43年に60%→'05年に23%に激減した。乱伐の惨状モデルといえる。新・植林種にはグメリナ(粗材、6年伐期)、ファルカタリア(より高価)。燃料用にgiantイピルイピル(高成長,20t/ha年)が推奨されたが挫折。植物学で試行錯誤中、といえる/sano.

P107 
微細藻類カスケード利用に関する基礎的研究/(東北大)○渡辺 浩基、大田 昌樹、加藤 義隆、渡邉 賢、佐藤 善之、猪股 宏
  
緑藻Chlorococcum littoraleから付加価値物質カロテノイドを生産すべく、緑藻の超臨界CO2(エタノール共溶媒)抽出実験を行った。抽出時間1時間で総カロテノイド含量の67%を抽出できた。カロテノイド選択率の経時変化についても検討した。
 
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PS-1B(P213-217)5件..巡回座長,抄録=小澤雅之(山梨県森林総研)
P213
部分酸化を併用した高温高圧水中での反応によるバイオマスからの水素製造の基礎的検討/(東北大)○高橋麻耶子、相澤雄一、渡邉賢、佐藤善之、猪股宏
 グルコースを原料としたガス化反応における水素一酸化炭素および二酸化炭素の発生率について、顕著な温度依存性は認められないが、水素を高収率、高選択率で得るには300℃付近が望ましいことが示唆された。
コメント/sano:300℃前後で、ZnO触媒+H2O2の反応。理論酸素の1/3で最高収率。

P214
超臨界水反応における新規金属触媒の開発/(広島大)○二見恭介, 松村幸彦
 アセトンギ酸により水素化を400℃で。反応器の比表面積により水素化生成物に差異が認められ、比が増大するに従って水素化反応が十分に発達するまでの時間が遅くなった。

P215
触媒懸濁スラリーを用いたバイオマスの超臨界水ガス化反応の開発/(広島大)○原翔太郎, 松村幸彦, (中国電力)清水嘉久, (東洋高圧)野田洋二, (産総研)美濃輪智朗
 鶏糞スラリー化600℃高効率ガス化に際し、鶏糞濃度と活性炭濃度とを変化させて検討した。その結果、活性炭を加えるほどガス生成量および炭素ガス化率が向上した。
コメント/sano:炭素ガス化効率は、鶏糞濃度(0.4-1.5%の範囲内で)変動は少ない

P216触媒懸濁
バイオマススラリーの流動特性の検討/(広島大)○北川裕司, 松村幸彦, (中国電力)清水嘉久, (東洋高圧)野田洋二, 野口琢史, (産総研)美濃輪智朗
 鶏糞スラリーの流動特性について検討したところ、非ニュートン流体でチキソトロピー流体であった。また、みかけ粘性率は超臨界ガス化が高温なほど減少し、添加する活性炭濃度15wt%以上大きく上昇した。
コメント/sano:鶏糞濃度限界(粘度急上昇)は約5%。活性炭濃度も追加的に粘度上昇を促す。
 

P217
家畜排泄物を原料とする超臨界水ガス化技術の開発/(中国電力)○中村昭史、清永英嗣、三浦健、清水嘉久、(東洋高圧)野田洋二, (産総研)美濃輪智朗、(広島大)松村幸彦
 パイロット試作装置による微細な活性炭と採卵鶏糞の縣濁スラリーのガス化運転(300℃)に成功したが、活性炭を添加することで原料中の有機分の分解率が向上し、未反応有機分による閉塞の問題ならびに排水負荷が軽減されると期待される。
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PS-1C(P218-222)4件..巡回座長=柳下立夫(産総研)
P218木質系バイオマスを原料としたバイオエタノール生産のためのアルカリ前処理/
(森林総研)○池田努、杉元倫子、野尻昌信、真柄謙吾
P219アルカリ処理した木質系バイオマスを用いた糖化酵素生産/
(森林総研)○野尻昌信、池田努、杉元倫子、眞柄謙吾
P220木質バイオマス連続液化プロセスの開発/
(名古屋大)○岡田信彦、小林信介、朴桂林、羽多野重信、板谷義紀、田辺靖博、小林潤、森滋勝
P221過酸化水素‐触媒系による木粉のセルロース化/
(京都学園大)○ 藤井康代、大久保捷敏
P222タイの残渣系バイオマスからのエタノール生産用水熱前処理の研究/
(広島大)○渡部秀樹, 二見恭介, Athika Chuntanapum, 松村幸彦, (Chulalongkorn University)Tawatchai Charinpanitkul
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PS-1D(P403-407)5件..巡回座長=藤本真司(産総研)
P403
木質系バイオマスからのエタノール製造プロセスに対するピンチ解析の検討/(産総研)○藤本真司、柳田高志、朝野賢司、美濃輪智朗、中岩勝、(シミュレーションテクノロジー)巽 浩之
  熱ピンチ解析により木質系バイオマスからのエタノール製造プロセスの最適化・高効率化を検討。ヒートポンプを用いて95℃前後の排熱を有効利用することで大幅な省エネルギーを達成可能なことを示した。
  コメント:全熱複合線図により、望ましい熱の移動先を選定する戦略が可能になる/sano.

 
P404超臨界水ガス化システムによるトマト残渣処理に関する研究/(復建調査設計)○縄田大輔、井上陽仁、高濱繁盛、(広島大)松村幸彦
 
 トマト残渣超臨界水ガス化し、生成ガスでコジェネレーションを行うシステムの経済性の検討。施設の規模の増加、稼働率の増加にともない経済性が向上する。施設規模1t/d(稼働日数200d/y)でも処理単価は20,000円/tであり、十分に競争力がある。
コメント:原料水分への依存性があるはずだが/sano.

P405
超臨界水ガス化による畜産廃棄物処理の事業性検討/(産総研)○柳田高志、美濃輪智朗、(中国電力)清水嘉久、(広島大)松村幸彦、(東洋高圧)野田洋二
 
採卵鶏鶏ふんを対象とした超臨界水ガス化による発電システムの事業性の検討。建設費補助率、副産物収入を変動因子として年間経営収支への影響を調べた。副産物収入が150円/kgの場合、鶏ふんを0円で引き取っても事業が成り立つことを確認。
コメント:産卵鶏糞が燃焼利用には水分過多・メタン発酵用にはアンモニア過多、なので超臨界水ガス化を選択しているが、熱利用合理化よりも灰の有価性に頼って成立しているように見える/sano.

P406
中高水分バイオマス気体/固体燃料システムの比較/(日本大)○木谷 収、遠藤良輔、赤星栄志
 中高水分バイオマスの
湿式および乾式メタン醗酵システムと好気性醗酵熱による燃料化システムのエネルギー解析的な比較。原料となるバイオマスの初期含水率に対するエネルギー収支比等を検討。本手法では、詳細検討はできないが、基本的な傾向の把握は可能であることを示した。
 コメント:好気性発酵熱では、乾燥用の低温熱源とするには惜しい優れたガス源物質を選択的に消耗しているので、エクセルギー的に不利である/sano.

P407 
バイオガス天然ガスを併用した燃料電池発電システムの開発/(静岡県静岡工業技術センター)○酒井奨、松本豊、(渡辺建設)増田直己、(静岡ガス)曽根眞人、(石川島芝浦機械)高橋浩、(静岡県環境資源協会)大場壽和
 学校給食センターからの
生ゴミメタン醗酵燃料電池による発電を組み合わせたプラントの実証試験の現状と将来性を報告。バイオガス等は改質により水素に変換されるが、水素濃度の減少や硫化水素、アンモニアの混入により発電効率が低下することを確認。また生ゴミを焼却処理する場合に比べ、投入エネルギー量やCO2発生量が減少することを示した。
コメント: バイオガスの精製負担は大きい。むしろ系内の調理用など粗ガスに耐える需要に当て込み、FC用には天然ガスをあてる方が合理的ではないか/sano.

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PS-1E(P408-412).5件.巡回座長=山本博巳電中研)
P408バイオマス経済性シミュレーション 〜その2.メタン発酵〜/
(産総研)藤本真司、柳田高志、朝野賢司、福田哲久、○美濃輪智朗、矢部彰
P409全国のバイオマスタウン構想を対象としたバイオマスの利活用システム調査研究/
(東京農工大)○阿部慎一郎、堀尾正靭
P410技術特性および経済性を考慮した地域バイオマス統合利活 用シス テムの最適設計/
(東北大)○森岡 泰樹、中田 俊彦
P411中核市をモデルとしたメタン発酵処理の有効性に関する研究 /
(復建調査設計)玉田法文、○井上陽仁、高濱繁盛、縄田大輔、(広島大) 松村幸彦
P412遊休農地を活用したバイオマス液体燃料利活用システムの 経済性評価/
(東北大)○大山尚宏、 中田俊彦
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*PS-2A(P108-109、303-305)5件.巡回座長=吉田貴紘(森林総研)
P108 
GISを用いた資源管理システム〜熊本県阿蘇市の事例〜/(九州バイオマスフォーラム)清島和衣・○中坊真・井芹大吾・久木裕・薬師堂謙一・佐藤祐幸・古閑茂雄
 GISを用いて阿蘇地域の牧野における採草可能量を解析。今後、データの精度を向上させる一方、GISを収集運搬のコスト把握にも利用する予定。得られる草本バイオマスはガス化発電に用いる。
コメント:O401参照。
未利用の草地2500haから、採草可能面積を割り出す。平坦地はすでに牧草地となっており、主たる制限要因傾斜度によることが明らか(ただし機械刈取りを前提)である/sano.

P109 
加圧熱水処理した木質バイオマスの熱流動成形(愛知産技研)○高橋勤子・高須恭夫・(名古屋大)小林信介・板谷義紀・森滋勝
  微粉砕したスギ木粉加圧熱水処理物に対して熱流動性と成型性を評価した。220℃以上の処理物で熱流動性が確認された。成型性に関しては230℃処理物曲げ強さが大きく、耐水性が高いことがわかった。
コメント:処理温度
180℃=非流動、210℃=粉体流動、240℃糸状流動、と変化する。ヘミセル分解物は処理で水抽出されているので、リグニン部分分解物流動に寄与したとみられる/sano.

P303 
ダウンドラフト型バイオマスガス化発電システムの開発/(奥州市)渡邉清文、(日立造船)堀内秀昭、○福島龍太郎、田中新吾、(SNT)松田茂之
  ダウンドラフト型のガス化装置でガス化発電実験(48時間)。水分15%、低位発熱量3602kcal/kgの木質チップに対して行ったところ、冷ガス効率64%、発電出力22kWを達成した。
コメント:
500〜600℃熱分解炭化(部分燃焼率.06〜.07)、続く1000〜1100℃部分燃焼ガス化(部分燃焼率.21〜.22)の損失に抑制/sano. 

P304 バイオマスエネルギーの導入に伴う経済波及効果の評価/(東北大)○伊藤吉紀、中田俊彦
 林地残材、間伐材、エタノール原料用玄米、菜種、農畜作物残渣等に対して、資源の生産、収集、変換、消費に至るバイオマスエネルギーシステムの導入に伴う経済・雇用効果を解析。産業連関分析手法を利用。
コメント:システム運用期の経済性は、変換技術よりも原料コストに依存する、と推定された/sano.

P305 
アジアバイオマスセンター構想/(産総研)○坂西欣也、美濃輪智朗、(広島大)松村幸彦
  膨大な
バイオマス資源を有するアジア諸国との人材・技術交流をすすめるべく、産総研バイオマス研究センターと広島大学バイオマスプロジェクト研究センターはアジアバイオマス研究センター(ABC)構築を合意し、ホームページを開設した。アドレスはhttp://home.hiroshima-u.ac.jp/~bprc/abc/abc.htm

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PS-2B(P223-227)5件.巡回座長,抄録=小澤雅之(山梨県森林総研)
P223 
活性炭を用いたバイオマスガス化由来軽質タールの除去/(産総研)○花岡寿明、坂西欣也、Xiulan HU、(JFE技研)品川拓也、松井聰、多田光宏、岩崎敏彦
 フェノールおよびナフタレンを軽質タールモデルとして4種類の市販活性炭によるタール除去特性を活性炭粒子径比表面積および平均細孔径から検討した。高い飽和吸着量を得るにはタールモデルに対して適当な大きさの平均細孔径の存在が示唆された。
コメント/sano:150℃吸着試験を行っているが、実用的な温度範囲での吸着性変動も考慮すべき

P224バイオマス
充填層ガス化による基礎ガス化実験/(豊橋技科大)○鳥越隆志、成瀬一郎
 自作の小型バイオマス充填層ガス化炉により粉砕したペレットを用いてガス化挙動について検討した。連続条件の場合、炉下部での反応温度が800℃になりCOおよびH2が安定して生成しガス化を維持できた。

P225
木炭からの水性ガス生産ー木質系廃棄物の利用に向けてー/(北海道大)O小島康夫、後藤裕次郎、岡隼人、(東産商)梅村義仁
 キノコ生産時に発生する廃菌床、廃ホダ木を用いた2段階ガス化を検討した。廃菌床などの炭化時に発生する生成ガス量は多く、次工程での熱分解ガス化の燃料として利用可能である。この2段階ガス化ではタール発生がなくH2/CO比も制御できる等、有利性が高い。
コメント/sano:600℃
炭化時の発生ガス量は全ガス量の1/20程度と少ないので、系内の自立運転用熱源としては不足気味であろう。

P226 
木材構成成分のガス化特性:小型噴流床ガス化炉における樹皮、脱リグニン樹皮ペレットのガス化/(産総研)○小木知子、中西正和、福田芳雄
 産総研で製作した小型噴流床ガス化炉装置を用いて、スギ樹皮とその脱リグニン樹皮ペレット化したものをガス化した。スギ樹皮酸素ガス化剤を添加することでガス化率上昇したが、脱リグニン樹皮ではそれを上回った。樹皮の含有リグニンの影響が認められた。
コメント/sano:900℃
でもリグニンのCガス化率は半分くらいしかない、とすると数値が合う。
    
P227
粘土系流動媒体を用いたバイオマス循環流動層ガス化(東京農工大)○中村徹、白岩佳子、堀尾正靱(群馬大)野田玲治(APEX)田中直
 
ライザー型循環流動層に流動媒体としてレンガ破砕物を用いて破砕した木質ペレットを連続投入した。6時間の安定したガス化運転が確認された。バイオマス/流動媒体比を低くすることで水溶性タールおよび重質タールの減少を確認した。
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PS-2C(P228-232)5件.巡回座長=柳下立夫(産総研)
P228メタン発酵消化液の励起蛍光マトリクスによる特性評価/(日本大)○遠藤良輔、木谷収、赤星栄志、(三機工業)坂本勝、(東京大)大政謙次
P229電気化学的な培養法を用いたグリセロール微生物変換に関する研究/
(産総研)○畑山耕太、柳下立夫
P230微細木粉の抽出性評価に関する研究/
(名古屋大)○平川歩、小林信介、羽多野重信、板谷義紀、小林潤、森滋勝
P231CCA処理木材のバイオマス利用技術の検討―濃硫酸加水分解による糖化 ―/
(北海道立林産試験場)○山崎 亨史、檜山 亮、折橋 健、関 一人
P232トマト残渣の超臨界水ガス化特性/
(広島大)○松村幸彦, (復建調査設計)高濱繁盛, 井上陽仁, 玉田法文
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PS-2D(P223-225)3件.巡回座長=藤本真司(産総研)
P233新規
素材開発原料としてのパームオイル産業廃棄物の可能性/(三重大)○科野孝典・舩岡 正光、(九工大)黒田洋平・脇坂港・白井 義人、(Universiti Putra Malaysia)Mohd Ali Hassan
 
相分離処理におけるオイルパーム空房(EFB)の変換分離特性および得られたリグノフェノールの構造特性から資源特性を評価。変換分離手法としての有用性と機能性素材としての可能性を確認。また、リグノフェノール-炭化物複合体を調整、熱圧縮成型し、物理特性を評価。木材系素材と同等な特性を確認。
 
P234
木質等バイオマスのエネルギー変換技術のエクセルギー解析(東北大)○塔ヶ崎哲也、中田俊彦
 バイオマスの
直接燃焼発電ガス化発電を対象としたエネルギー解析。直接燃焼発電では総合熱効率80%を超えるが、エクセルギー効率はボイラでのエクセルギー損失等により25%程度。ガス化発電では熱効率64%、エクセルギー効率58%。エクセルギー指標による評価の重要性を示した。
コメント: この結論は、コジェネにおける
熱電比の変動に対応する総合効率の増減を思わせる/sano.

P235
高含水バイオマスの水熱炭化処理におけるエネルギー収支(産総研)○野口将宏、井上誠一
 
モデル生ゴミを用いた水熱炭化の検討。従来の気相炭化に比べ、比較的低い温度(573K)でも炭素含有率の高チャー(68%)が得られた。また、水熱炭化では発熱量の高チャー(30kJ/g)が得られることから、エネルギー的に優れた技術であることを確認した。
コメント:熱水の共存が炭化を促進する、といえるとすれば、興味深い現象/sano.

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PS-2E(P413-415,503-505)5件.巡回座長=山本博巳(電中研)
P413新里山モデル・柴燃料採取におけるエネルギー資源循環/
( 地球エネシステム研)○佐野 寛 、(産総研)本庄孝子、(近畿大) 井田民男
P414廃食料油のリサイクル技術開発と実用化への取組みの現状と課題/
(シダックス) 藪下義文
P415中山間地域における森林バイオマス資源の長期的な利用可能性( 2)−路網整備による収穫コストの低減−/
(宇都宮大)有賀一広 、○齋藤仁志、田坂聡明、(日本大)吉岡拓如
P503バイオマスエネルギーの普及に向けて/
(産総研)○本庄孝子、(地球エネシステム研)佐野寛
P504ASEANバイオマスモデルの開発とシミュレーション結果/
(東京大)○矢田 尚、山地 憲治、(電中研)山本 博巳、(産総研)美濃輪 智朗、(エス・アール・シー)宮近 秀人、安岡 理恵子
P505廃棄物処理システムに対する地域特性と温室効果ガス対策の影響評価/
(東京大)○永富悠、山地憲治、(電中研)山本博巳

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-特別講演会 座長:坂西欣也(産総研)
「森林バイオマスエネルギー"地産地消システム"構築、地方現場から」/松永茂樹(山口県)


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パネル討論会「エネルギー学から見たバイオマス」司会・モデレータ:山地前部会長
           /報告=matumura
*学融合:手塚哲央(T)「エネルギー学研究とバイオマス」
  
課題解決を目標として長期的なアプローチで学融合をしていくべき。そのため各人が「専門と副専門」を持つとよい。
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政策:国吉浩(K)「『エネルギー学』による政策へのアプローチ」
  各分野の知見を用いた
政策立案が、3Eと不確実・変動要因を含めて必要。新しい政策の意思決定方法ができており、国民の選択の基盤を提供するべき。
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教育:内山洋司(U)「スウェーデンにみる『持続可能な開発』教育
  学というものは社会の発展との関連で成立し、現在の社会のニーズに対応するエネルギー学と教育が必要。スウェーデンでは
明確な目的を持って考えさせる教育をしており、日本でも検討する必要がある。
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バイオマス:坂西欣也(S)「エネルギー学的視点から見たバイオマス利活用」
  エネルギー学を検討している吉川学術会議会長が産総研の理事長でもあるので産総研のバイオマス研究を紹介。
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議論*******; (●はフロアから)
○コミュニケーションに必要な
共通基本概念は? (Y)
  同じ問題と知識を
共有(T)/ 同じ問題意識と全体の中の位置づけ(K)/ 目標(U)/ 農工連携+αを持つこと(S)
○エネルギー学の
出口は何か? (Y)
  
倫理観の共有(S)/現実は部分での解になるが外部性を見る目を育てる(U)/ 現段階でなし(K)/ コミュニケーションで問題を解決する方法と場の提供(T)
●現在の日本の環境エネルギー教育は明確な目標がなく、各自の専門で出口を考えよ、と言われる(佐野)
→まさにそれが問題点で、目標設定を明確にすることが必要
(U)
人間的要素の取り込みは? (Y)
  
各分野モデルをうまく伝えること(T)/transdiscipline と体系化は可能(K)社会を踏まえた検討(U)/問題解決型に(S)
バイオマスのためにエネルギー学はどう使えるか/過去の例から学べないか?(松村)
→データ上げるから評価してよ、ではなく、
議論への参加という方法が必要(T)/ これまでの学は発生した問題を解決してきた。問題を乗り越えるひとつのアプローチに。(K)/ 目標をしっかり定めること、そして柔軟に対応すること、これを教育する(U)/ バイオマス科学会議で勉強している段階(S)/ 原子力は国の主導で作られたので、社会受容性、経済、不拡散などが後追いになり、そのことが現在の問題に尾を引いている(Y)
○エネルギー学への
期待 (Y)
 
勉強の場(S)/初めて社会のあり方を学会で扱う、有益な知見を(U)人文と自然科学の考え方の相互理解だけでも大成功(K) 何ができるかを早く言えるようにしたい(T)/ エネルギー学は交流の場であり、学の創出へ向けて初の試みである (Y)

−−−−−−−− 概観/matumura−−−−−−−
今回のバイオマス科学会議も第1回と同様、1会場で行いました。全体セッションとすることにより自己の専門外分野の知見を拡げ、全体を俯瞰することを目的としてのことです。ポスター発表も前回と同様、前半に個別巡回方式で説明→、後半に自由議論の時間をとりました。
 以下、個人的な感想ですが、俯瞰を目的としたセッションで、学生の発表の場合には議論を深めるのが難しい部分がありました。また、技術に偏ったセッションになりすぎた気がします。
 「学としての進展」という意味で第1回との比較を行うと、各分野において新しい検討、知見の追加が行われていました。個人的に 一番有益だったのは「エネルギー学」のセッションで、各先生の実社会を踏まえた総合的なアプローチを実現するヒントや考え方を得ることができ、バイオマスの進路への参考になりました。
 最後に、部会幹事としてご協力いただきました皆様に感謝の意を表します。
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サイトツアー:東広島・呉周辺(1/18):
中国電力・エネルギア総合研究所
(高温高圧ガス化パイロット試験装置)、
産総研・中国センター
(バイオマス研究センター)、
王子製紙
(呉工場)、
中国木材
(製材廃材による発電
)などを見学。

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007-0701終