◆第4回バイオマス部会・研究会合同交流会
「バイオマス液体燃料をめぐる新たな動向と課題」(原料問題から走行試験まで)
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バイオマス関連x件 (報告者=松村)
[時・所]'2004.11/10 /東大弥生講堂
最初に各部会の活動紹介が行われた。次いで、2部にわけて講演会が行われた。
講演会その1. バイオマス燃料と原料供給の可能性
「バイオマス原料としての建設廃材の現状と将来の動向」/彦坂武功
建設廃材のリサイクル状況について紹介。チップをA、B、C、Dとランクに分けてマテリアルおよびサーマルリサイクル。CCAについては未対応、今後進めていく。
「十勝地方のバイオマス資源とエネルギー利用の取り組み」/田中隆
十勝地方でのバイオマス利用し、特にエタノール生産について検討を行っている。資源量についても十分な統計が得られず、地域での資源量調査をしっかりと行うことがまず必要。
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講演会その2. 液体バイオマス燃料をめぐる新たな動向
「世界バイオマス会議2004とバイオ液体燃料の動向」/斉木隆
世界ならびに国内のエタノール生産に関する動向をレビュー。リグノセルロースからのエタノール生産の研究、実証が進められている。
「バイオ燃料の現状と課題」/赤坂行男
各国でのバイオエタノール導入の動向とエタノール混合ガソリンの各種特性の説明。エタノール混合によってオクタン価は上がるが、これにあわせて車の調整を行わなければ燃費は向上しない。燃料は脱炭素の方向に移動中。
「バイオマスエタノールの燃料適用性試験について」/後藤新一
産総研で受託したガソリンへのエタノール混合の影響を確認する試験の状況について説明。輸入E3、輸入E10などを用いて排ガス、腐食などを確認。E10でアルミに影響があったがそれほど大きくない。NOxは微増、CO, CHは微減、が一般的な傾向。蒸気圧は高くなり、現在の規制に抵触する可能性あり。
「バイオマスガス化によるメタノールなど液体燃料転換技術開発」/石井宏実
噴流床ガス化でバイオマスをガス化し、メタノールを合成する2 t/dの熱的自立プラントの実証試験。粉砕をタブグラインダで1〜2 mm程度に行う。蒸気搬送で生成ガスの発熱量を高めない工夫。ガスは冷却、スクラバ洗浄の後、圧縮してメタノール合成へ。
「セルロース及びキシロース発酵性アーミング酵母の育種」/近藤昭彦
遺伝子組み替えによってセルラーゼの活性を細胞壁の表面に発現させた酵母を合成、酵母のみで加水分解を行いながらエタノール発酵を行う技術を検討。また、同様に5炭糖も発酵できるように育種。
「廃建材からのエタノール製造プロセスの開発」/奥田直之
月島機械で進めている木質系バイオマスからのエタノール合成研究の紹介。ボード用の粉砕チップを利用し、各種の不純物が発酵に及ぼす影響を確認。CCAを含めてほとんど問題がないことを確認。ただし、ラワン合板などで酢酸、プロピオン酸などが発酵阻害となるおそれあり。
「NEDO二段階反応法によるバイオディーゼル燃料製造技術の研究開発」/坂志朗
油脂をまず水熱条件で加水分解し、これを超臨界メタノールでメチルエステルとすることによって反応条件を温和とし、遊離脂肪酸にも対応。
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最後に総合討論.LCAやリスク解析の必要性を指摘する意見、国内のバイオマスを利用することを具体的に考えると困難があることを指摘する意見、セルラーゼの比活性と経済性についての議論などが行われた。
なお、次回は来年の秋から冬に、木質バイオマス利用研究会が幹事として開催される。
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---007-0411c終.
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