PELLET2002→007-0209<NEW>

                       (報告者=小澤雅之・井田民男

[時・所] 2002.9/8-12日、 Stockholm(スエーデン) 木質ペレットに関するFirst World Conference.
[主催] SVEBIO; 日本ペレットクラブも共催団体の一つ.
[参加者]  319名.34カ国.国別では、スエ-デン122、フィンランド21、デンマ-ク20、オ-ストリア16、アイルランド15;日本は8名(井田、小沢、淵端、本庄、元吉、木口、小島、北村)でした.
日本からの発表は、小島、本庄、井田
 

概況
 ペレットに関して、その重要性、市場、燃焼、輸送および製造などのテーマごとに各国から発表があり、また、各メーカから、ペレットストーブやボイラーなど展示.  欧州ではペレットの価格が上昇して、ブームになっているようです。国際市場をいかに開拓していくか、また燃焼装置開発などの提案が印象的.
 欧州におけるペレットへの関心の高さは、京都議定書やエネルギー問題なども当然ながら、市民に最も身近な「暖房」という因子も背景にあると感じられました. 日本でも木質バイオマスの一つのシンボルとしてペレットに注目され始めていますが、将来、外国勢に席巻されてしまう危惧を感じました.  今回で2度目のストック滞在ですが、街の至る所に木材がふんだんに利用されて いることが目立ちます/ozawa.


 
[紹介目次]
1.Organized Session

2.研究開発・技術セッション

3.企業展示
4.Optional ツアー(1,2,3)
5.北欧ペレット市場の状況
6.日本への導入可能性
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1.Organized Session・・・*工事中

2.研究開発・技術セッション・・・*工事中

3.企業展示/ida
スエ-デンより21社、オ-ストリア3社、デンマ-ク1社、中国1社.ペレット製造機械、製品ペレット、燃焼機、市場へのガイドなど.

4.Optinal ツアー(1,2,3)/ida
☆ペレット火力発電(コジェネ)・・・Fortum AB, Hasserlby Power Plant
4.1 1994年スエーデン、初のペレットボイラ・地域コジェネ発電所.100MW級が3基.
4.2 Wood Pellet 製造工場・・・AB Forssjo Bruk
1995年に製材所に付設、木屑をpellet可する.45000t/y.
4.3 小規模pelletボイラ熱配給システム・・・Tenhult Agri.School
Sahlin Eco Tecが石油バーナからpelletバーナへ転換200kWの800本のバーナが設置されている.
4.4 中規模pelletボイラ熱配給システム・・・Boras Energi AB
学校・住宅への熱供給.1.75MWで、2km四方へ温熱配送している.
4.5
*工事中
☆国立研究所・・・SP Swedish Natl.& Res.Inst.
  1)pellet 燃焼の基礎
  2)〃製造の基礎実験
  3)住宅pelletストーブ:人体影響、排出微粒子
  4)pelletバーナ 燃焼性能の規格化、検定
  5)pellet燃焼排煙特性

5.北欧ペレット市場の状況/ida
1994に市場が開き、2000年から急激に市場が拡大(6万→13万t/y)している.生産が足りず、カナダから北欧へペレット輸入が行われている.使い方として、冬季熱需要が多いため、夏は止める発電所が出てくる.
チップ、ペレット、おがくずの3種が出回っている.大きさ、水分、商品の重量密度、石油換算エネルギー密度比、
有効発熱量を表に示す.  貯蔵ではチップが野外、ペレットは長期用で、サイロ・周年利用向け.

 チップ        ペレット      木粉末(おがくず)
長径・短径       1cm・5cm  6-12mmφ・2cm  0.2mm-1mm
水分%    約40    約9    <8
重量密度kg/m3   300±50  600-700  200
比石油エネルギ-  10m3/m3油  2t/t油  2t/t油
出力kWh/t  2.3  4.8  4.9

ペレットの原料は 製材所オガクズが中心である.需要は、化石火力発電所のペレットボイラーへの転換と、地域熱供給システムへのペレットバーナの導入が回転軸になっている.過渡期には石炭火力に混焼率を上げて行く.ピート(泥炭)との混焼では、差が少ない.

6.日本への導入可能性
北欧における導入史では、ペレット市場の創出(1994)、火力発電からの転換、混焼が続き、1995年頃から地域熱供給システムの取組が成功した.これを参考にして日本の特性を加味しつつ、導入を検討すべき.
 日本の他の自然エネルギー導入・地域活性化との対比表を示す.

自然エネルギー種   供給エネルギー型 供給安定性    地域活性化寄与 
太陽光発電 電力         日中のみ 特になし
太陽熱利用   温水等       日中のみ 特になし
風力発電 電力 断続的 (僻地選択性)
木質バイオマス 電力+熱 ◎常時可能(貯蔵可能) ◎発展性あり

日本における木質バイオマス導入と地域活性化に2005年までになすべきことは、バイオペレット産業の創出であり、そのためには、1)森林整備(搬出可能化)、2)バイオマス発電所の開設、が必要であろう.バイオマス資源拡大の目的には、遊休資源が多い間伐材の、採取・利用可能化が、必須になる/ida.
コメント: 木質資源開発の最大ネックが林地からの搬出にある日本の現状に鑑み、ペレット化がその最適形か、には検討の余地がある.<<柴材→圧密柴→チップ化→ペレット化→脱水半炭化→炭化>>の諸段階における、日本に最適の加工度はどれか、を探索することが望ましい/sano.

−−−終(ペレット会議)

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---007-0209終.