2007年1月、バイオマス部会会長は、京都大学教授 坂 志朗様が就任されました。
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             産業技術総合研究所 中国センター 所長  横山伸也

 さて、この度日本エネルギー学会のバイオマス部会を発足するにあたりご挨拶をさせ て頂きます。

 バイオマスの研究に従事している我々にとって、バイオマスエネルギー の重要性については深く認識しており、新エネルギーとしての将来性、CO2問題への 貢献、ポスト石油化学としての役割など、バイオマスはこれから益々その特性を生かし た変換技術や社会システムへの組み込みなど大いに活躍の場を広げていかなければ ならないと考えております。しかし一方では、一般にバイオマスエネルギーに対する認 識もいま一つであることも事実であります。例えばわが国の新エネルギーの中には、 都市ゴミはゴミ発電の原料として指定されているのに、森林系バイオマスや農産廃棄 物などは新エネルギーに含まれてはいません。北欧や北米でバイオマスが新エネルギ ーとして確固たる位置を占めている状況とは大いに異なっております。米国でクリント ン大統領が西暦2010年までに、バイオマスの一次エネルギーに占める割合を現時点 での3.5%から3倍に増やそうとする政策提言を行い、その予算を議会に計上して いる状況を見ればわが国の状況とは比較にならない程です。また、京都で開催された COP3以降、途上国とのCO2削減のための連携としてクリーン開発メカニズムやCO2 の排出権取引などのいわゆるフレキシブルメカニズムの中で、バイオマスエネルギー の有効利用はこれから益々求められていくことと確信するものです。

 このような状況 を踏まえて、日本エネルギー学会として、バイオマス部会を新たに設立してバイオマス に少しでも関連のある研究やビジネスを行っている方に、積極的に部会に参加して頂 きたいとお願いする次第です。当面は年数回のサーキュラーを発行して、研究紹介や 国際会議の案内などを行いながら会員相互の親睦を図っていきたいと存じますが、将 来的にはセミナー開催や共同研究の立ち上げなど実質的な展開を視野に入れており ます。このバイオマス部会のカバーする領域はできるだけ広く、植林、エネルギー変換 (メタン発酵やアルコール発酵、熱分解、発電、ガス化、油化、炭化など)、ケミカル 生 産、有用物質への変換、バイオマスによるCO2削減、排出権取引なども含めて考えた いと思います。

 幸い、このバイオマス部会の事務局的な役割を、気鋭の研究者である東京大学大 学院工学研究科の松村幸彦先生がご担当して頂くことになっておりますので、活発な 活動が期待できると確信している次第です。是非、皆様のご理解とご参加を再度お願い する次第です。

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Last update 2000.5.3



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